【感想・ネタバレ】トリガー 自分を変えるコーチングの極意のレビュー

あらすじ

◆ 肥満、喫煙、朝寝坊、先延ばし、短気……。こうした悪弊や悪習慣を直すにはどうすればよいか。GEやグーグル、ゴールドマンサックスなどの名経営者たちを指導してきた名実ともにナンバーワンのエグゼクティブ・コーチである著者が、単に意思力に訴えるのではなく、自らに適切な問いかけをすることで自然と行動が動機付けられる「アクティブ・クエスチョン」――セルフ・コーチングの極意を伝授する。

◆ トリガー(引き金)となる「アクティブ・クエスチョン」とは、以下のようなもの。
×「今日は何キロ走ったか」 ⇒ ◎「今日は走ろうとしたか」
×「どのくらいお酒を飲んだか」 ⇒ ◎「お酒を控えようとしたか」
×「部下を褒めたか」 ⇒ ◎「部下を褒めようと考えたか」

◆ その鍵は、「自らの状態」ではなく「自らの行動」を問うことにある。状態を問うと、できなかった自分を責めて辛く苦しい思いをし「もう無理! 」と叫びたくなるが、行動を問うことで、本当にそうしたいのかどうか、自分の動機そのものを確認することができる。本書では、どんな思い込みがそうさせてしまうのか、そのうえで、アクティブ・クエスチョンをどう組み立てればよいか、さらには、自身の動機をどう定着させるかなどについて、豊富な事例やエピソードを交えて紹介する。

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Posted by ブクログ

セルフコーチングの事例、環境と意識の相関。
一般的なセルフコーチングの本との違いは、本書自体がコーチ役となって日々の自己啓発の一助となる点だと思う。
内容は素晴らしいと思うが、自己啓発要素が強いので期待していた内容ではなかったが、セルフコーチングとして機能的かつ実用的だと思う。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

【自分を変えるトリガー】
A.行動を改善する上で、効果的なのが「能動的な質問」である。「あなたには明確な目標がありますか?」といった受け身の質問ではなく、「明確な目標を立てるために、あなたは最大限の努力をしましたか?」と能動的に問うことで、どこで努力し、何を変えればよいかが見えてくる。

B.「環境」が私たちをコントロールしている私たちは、「環境」が私たちの行動を決めていることに気づかないまま人生を送っている。渋滞した高速道路で、イライラしてキレることがある。それは、乱暴なドライバーに囲まれた状態がトリガーとなり、私たちの行動を一時的に変えてしまうからだ。人は環境の容赦なき力の犠牲になることがある。

C.私たちは環境とうまくやっていると思っているが、実は戦っている。環境をコントロールしているつもりだが、実際には環境が私たちをコントロールしているのだ。

D.どの組織も、「あなたには明確な目標がありますか?」といった“受け身”の質問をする。なぜ受け身かといえば、彼らに対して何がなされたかを考えるようにできていて、彼らが自分のために何をしているかを尋ねないからだ。受け身の質問を受けると、たいてい「環境」のせいにする。「あなたには明確な目標がありますか?」と尋ねられて「いいえ」と答える時、社員は「上司が決断しないから」「会社は毎月戦略を変更するから」などと外的な要因のせいにする。「私がいけない」と言うことはほとんどない。

E.仕組みがなければ、私たちは改善しない」ということだ。1 日の中に仕組みを組み入れるのは、規則性がなく手におえない環境を制御可能にする方法だ。買い物リストを作れば、支出に仕組みができる。必要なものを買うことを思い出し、不要なものを買うのを避けられる。毎週何キロ走ったか記録することは、予測のつかない人生の一部をコントロールする仕組みだ。仕組みが私たちを手助けする。日課の質問は、仕組みである。「私は最大限努力したか?」という質問に毎日必ず答えることで、
私たちの人生に欠けていた厳しさ、自己規律を植え付けることができる。     

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2016年05月03日

Posted by ブクログ

習慣をかえることで、自己変革を促す。
そんなに難しい事はのっておらず、世界中でコーチングの実績を持つ筆者の経験が多く紹介されている。

分かっていることが多いが、当然、実践できていないことが多く、身につまされる。
「日課の質問」なども、決して難しい事ではないが、これを毎日続けるのはなかなか習慣づけが難しい。
私は、スマホの習慣アプリに入れて、毎日見るようにしているが、それでもそもそもアプリを開くことを忘れてしまう。

それでも続けるしかないのだろう。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

エグゼクティブの人は、もともと金持ちだから心が穏やかで結果人間ができているのでエグゼクティブなのだ、と思っていたけど、そうでもないというのがわかってよかった。

大きな違いは、主には職場の対人関係の改善に、会社がコーチをつけてくれること。なんてうらやましい。

ただ、この本でこうやるといいよ、というのは教えてくれているのでやってみる。

エグゼクティブポジションでも対家族で問題があったり「家族に対してはプロフェッショナルではなくアマチュアでいいのか?」とか、ぐさり。

私も「本当の自分はダメ人間なので、家族には本当の自分であるダメ人間であることを許してもらいたい」と思っていた。
が、ダメ人間であることで周囲を傷つける関係を今後も続けるのか?考えてそれはやめようと思った。

誰も乗っていない舟がぶつかって文句を言う例えも秀逸。

あるイギリス企業の、移民出身の出世頭の人は、職場で折り合いが悪い相手を「人種差別をしてくるから」と思い込んで戦っていたつもりだったけど、実はそいつはただ誰にでもクソ野郎なだけで、そいつとの関係が悪いせいでほかのよいところも見えなくなってる状況という人。
私もこれに近いことが多いので反省。

問題を認識して、実行者としての自分を当てにせず、計画が実行できるような点数制のチェックリストをつけていく。やってみよう。

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2025年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分を変えていくための仕組み化、行動改善のためにヒントを得るべく読書

メモ
・変化を阻む信念のトリガー
  わかったらやるよ
  私は意志が強いから誘惑に負けない
  今日は特別な日だ
  少なくとも私は●よりマシだ
  私は人の助けも仕組みも必要としない
  私は疲れを知らない、熱意が消えることもない
  時間はたっぷりあるさ
  注意を逸らすものはない、予期せぬ出来事が起こることもない
  啓示で突然自分の人生が変わる
  私は永遠に変わる。二度と心配する必要ない
  古い問題を取り除けば新たな問題は出てこない
  努力すれば報われる
  誰も私のことなんか気にしていない
  変わってしまったら私は私でなくなる
  自分の行動を自分で評価するだけの頭がある

・状況的リーダーシップ
  部下の成熟度の変化を追う
  状況に応じてしっかり適応する
  状況は常に変化することを認識する
  部下の成熟度に応じてリーダーシップのスタイルを調整する

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の行動が環境というトリガーにいかに支配されているか。そのことを認識し、日課の質問として「私は○○することに最大限努力したか?」を問い、点数化し、その日のスコアをコーチに報告する。その仕組みが行動を改善させるであろうことは至極納得がいった。ただ、本気で取り組むだろうかと考えると甘えに流されてしまう自分を許していることが分かる。
16-40

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2016年03月06日

Posted by ブクログ

もう自己啓発系は読む時間を取らないと決めていたのですが、
この本は読む必要性が出てきたので、ささーっとナナメ読み。
某読書ガイドを入手していたおかげで、ある程度本の中身は理解できていたので、大変助かりました。

人は努力とか意志の力では変われない、と著者は言います。
さらに、環境要因(トリガー)に多大な影響を受け、
望ましくない行動を起こしてしまう。
そんな時に役立つのが、「~しようと最大限努力したか?」という能動的な自問自答の問いかけ。
それを毎日やって仕組化する。
そんなポジティブなトリガーを作ってあげることで、人は劇的に変わるはずだ、ということみたいです。
(ナナメ読みなので、間違っていたら、ごめんなさい。)

正直、自分の興味のある分野ではないけど、まずはやってみましょう、ということで、
実際にちょっとしたツールを使って実証実験中です。
果たして、効果はあるのか??

著者は経営者向けのコーチを数多く経験してきている有名なコーチらしく、
セルフ・コーチングとかに興味のある人は、相性が良いかもしれないですね。

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2020年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最大限の努力をしたかという質問にする。
頻度多めに、定期的に、人に訊いてもらう。
しんどい。効くけれど。

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2019年04月16日

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