紛れもなくお気に入りの1冊になった。
前回のレビューで綾小路に目つける動機がみんな似てると言ったが撤回する。
冒頭で明きらかになった坂柳の動機には胸が熱くなり込み上げてくるものがあった。試験始まるまでは平田の男の涙の回以外はやや惰性で読んでいたが終盤の試験は駆け引きがあって久々に没入できた。
特にチェスの緊張感が良かった。坂柳有栖が特に好きになった。以下この巻の軽いネタバレになるが、本巻の坂柳のラストシーンは、綾小路の過去を見ているからこその思いやりある言動だったのであり恋愛的意味では無いはず。このシーンで涙出た。