篠森ゆりこのレビュー一覧

  • ハウスキーピング

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    ネタバレ

    ハウスキーピング=家を維持すること
    家という言葉にはもちろん、家族、家系も含まれる…

    大きな湖のそばの一軒の家
    湖に落ちた列車の車掌だった祖父。病気でなくなった祖母。湖に車ごと飛び込んだ母。流れの労働者になった叔母。ルースとルーシー

    聖書の引用。耳馴れない言葉。長いワンセンテンス。
    とても美しい英語の小説と言われていますが、読むには味わう余裕が必要かも。

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    2018年06月11日
  • 独りでいるより優しくて

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    急速に発展する中国と豊かなアメリカの二つの大国を舞台に、ある事件に関わった3人は、それぞれ孤独であることを選ぶ。
    どこまで行っても、3人はずっと事件に縛られているが、事件にあった女性の21年後の死により、彼らは少しずつ変わっていく。
    でもやっぱり、事件から完全に逃れることはできないのではないか。
    誰には決して嘘がつけず、誰には嘘がつけるのか、難しい。

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    2016年01月29日
  • 独りでいるより優しくて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんとも不思議な読後感があった。話はある女性の服毒による死から始まる。それに関わる三人の男女が21年に亘り、その事件を引きづり、人生の舞台から降りて自分の人生を謳歌することを回避し、孤独であることを選びとって生きている。
    その3人の人生も女性の死によって変化が起き、”独りでいるより優しい”方へと流れてゆく。
    作者の巧みな心理描写が主人公たちの猜疑心や悲しみ、孤独を描き出し、服毒事件というスリリングな設定であるにもかかわらず、人の心の葛藤を説得的に描いている。読み始めると手放すことができない魅力を持っている。

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    2015年11月02日