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汐路のいとこ兄妹が命を落としてから数ヶ月、町を呪った近江敬次郎の復讐はまだ終わっていない――。そう考え、町にとどまった汐路は、一人の老人に引き合わされる。戦時中、近くに駐屯していたという元軍人で、終戦直後に姿を消した部下の行方を捜している、という。幕末に流行した「かごめ唄」が平成の世にまたはやり始め、童謡に乗せて、新たな罠が動き出す。横溝正史ミステリ大賞受賞作『長い腕』に、待望の続編!
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Posted by ブクログ
長い腕の三部作の二作目。主人公が棟梁の呪う村を救うべく奔走するストーリー。キーになるのはかごめ歌に隠されたメッセージ。江戸埋蔵金と明治維新までの歴史を連鎖で捉えて、同時に見せる手法が面白く、キャラの立った登場人物がアクセントになる。 前作同様、不思議なタイムとラベルとサスペンスが楽しめる。
前作で、どこか島家は敬次郎の呪いから除外されているような気がしていた。 島家こそ、喜助一家を何とか助けてくれていた家で、敬次郎はこの家にだけは呪いをかけていないのではないかと。 だが、『呪い唄』の結末を読んで、それは違う気がした。 確かに、島屋敷を歪ませはしなかったかもしれない。 それはもしかすると...続きを読む、島家が喜助一家を助けようとした家だったからかもしれない。 けれど、人間の感情の複雑さは、多分そんなに明確に憎む相手を区別しないんじゃないだろうか。 それこそ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。 どんなにいい思い出があっても、一つの大きな凶事がそれをどす黒く染めてしまうこともある。 敬次郎は、確かに有力者たちを恨んだかもしれない。 けれど、それはしばらく離れていたことによって、「早瀬」という土地そのものへの憎しみに変わったんじゃないか。 そう思わずにはいられない、今回の仕掛けだった。
「長い腕」の続編 「かごめかごめ」の歌で、ふたたび「敬次郎」の呪いが動き出す 冒頭、いくつもの時代や場所が違ったエピソードが紹介され それがひとつひとつ「敬次郎」へと繋がっていく感じは、なかなか読ませた。 現代と、江戸時代の勝海舟の話が交互に出てくるのも なかなか新鮮で、第一作より個人的には好...続きを読むきかも。 最終作、早く読みたい~!
「長い腕」の続編。人物造形やプロットは前作を上回る出来ではないだろうか。出だしのエピソードも前作に比べるとリアリティがあるように思えた。だが、謎解きという点では、どうやって真実にたどり着いたのかという点が説明不足であり、非常に不満が残った。
3部作になる予定みたいですね 前作同様、難解で分かりづらいところも多々あるのに、面白くて一気読みに近い状態にさせてくれました♪ サブキャラが謎のままなのは、本当に3作目への伏線なのか? 例の“呪い”の結末も気になるけど、更に気になるのはやっぱり冷酷探偵な“石丸”の正体♪ 3作目も、買わざるを得な...続きを読むいw
長い腕の第二弾。 続き物だと知らなくて、前回あやふやに終わってしまって不完全燃焼でしたが、本第二弾を読んで、敬次郎の呪いが、一層濃厚かつ明瞭に描かれていてスッキリしました。 呪い歌=かごめ歌。この歌が江戸末期から巷で流行ると、悪いことや災いが起きると江戸の町民が騒いでいた。。と言う江戸末期の時代...続きを読む背景を、勝海舟親子を用いて丁寧に描き、現代では、女子高生の着信メロディーから事を発し、色々なところで聴かれる様になった『かごめ唄』の不気味さを背景に、東京では大きな地震が発生。また前回の主人公汐路の故郷での敬次郎の執念から察する次の呪いの恐怖。。 と過去と現在、東京と愛媛といった形で,さまざまな角度から呪い唄が交差していくのが,読んでいて引き込まれました。 敬次郎の自分の家族を心中に追いやった地主達への復讐、末代まで呪うという恐怖が丁寧でかつリアリティをもって描かれていて、前回よりも詳細まで丁寧に描かれている感じがしました。お化け的な呪いではなく、人間の弱みに付け込んだ呪いがある意味現実でも有り得る内容でゾクッとさせられます。 汐路の姉が唯一の癒しキャラwフィンランド料理店主の人と、うまくいってほしいな(´∀`) さくいんで、三部作になると書いてあったので、次がとても楽しみです。
長い腕のまさかの続編。文庫が平積みされているのを見つけたときは、数秒突っ立ってしまった。十一年ぶりらしい。凄い。前作から思っていたけど、本当に淡々と何も進行していないようでいつのまにか何かが変わっている、不思議な文を書く人だなぁと思う。今作も読み始めて、そして読み終わっていた。 歪み、呪いだとかがテ...続きを読むーマだけれど、気持ち悪いとは余り感じないのも不思議。私だけかもしれない。そして勝海舟が格好いい。どの小説読んでも勝さんは格好いいのが多いなぁ。
一気に読めた。最後の最後にバタバタっと終わった、という印象は前作とかわらず。勝海舟パートが面白かった!
長い腕の続編。過去現在。3つの物語がリンクしていく。多少無理があるにしても続編はつまらないことも多いがこれは次回作も期待される。
「長い腕」の続編。 展開の早さと幕末と現代を行き来して謎解きが進むところが面白くて、一気読みだった。一作目より読み応えがあった。 前作が横溝正史ミステリ大賞受賞だったが、この作品の方が横溝正史色が強いように思う。あちこちに撒かれた伏線が一気に回収されるまで犯人の予想がつきにくい。
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長い腕
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川崎草志
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