斎藤聖美のレビュー一覧
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ネタバレ第1章 財務分析入門
p.28 在庫回転率は、ある年に何回在庫を全て売るのかを測る。数字が高いほど、会社は製品を売りさばいてて在庫を効率的に管理しているのがわかる。
第2章 ファイナンスの思考法
p.50 ファイナンスの実務家は、経済的なリターンを計測する1番優れた方法はなにかと問題意識を抱いた。会計では純利益を重視するが、いくつかの重要な問題を無視するから、ファイナンスの専門家は純利益には欠陥があると考えた。この問題き答えを見つけようとしたファイナンスの専門家は、経済的にリターンの計測にはキャッシュの方が優れていると考えようになった。キャッシュには色々ある。利払前•税引き前•減価償却前利益、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローの3つだ。そして、なぜフリーキャッシュフローが投資判断や評価決定において重要なのだろうか。
p.51 純利益のみで会社の業績を見る問題点としてさら現金と非現金費用を対象的に扱うことが挙げられる。第二に、純利益は金利支払額を差し引いているので、類似の運営をしていてと、資金調達方法が異なると比較するのが難しい。
p.54 営業キャッシュフローは、まず重要なことだが、運転資金のコストを考慮する。第二に、当期純利益から税金と金利支払額ふくむ。そして株式報酬などら減価償却外の非現金費用を最終計算に含む
p56. 運転式の影響を考えるシンプルな方法は、他の資産と同様、会社の日常業務遂行に必要な資金調達額はなるからと考えることができる。
第3章 ファイナンスを使うプレイヤーたち
p.89 ファイナンスでは、機関投資家をマネーマネージャー、アセットマネージャーなどいろんな名称で呼ぶが、広くはバイサイドと呼ぶ。ファンドには、投資信託、年金基金、政府系投資ファンドかどらいくつかの異なるタイプのものがある。
第4章 価値創出の本質
p.118 簿価は、株主が会社に投資した会計上の資本金額だ。市場価値は、金融市場が会社をいくらとら評価しているかを示すものだ。フェスブックの時間総額は5128億ドルだが、簿価ははるかに低い743億ドルでしかない。
p.126 資本コストとなる期待収益はどこから生じるのか。資本の提供者は、彼らが負うリスクはどの程度になるかを測り、そのリスクがどの程度になるかを測り、そのリスクを埋め合わせるだけのリターンを期待する。
p.133 資本コストや期待収益率を考える上で、CAPM(資本資産評価モデル)が有効である。株主がリスクに対して求める金額には2つの要素がある。ある株のリスク量、そしてそのリスクの価格だ、
第5章 価値評価のアート科学
p.154 数を買う、起業を買収する、住宅を買うら何をするにしても評価のプロセスは避けれない。提案された投資はもっともだと思えるか。いくら払うべきか。これらは基本的な質問だ。
p.155 評価でよく使われるマルチプルは、株価収益率だ。これは会社の株価を、一株あたりの利益で割った数字だ。言い換えれば、会社の株主資本の価値を純利益で割った数字だ。
p.157 マルチプルには多くの欠陥がある。マルチプルがよく使われる特徴である比較可能性、市場に基づく論理であるということが、同時に混乱を陥れる。マルチプル分析でこちらの1ドルとあちらの1ドルが同じかどうかは明らかではない。(また市場からの評価が正しいとは限らない。)
※DCFとは
・DCFは、将来の大きなお金が今の価値でどれくらいになるかを計算して、投資が本当に価値があるかを判断するための方法です。
・ステップ
- 将来もらえるお金を予測する。
- 割引率を決める。
- そのお金を今の価値に直す。
- 今の価値を全部足す。
- 初期投資を引く。
- 残ったお金がDCFの結果(NPV)。
※DCFとNPVの関係
DCFは、将来のお金を今の価値に直すための「計算方法」や「プロセス」。
NPVは、そのDCFを使って計算した「結果の数字」。
※IRRとNPVの違い
・IRR(内部収益率)とNPV(正味現在価値)は、どちらも投資の良し悪しを判断するための道具
・NPVは、投資したお金が将来どれくらい増えるかを、今の価値に直して計算したものです。例えば、100円を投資したら、1年後に120円になるかもしれないけど、その120円を「今の100円と比べてどれくらい価値があるか」を考えます。
・IRRは、その投資がどれくらいの「パーセント」で増えるかを教えてくれる数字です。つまり、その投資が「どれくらい上手くいったか」をパーセントで示すものです。
※IRRとWACC
・IRRがWACCを超えたら、その投資は良い投資だよ、という関係になっています。
・IRRは「どれくらい上手くいったか(成功度)」を示してくれる数字。
・WACCは「その成功を測る基準(合格ライン)」
第6章 資本配分
p.193 経営陣が最初に答えるべき質問は、投資するのに値する、正味現在価値(NPV)がプラスのプロジェクトがあるかどうかだ。価値を創り出すことは経営陣に課された仕事の中心だ。そして、それを、毎年毎年、資本コストをうわまり、成長しなくてはならない。
p.193 もし価値を創造するようなプロジェクトが見つかなかれば、つまりNPVがプラスとなるプロジェクトが見つからなければ、経営陣は配当や自社株買いで、キャッシュを株主に分配するべきだ。
参考:NPVの考え方 NPVとは未来の価値-現在の価値
「現在の価値に換算する」というのは、将来もらうお金が今どのくらいの価値があるかを計算することです。
例えば、今日は100円を持っていたらお菓子を買えるかもしれません。でも、もしその100円を5年後にもらうなら、そのときにはお菓子がもっと高くなっているかもしれません。だから、5年後の100円は、今の100円と同じ価値じゃないかもしれないんです。
そこで、「現在の価値に換算する」という考え方を使って、5年後の100円が今ならいくらの価値があるかを計算します。たとえば、5年後の100円は今の90円くらいの価値だと計算できるかもしれません。これを「現在の価値に換算する」と言います。
要するに、未来のお金が「今だったらどれくらいの価値があるのかな?」って考えることです。
例えば、割引率が5%で、最初に100万円を投資し、5年間で毎年20万円ずつ得られるとした場合、その未来の20万円を現在の価値に換算して、合計が最初の投資金額を上回るかどうかを確認します。これがNPVの考え方です。
p.198(コングリマリットを正当化する理由)第一は、資本コストの議論だ。「多角化を目指した買収をすれば、うちの資本コストを買収企業に適用できる。うちの資本コストは10%、買収先は15%なので、そのつち高い価値に再評価されるだろう。」しかしながら、使うべき資本コストは、その事業そのものだ。 -
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ネタバレ自分を変えていくための仕組み化、行動改善のためにヒントを得るべく読書
メモ
・変化を阻む信念のトリガー
わかったらやるよ
私は意志が強いから誘惑に負けない
今日は特別な日だ
少なくとも私は●よりマシだ
私は人の助けも仕組みも必要としない
私は疲れを知らない、熱意が消えることもない
時間はたっぷりあるさ
注意を逸らすものはない、予期せぬ出来事が起こることもない
啓示で突然自分の人生が変わる
私は永遠に変わる。二度と心配する必要ない
古い問題を取り除けば新たな問題は出てこない
努力すれば報われる
誰も私のことなんか気にしていない
変わってしまったら私は私でなくなる
自分の行動を自分で評価するだけの頭がある
・状況的リーダーシップ
部下の成熟度の変化を追う
状況に応じてしっかり適応する
状況は常に変化することを認識する
部下の成熟度に応じてリーダーシップのスタイルを調整する
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ネタバレSNSで知って興味を持ったので読んだ本。
女性に特化して書かれた本はあまりなく、一般的には男性がメインで当てはまる内容になってしまっている(これまでのビジネスの世界が男性社会なので)ことから、このような本の存在自体がありがたいと感じた。また筆者らの自分がコントロールできる範囲で現状を改善できるようなアクションをとろう、というアプローチも良かった。
女性にみられる悪癖として12個挙げられているが、複数自分に当てはまるものがあり、非常にためになった。また、ただ悪い部分を指摘するだけではなく、その悪癖はこういった良い点の裏返しだよね、といった自分の長所も改めて確認できるような記載もあり、その点もありがたかった。
自分の頑張りが空回りしてしまわないために、一読するのをおすすめしたい一冊。 -
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ネタバレ仕事において大事な心得が記載されていそうな本
メモ
・現実を正確に理解することは、良い結果を得るために絶対不可欠な基礎だ
・徹底的な事実と隠し立てをせずに透明であることを受け入れればもっとやりがいのある仕事、かけがえのない人間関係が得られる
・狭量な考え方とオープンな考え方の兆候
狭量な人は考えに異議を唱えられるのを好まない
心の広い人はなぜ反対か好奇心を持つ
狭量な人は質問より意見を言うことが多い
心の広い人は心底自分が間違っているかもしれないと考える
狭量な人は自分が理解されようとする
心の広い人はいつでも他人の目から物事を見なくてはと思っている
狭量な人は間違ってるかも知れませんが、、と言う
心の広い人は発言する時と質問する時を心得ている
狭量な人は人に話をさせない
心の広い人は人の話を聞く方に関心を持つ
狭量な人は頭の中で2つのことを考えられない
心の広い人は人の考えを頭に入れてもよく考える能力を失うことがない
狭量な人は深い意味での謙虚さにかける
心の広い人は自分が間違ってるかもしれないという強く染みついた不安感からアプローチする
・可能な限り良い人生を送るためには
何が最善の決断か知る
それをする勇気を持つ
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女性のキャリアを阻害する12の悪癖について詳細に説明されていた。この悪癖は、今までのキャリアではプラスに働いていたかもしれないが、ある時点からはキャリアが行き詰まる要因になるとのこと。
自分も当てはまる悪癖がいくつかあったが、それらは悪癖である自覚はなかったので、この本から新しい視点を得ることができた。これからの行動を変えるきっかけになる本。
悪癖1 自分の実績をきちんと言わない
悪癖2 あなたの仕事ぶりを他の人が自然に気づいて報いてくれると期待する
悪癖3 専門性を過大評価する
悪癖4 人間関係を築くだけで活用しない
悪癖5 初日から協力者を得ようとしない
悪癖6 キャリアより仕事を優先する
悪癖7 完璧主義の罠に陥る
悪癖8 喜ばせたい病
悪癖9 矮小化する
悪癖10 やりすぎる
悪癖11 反芻する
悪癖12 自分のレーダーで注意散漫になってしまう
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ネタバレ良著との話を何かで目にして、ファイナンスの振り返り、実務への接続強化を目指すべく読書。
お金に関わるさまざまなステークホルダー関係性、インセンティブ、リアルの一端、全体感を学べる良著。
メモ
・銀行はスプレッドビジネス。短期資本を長期資本に変える、信用供与の部分が価値部分。資産と負債のミスマッチ、高いレバゆえミスが許されない。資産の質に疑念を持たれてしまうと、資金が逆回転して破綻につながる。
・価値を創出する方法
資本コストに勝つこと
長年にわたって資本コストに勝つこと
成長を通じて利益を高いレートで再投資すること
・WACCを使う際の過ち
一つの資本コストをすべての投資に利用する
もっと債務を利用してWACCを下げる
WACCを勝手に応用する(資本コストを対象資産で決まることを忘れる)
・バリュエーションのミス
インセンティブを無視する(関係者インセンティブの存在)
シナジー誇張し、統合コストを無視する
資本集約度を過小評価する(成長に必要な設備投資を過小評価する)
・実務家は永続価値の全体に対する依存度を常に意識する。事業売却の部分を重要視する。
・資本配分の過ち
意思決定を遅らせる(アクティビストリスクも)
自社株買いで価値創出
手っ取り早い買収を優先する
楽だからという理由で自社株買い選好する
現金再投資して大きな事業構築を好む
短期投資株主を満足するため過剰現金分配する
・ファイナンスは本質的にプリンシパルエージェントの問題、所有と経営の分離といった近代資本主義の根深い問題を解決しようとするもの。 -
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何をどうするかに気を取られて、何をすべきかを決めるのは誰の責任かというもっと重要な質問をなおざりにする人がよくいる。それは逆だ。何をできる人が必要か、担当させる人がどういう人か知っていれば、仕事がどう進むかはしっかり描ける。
(引用)PRINCIPLES 人生と仕事の原則、著者:レイ・ダリオ、訳者:斎藤聖美、日本経済新聞社、2019年、429
新型コロナウイルスの感染拡大で、当代最高の投資家であり、フェジファンドのブリッジウォーター・アソシエイツの創業者レイ・ダリオ氏の発言が世界的に注目を集めている。
その発言とは、レイ・ダリオ氏がインターネット番組で「新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から世界経済が立ち直るには3年から5年の期間が必要」との見解を示したことだ。
私は、レイ・ダリオの言葉には、信憑性が高いことを知っている。なぜなら、以前、私は、レイ・ダリオ氏の「PRINCIPLES」を読み、彼の人生と仕事の原則を学んだからだ。レイ・ダリオ氏は、結論を導く際、過去の実績を見て体系的に信頼性を評価するなど、エビデンスの積み上がりを重視するなどし、なぜ、その意見に達したのかを理解するという。改めて、私は、レイ・ダリオ氏の本を読み返してみることとした。
レイ・ダリオ氏の示す原理原則は、人生の原則が5つの柱、仕事の原則が16の柱から成り立っている。これらの原則は、なにも特異なものではない。人間としてどうあるべきか、また、さらに仕事で組織が発展していくにはどのようにしていくかということを、自らの経験から原則(Principle)として纏めたものだ。
例えばたくさん努力して、上手に失敗することの大切さを説く。大胆な目標、失敗、原則を学ぶ、改善する、そしてさらに大胆な目標へ向かうといった、上向きのループを築き上げていくことこそが、まさに成功の秘訣だとレイ・ダリオ氏は言う。
このレイ・ダリオ氏の失敗するということに触れ、私は、松下幸之助氏の次の名言を思い出した。
「失敗することを恐れることよりも、真剣でないことを恐れたい。」
失敗することから学ぶことは多い。失敗することを恐れるということは、チャレンジを恐れることである。それよりも、チャレンジし、失敗し、反省し、次の目標に進むというプロセスが大切であるということは、私も同感だ。
レイ・ダリオ氏は、経営という部分では冷徹さも見せる。企業を利益を生むマシンとらえ、働く人達もマシンの一部として動くマシンと捉える。例えば、みんなから好かれているが能力のない人に辞めてもらうか、みんなから好かれているが能力のない人を会社に残し目標を達成しないかという選択は、どの世界にも存在することだろ。その解に、レイ・ダリオ氏は、「この課題に選択の余地はなく、卓越性の追求を選ばざるを得ない」とズバッと言っているところが気持ちいい。
良い組織には、良い人材と良いカルチャーがある。良い人材がいれば、冒頭に記したとおり、仕事の進め方が描ける。このことは、どの組織にも通用することだろう。最終的に良い組織をつくるためには、Principlsが必要だ。
本の中央には、人生の原則、仕事の原則の要約と見出しが箇条書きになって纏まっている。私は、このページを小さくコピーして、ホッチキスで1冊の本のようにして、手帳に挟み込んでみた。これは、レイ・ダリオ氏の経験がつまった貴重な教えだ。
この教えを胸に、これからの人生、そして仕事のすすめ方について、Principlsを大切にしながら生きようと、改めて思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレブリッジウォーター社を設立、世界で影響力を持つ100人にも選ばれた著者レイ・ダリオが書いた人生の原則と仕事の原則の本。
前半は時系列に沿った著者の人生の振り返り、第2章で人生の原則、3章で仕事の原則を書いている。
第2章は著者個人が考えた人生の原則を書いてあるが、徹底的にオープンになること、オープンになった上でフィードバックを元に更に進化する事の重要性を書いている。
似たような本で、オープンになる事の重要性を書いてある本はあまりないかなと個人的には感じた。
仕事の原則の章でも書いてあるが、著者の会社起業人生になぞらえた原則が書いてあるので、参考になると思う。
ただ、少し冗長なので、時間があるときにゆっくり読むべきかと思う。