あらすじ
「朝ご飯、食べたばっかりなのに、もう夜ご飯の心配してる…」
「体調の悪い日くらい、誰かの作ったご飯を食べたい…」
1日3食、家族のご飯を作り続ける日々にもう限界!
イラストレーターのアベナオミさんは、中1の長男、小1の次男、年少の長女の3児のママ。毎日仕事に追われながら休む間もなく家族5人分のごはん作りが待っている。
料理と一言でいっても材料の買い出し→仕分けして収納→献立を考えて調理→余った食材の保存→食器の片付けまで、と重労働。もうママ一人じゃ頑張れない…。
本書は、パパや子どもたちの自炊力を上げると共に、頑張り過ぎてしまうママの心に潜む「料理=愛情」という思い込みをはがし、日々のごはん作りから家族のカタチを見つめ直すコミックエッセイです。
日々の料理作りを抱えてしまう気持ちをおろし、共に生活する家族みんなの自炊力を上げてみませんか? それは料理を作る以前の、小さな一歩から始まります。
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Posted by ブクログ
たまたま見かけた本だけど、料理に対してネガティブになっている人、家族が料理しない人に対して寄り添ってくれる漫画だった。
そうなんだよ、料理って毎日の事だから疲れるんだよ…!
内容はフードライターの白央篤司氏が著者達主婦の悩みを解決に導くもの。
アベナオミさんの絵柄は可愛くてほっこり。
読み進めていくうちに、自分の中では料理に関しての固定観念が強かったんだなぁ、と新しい気づきを得た。
また、夫が料理しない(できない)、自分が料理するのが苦手だけど作らざるをえない…現代社会を生き抜く上で多くの家庭がぶち当たる壁ではなかろうか。
その悩みに対し、ヒアリングしながら「こうしていくといいかも?」「こんなふうにステップアップしていこう」と優しく寄り添ってくれる。
絶対に相手を否定せず、的確にアドバイスをくれる様は見ていてなんだか安心する。ビシッと言われるより受け入れやすかった。
個人的に刺さったのは、「そもそも家族はイーブン。母親が毎日何も言わずに食事を作ってくれる。つい当たり前すぎて感謝を忘れがち。本当なら『いつも作ってくれてありがとう』って毎日言ってもいいくらい」と作中で述べているシーン。
不覚にもジーンときてしまった。
作る側である今、食べてくれて嬉しいなと思う気持ちは大きい。
でもやっぱり「ありがとう」と直接言われると嬉しいよなぁ。
同時に自分は幼少期から今に至るまで、料理を作ってくれた人に常に感謝をしていただろうか…と猛省した。
やってもらう事って全部当たり前じゃないよね。
少なくとも自分の中で自炊のハードルがものすごく高くなっていたことに気づき、少し肩の力が抜けた。
手巻き寿司パーティとかサンドイッチとかうどんとか、手軽に食べられるものから日々の食卓に取り入れていきたい。
Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチで広告を見た奥さんの提案で購入。
妻側の言い分が奥さんの言いたいことを代弁してくれているようで。登場する夫さんたちが、料理のできないと自分と重なりすぎて笑ってしまった。奥さんからは、泣くところでしょうと言われたが。
料理を作るができないなら、買い物をする、チョいたしなど、●●だけつくる、などハードルを下げたらなんとかなるかも!?
Posted by ブクログ
毎日5人分の料理をするのが辛い…から、夫に自炊力をつけてもらうにはどうするか?の本。
自分は料理が苦手タイプ。。
なので、料理が辛い気持ちも、自炊のハードルの高さもどっちもめっちゃ共感したw
料理の辛みは、特に、食費のこと考えないといけないとか、栄養足りてる?の不安とか、今日何作ろうとかが大変さとかに共感した。。
自炊力のハードルの高さ、確かに、作り始めるよりその前にあるかもって気づけた。
献立考えるのも、買い物するのも、選択肢が!!多い!!!
なので、コンビニで買う力を育てるっていうのは、なるほど〜っとなった。主食、主菜、副菜をコンビニで考えて揃える。
あと、ご飯を炊くっていうのも確かに。鍋で炊いたとことはないけど。。。ご飯さえ炊けば、あとは惣菜とレトルト味噌汁あれば立派な食事って書いてあって、めっちゃハードル下がる〜ってなった。
自炊のハードルがぐっと下がったな。
食べ物はくすりじゃないって言葉も良かった。
各家庭の工夫も良かった。(自由お茶漬け大会とか、週2〜3は味噌汁を作ってもらうとか)
今は、夫がメインで料理をしてくれているけど、
料理から離れることで自炊のハードルがどんどん上がる。
ワンオペ時の心の負担が辛いので、味噌汁は担当しようとか、日々ちょっとずつ自分の自炊のハードル下げていきたいなって思った。
Posted by ブクログ
女性が外で働くのが当たり前の時代になっても、やはり家事育児は女性が主体になっているケースはものすごく多いと思う。自分自身も、職場の既婚女性に、「今日はごはん作ってきたの?」とか聞くし、「夫が作る」と聞くと、「えらいねー」「助かるねー」と言ってしまう。
染み付いた意識を変えるのはなかなか難しい。
本書では、毎日の料理作りに悩む女性が、フードライターの白央篤司さんのアドバイスをもらいながら、自分と家族の意識改革をし、自炊力をあげていくもの。
なかなかこんな風にスムーズにはいかないとは思うが、でも踏み出さなければ始まらない。
病気や災害はいつ襲ってくるか分からないのだから、各々自分自身のために自炊力をあげるのは絶対大事なのでは。料理をしない、苦手意識のある方にはおすすめしたい一冊だ。
Posted by ブクログ
白央さんの本を探してて発見。コミックエッセイで分かりやすく白央さんの自炊力説が紹介されてる。料理が苦手な人の話はそう自称してる友達もこうなのかなーと思った。レパートリーがないっていつも言うけど、これだけネットでも簡単メニューが紹介されてんだから真似して作ればいいじゃんと思ってたけど、そういうのをする気になれないほど苦手なのかもしれないと。正直私も昔の方が凝ったメニュー作ってたもんな。レシピもこれ以上増やさなくていいかもと思っている。後半の家族での会話が増えるというか、家族で協力してご飯を作ったり、おいしいと言い合うというのはほんとにいい家族だなーと思った。世の中こんな家族だけになれば、悩む子どももいなくなるよなー。