川崎草志のレビュー一覧

  • 長い腕

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    著者の経歴が、元IT企業に勤めていた、というのが変わっていたので読んでみました。お話自体はまあおもしろかったのですが、ところどころ無理があるような気がしました。

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    2018年08月15日
  • 長い腕

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    第21回(2001年) 横溝正史ミステリ大賞受賞
    ゲーム業界のことが非常に詳しく描かれていて、話の筋に深くかかわらない部分がちょっと多い感じがしました。一方で、古い日本家屋についての部分はとても興味深かったです。思っていたより面白みに欠ける部分もありましたが、色んな意味でミステリー小説な感じでした。

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    2017年12月03日
  • 弔い花 長い腕III

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    ネタバレ

    近江敬二郎が仕掛けた呪いが、現代で出版物として世に知れ渡り、SNSで炎上するとは、仕掛けた近江敬二郎もあの世で驚いてるんではないでしょうか。
    そんな隔世の感を禁じ得ない世になっても生き続ける近江敬二郎の技術と怨念。二作目では影を潜めた感じがありましたが、最終作にして身体の芯から冷えるような恐ろしさを再度味わえて大変満足いたしました。

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    2017年11月21日
  • 呪い唄 長い腕II

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    シリーズ二作目。
    描かれるのは、「呪い唄」とある通り、かごめかごめのわらべ歌に込められた呪いについて。
    江戸時代と現代を交互に描きながら徐々に明らかとなる、かごめかごめの呪い。
    一巻では近江敬次郎の時代をも超える怨念の深さに得も言われぬ恐ろしさを感じたのですが、本作はホラーというよりミステリ要素が強く、一巻のような不気味さは影を潜めてしまったのが惜しい。
    でも、楽しかったので完結編となる三巻も読みたいと思います。

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    2018年08月04日
  • 長い腕

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    ストーリーの世界観に入り込める作品。
    「歪み」がもたらす事件に伏線が張られているのですが、その伏線が回収しきれない「消化不良」感があります。
    風呂敷を広げて過ぎているが、その風呂敷から出てくるネタは食いつきたいコンテンツなのでそれが楽しみでもあります。
    私は主人公の汐路に私は感情移入できませんでした。
    冷静かと思えば感情的、執着がなくクールなのに執着を見せたりと、彼女の人格が決まっていない感がある。

    彼女の上司である石丸圭一の絡み方を見ていると彼がキーマンになってくるのか…?
    先が気になります。

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    2017年09月02日
  • 誘神

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    オカルト的な要素と進化論、相容れないだろうものが、どこかで繋がっている。そしてこれは始まりの物語。
    あらすじ(背表紙より)
    死者の魂を送る「ツゲサン」を父から継いだ柊一。一方、柊一の近くの集落に住む誠は、地区の神社のご神体にまつわる不思議な話を耳にしていた。その頃、沙織は、感染症の疑い例により空港で足止めされた父に気を揉んでいた。そんな3人の人生に東南アジアで発生した脅威の感染症が影を落とす―。彼らの前に突然現れた安曇は、忍びよる脅威に一つの仮説を立てた。それは人類の進化の先にある絶望的な未来だった…。

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    2017年08月28日
  • 長い腕

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    テーマは歪み。バラバラだった全ての事象が一つへ収束していくように情報を散りばめる技術は、東野圭吾の劣化版のような感じ。東野圭吾が別次元にいるのだが。家屋の微妙な歪みが住人にストレスを与え続けてキチガイをつくる。先祖代々まで祟るを顕現。ゲーム会社での一幕が専門的過ぎていらないかなー。あまり興味もないし、本筋に然程エフェクトしてる感じではなかった。西優司をもっと描かないと!八つ墓村の気持ち悪い感じが欲しくなっちゃう。

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    2017年01月08日
  • 弔い花 長い腕III

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    長い腕三部作これでやっと完結。
    これはまとめて読まないと駄目ですね・・・。
    こう年月があき過ぎると覚えてないし(笑)

    で、内容ですが、相変わらずよく出来てます。
    ただ2作目も含め1作目の面白さには届かないのが
    残念なところ。
    今回更に残念なのは、登場人物全てに元気がナイ。
    主人公始め、鍵を握る人達に生気がなく、
    たんたんと物語が進み終わっていく。
    あっさりしすぎじゃあるまいか・・・???

    しかしまぁ全ての謎をきれいに解明した
    終らせ方は無理もなくよかったかなぁと思います。

    この巻だけだとなんとなく3つぐらいかなぁと
    思いましたが、3部作トータル的に考えると星4つの
    作品です。
    面白かった

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    2016年03月03日
  • 長い腕

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    ネタバレ

    歪みがある部屋にいると視覚情報との差異で三半規管に狂いが生じるという話は聞いたことがあります。
    歪みがある家で長年暮らしていたら精神的におかしくなることもあり得る話に思えます。
    この結果を望んで敬次郎が早瀬という地域に仕掛けを施したのか、西家の人がどれだけ病んでいたのか分かりませんが、兎も角、執念深くて気味が悪い作品でした。
    そういえば、汐路の同僚が自殺した件は早瀬の事件と関連あったのか結論が出てないような・・・
    続きがあるみたいなので、そこで言及があるのかな?

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    2015年12月20日
  • 署長・田中健一の憂鬱

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    「長い腕」三部作や「疫神」などの作品と同じ著者とは思えないくらい、ド変化球な警察小説。

    周りの勘違いが功を奏して、いつの間にか事件を解決しちゃうという設定。ツッコミどころは満載だけれど、肩肘張らずに素直に楽しんじゃえば、とっても楽しい読み物になるかと。まぁ、時代劇版だが、幡大介の「大富豪同心」シリーズもこの設定に近いかな。勘違い系としては、先にそちらの方を読んでいたので、多少既読感が、、、。

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    2015年11月20日
  • 弔い花 長い腕III

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    長い腕シリーズ完結編。
    敬次郎の一生とか、石丸さんとか、いろいろ明らかになる。
    罠以上に、正義感振りかざした人間が怖い。

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    2015年09月10日
  • 呪い唄 長い腕II

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    待望の続篇。 事件が表に出てこないまま最後に被害者と犯人証されても・・ Ⅲもあるようなので是非読みたい。※汐路に色気なり、可愛さが欲しいところ。
    次回作に期待。(☆は3.5つけたい)

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    2015年05月28日
  • 弔い花 長い腕III

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    長い腕シリーズ最終巻

    2作目と同じように、さまざまな時代の話が並行して進み
    ラストにフラグ回収となる。

    石丸さんの謎が解けたのはいいけど
    あまりスッキリしない終り方だったかも。
    ちょっと期待しすぎました。

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    2015年03月28日
  • 弔い花 長い腕III

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    2月-7。3.0点。
    長い腕シリーズ完結編。前作から時間が経ちすぎ、
    忘れている。但し、謎は解けたかな。
    ラスト、あの人物が破滅になったのは痛快。
    積年の恨みというひと言かな。

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    2015年02月12日
  • 弔い花 長い腕III

    購入済み

    なんか薄い

    細い腕から読みました、おもしろかったです!!!

    過去と現代が目まぐるしく移り変わる
    この手法は見慣れてるんだけど、なんかザッピングみたい
    目まぐるしくって書いたけど、ちょっと違うなんか臨場感とかスピード感はないです

    なんていうかガキにリモコン渡したらパチパチチャンネル変えてくけど、あんな感じ
    ただイラつくウザい
    過去と現代が平行しながら勢いよく収束にむかうーとか狙ったのかな??
    しつこくて頭にはいってこなくなったから、しついな…ってウンザリしたあたりから
    過去、現代を自分で編集して繋げて読んだマシになった話も入ってくる
    作家の狙いとかそういうのに反するんだろうけど知らないよ
    本読みの一位だ

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    2015年02月01日
  • 長い腕

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    結構グロテスクなところも多かったけど、
    建築に携わる仕事をしている身としては
    勉強になりました。
    家が与える影響はとても大きいんだと、
    つくづく実感させられました。

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    2014年12月22日
  • 長い腕

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    横溝正史賞受賞作品との触れ込みでしたが、よの雰囲気あるナリ。IT系のネタなども出てきますが、話の筋は"歪み"を中心にしたネチッこい部分。個人的に予想外のストーリー展開で、楽しめたナリ。

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    2014年11月30日
  • 弔い花 長い腕III

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    ネタバレ

    話の流れや伏線の回収などとても良かったと思えるのに、いまいち話に入り込めなかったのは主人公をはじめ登場人物に魅力がなかったせいかもしれない。近江敬次郎の呪いという線では第1話が一番良かった。
    自分も日本人に生まれたからには、日本家屋の建築の素晴らしさを少しはわかるようになりたいものだ。今の自分では歪んだ屋敷にも気づけないかと思う。

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    2014年07月31日
  • 弔い花 長い腕III

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    ネタバレ

    事件の解決と共に、敬次郎の呪いもある意味完結して思わず溜め息が洩れる。
    違う場所違う時代で彼に縁を持つ者たちが動き、その想いが時を越え繋がってゆく様は見事で重厚。
    結局最後まで触れられなかった敬次郎の胸の内が一番のミステリーでありパンドラの匣なのだろう。その匣は彼の死で放たれてしまったが、残った一抹の希望が汐路の父のような存在だったのかな。

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    2014年07月31日
  • 呪い唄 長い腕II

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    ネタバレ

    冒頭からズシンとくる衝撃。恨みの深さを思い知る。
    勝小吉・麟太郎親子のパートの謎解きの展開の方がスッキリしておもしろかった。前巻と同じく駆け足なまとめで終わってしまった現代パートはちょっと不満。
    呪いが人の悪意や負の感情にのって伝染していく影響は相変わらず計り知れない。
    ケガを押してまで早瀬に現れる石丸さん…その執念が不気味…。

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    2022年07月30日