あらすじ
海外育ちでデキる選手、一匹狼的存在だった松田航輝が仲間について考える「チームメイト」。 恵まれない環境をはね返しスポーツエリート校に挑んでいく公立校チームを描いた「天才なんかいないけど」。 自分たちの居場所を探して野球から転向した双子がダブルスと向き合う「ツインズ」。 天才の越え方をおしえてやると言われ飛び込んでいった岬省吾の物語「今が輝く時」。 4篇の熱い青春バドミントン・ストーリー収録した、人気シリーズ第4弾!
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バド人生は奥が深い
チームメイト・天才なんかいないけど・ツインズ・今が輝く時の4編
どれも良かったです
バド人生での生き抜く様が凄く心に響き
今の世の中だからこそみんなに読んで欲しい作品です
Posted by ブクログ
バドミントン小説の4冊目。今回は初の短編集。毎回主人公が変わる小説なので期待してたら短編なので一気に4人が主人公に。
松田が横浜湊の仲間になじんでいく様子を描いた「チームメイト」や双子ダブルスのことを描いた「ツインズ」ももちろんよかった、が、それ以上に「天才なんかいないけど」と「今が輝く時」がよかった。
「天才なんかいないけど」は水嶋の親友の静雄と拓斗の公立高校チームを率いていく過程を描いたもの。遊佐や水嶋のようなカリスマ的な存在がいない中で、過酷な環境の中地道な努力をしているところがとても共感できたし、良かった。
「今が輝く時」は、湊の周辺人物ではなくライバルであった岬くんを主人公にした短編。いつも違う視点で描かれていた本作だったが、これまで以上に違う視点で面白かった。榊とのシーンはとても笑えた。