白央篤司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
年明けに、これからはもっと古典を読もうと決意し、とある本に挑戦しはじめてから、早3か月……。
うーん、正直、進んでいない。
面白くなくは、ない、のですが、本を開くまでのハードルが高くて、ここのところはすっかり停滞気味。
少し気分を変えたくて、去年から気になっていたこちらの新書を購入しました。
本書は、日本の郷土食やローカルフードをメインテーマに活動するフードライターの著者による、「自炊」をテーマにした一冊。
自分で買い物に行って献立が決められる、お財布と相談しつつ食材の質を考えながら買い物ができる、買ったものと家にあるものを組み合わせて料理が作れる、その中で栄養のバランスも考えられる。
これらの能力を総合しながら料理を作り食べ続けていく力を、本書では「自炊力」と名付け、あまり無理せず気負わずにやろうよ、というスタンスで様々な提案がされています。
個人的に新鮮だったのが、料理を「生活の一部」として捉える本書の視点で、特に読み応えがあったのが、スープ作家の有賀薫さんと著者の対談の章。
【以下、引用】
有賀:本当に今の人たちは疲れている。鍋どころか、買い物するのもつらい人もいる。単なる肉体的な疲労だけではなく、「ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーが大きすぎるのではないでしょうか。冷凍食品や外食への罪悪感を持っている真面目な人ほど、料理から目を背けたくなるのかもしれない。
白央:そういう罪悪感って、毎日親が料理を作っていた家庭の子ほど強いように感じています。世代的には現在30歳ぐらいから上、それもやっぱり女性が強く感じていますよね。この世代は専業主婦の母親が多かった最後の世代ではないでしょうか。
有賀:(中略)そもそも生き方が母親とは違うのだから、食事に対する考え方も変えていくべきですよね。罪悪感どころか、忙しい人ほどレトルト、冷凍食品などを柔軟に取り入れた方が、栄養のバランスはとりやすいと思います。
【引用ここまで】
料理にかける時間も腕もさほど持ち合わせていない私なのですが、食べることと料理すること自体は好きなので、レシピ本は家にたくさんあるんですよね。
だけど、当たり前なのですが、レシピ本って料理の本なので「いかに料理するか」ということは書かれていても、「いかにしないか」ということは書かれていない。
そうすると、程よい力の抜き方がわからず、
時間があるとき → レシピ本を見てしっかり料理。まずまずうまくできる。
時間がないとき → 外食か惣菜を買って帰る。
の両極端になって。
「冷蔵庫にあるもので、ささっと軽く作って食べる」ということがずっと苦手で、それがまたコンプレックスだったわけです。
ああ、そうか、自炊って、ほどほどの力でバランスをとり続けていくことなんだな。
自炊って、生きていくことに良く似ている、というか生きていくことそのものだな、と納得しつつ読み終えた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
表紙を見ると絵の絵本っぽいじゃない。
開いたら各都道府県のおかずが写真で紹介されている。
気付いた限りのブク友さんの県のおかずと面白かったおかずをあげてみた。
北海道 ホッケ焼き(好き!)
山形県 菊の酢のもの(これだけはどうしても食べられない…春菊は克服したんだけど…)
茨城県 レンコンのきんぴら(好き!)
栃木県 かんぴょうの玉子とじ(食べたことない)
神奈川 かまぼこ(かまぼこ!)
富山県 よごし(“よごしの中のよごし”字面だけ見ると泥だらけっぽく思っちゃう)
福井県 たくあんの煮たの(〜の煮たの、〜炊いたん。可愛い)
長野県 コイ料理(食べたことある!骨が多い!)
静岡県 とろろ汁(痒くなるけどおいしい)
愛知県 八丁味噌を使った料理(まさかの調味料)
大阪府 ハモの料理(この間食べた!)
兵庫県 明石タコの煮もの(美味しそう)
香川県 まんばのけんちゃん(誰⁉︎)
皆さんの都道府県ではそれぞれおかずによく食べてるの?
我が栃木県のは初めて見たよ。
でもかんぴょうのお味噌汁の玉子とじは食べるなぁ……まさか、これ?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
ところでまたまた全然関係ない話。
死んだおばあちゃんの手作りズボンをパジャマにしてるんだけど、お尻の部分が裂けた!笑
ビリって!ビリって!笑
生地は裂けてなかったから明日縫おう笑
初めてズボンのお尻が裂けた笑
おばあちゃん私に何伝えたかったの?笑
ダメだめっちゃウケる!
今?ズボンのお尻裂けたままよ!笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ白央さんの本を探してて発見。コミックエッセイで分かりやすく白央さんの自炊力説が紹介されてる。料理が苦手な人の話はそう自称してる友達もこうなのかなーと思った。レパートリーがないっていつも言うけど、これだけネットでも簡単メニューが紹介されてんだから真似して作ればいいじゃんと思ってたけど、そういうのをする気になれないほど苦手なのかもしれないと。正直私も昔の方が凝ったメニュー作ってたもんな。レシピもこれ以上増やさなくていいかもと思っている。後半の家族での会話が増えるというか、家族で協力してご飯を作ったり、おいしいと言い合うというのはほんとにいい家族だなーと思った。世の中こんな家族だけになれば、悩む子どももいなくなるよなー。
-
Posted by ブクログ
サブタイトルから推して知るべし、料理や食生活に関する思い込みや呪縛から逃れて楽にやりましょうよ的なことを書いている。いわゆる、冷凍食品やできあいのものも上手に取り入れ、上手に手を抜きながらやっていいんじゃないというようなお話。
白央さんもそれで楽になったと書いてはいるけど、まあ、あえて自分をそっちのモードにもっていこうとしてもいるんだろうなという感じ。白央さんご自身の「こうあるべき」だったものが、私にとってはだいぶきつい縛りだったのでびっくり。
ふんわりとした感覚だけど、女性にとっての「こうあるべき」は外圧的で、男性にとってのそれは内圧的な、自分が自分に課した縛りって感じがする。 -
Posted by ブクログ
まあ、たしかにあれもだめこれもだめと言い出したらキリがないけど。。
でも、自分は電子レンジとインスタント食品と冷凍食品は多用したくないな。
現代人は塩分とりすぎで、カルシウムと食物繊維不足だから牛乳やチーズとれっていうのも短絡的な気がするし。
そもそもカルシウムは十分とれているが乳製品の過剰摂取によってマグネシウムや鉄分の吸収が阻害されているという話も聞くし。
味噌汁に魚缶やケチャップは新鮮。甘酒もおいしそう。
レシピ本よりテレビを見てみる、たしかに納得。食材の切り方、盛り付け方や皿の選び方なども。きつね色ってどんな色か、とかも。音も注意して聞く。
何かを学ぶというのはやる気・経済力・時間が3つそろって初めて成立する。たしかに。。
そして手作り信仰、女性は料理が好きで上手なのが当たり前、という偏見。欧米ではたしかにお弁当はリンゴとパンとか、サンドイッチとか、質素なものだった。今は働く女性も多いし、男性で料理する人も多いし、いろんな生き方やライフスタイルがある。
なすそうめん(合いびき肉と炒めて麺つゆで軽く煮て、ぶっかけそうめんに)おいしそう。唐辛子と油揚げでもOK
”「土鍋でごはんを炊く→自分ではできるはずないという強い思い込み→いざやってみたら、できた」という経験が、料理における自信をものすごくアップしてくれたということです。”
→これはわかる。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレインスタントラーメンを炊くときに冷蔵庫にある野菜を切って(面倒くさければハサミで切ってでも、手でちぎってでも)入れましょう。とか
コンビニで弁当を買う時、サラダかフルーツを足してみましょう。とか
これを自炊と呼んでいいのか!?でも…そう、俺もこうやってん。今でこそ「こんなことまで書かないとアカんのか」とエラそうに言えても、肉を焼けば焦がし、たまねぎは剝き加減がわからず、なんにでも醤油入れたら美味くなると思っていたし、じゃが芋は野菜やと思っていたし…。
俺がそうだったからかもしれないが、この本を必要としている…ひょっとしてもっと基礎的な家事(いや、生活スキル)を教える教本を必要としている人はかなりの数いると思う。家庭科の教科書を読みなおすだけでも、随分違うのだが、そんなこと頭に浮かばない人は世の中結構いるはず。
魚をおろせと言われたアイドルがおろし金を手に持った…それを笑い話にする時代じゃないんだよ。上から目線で「だから若いヤツは」じゃなく、ちゃんと教えてあげないといけない。三枚におろせなくても、スーパーに切り身が売っているし、それでも十分料理は出来るってことを。