川崎草志のレビュー一覧

  • 弔い花 長い腕III

    Posted by ブクログ

    愛媛県、早瀬町。
    この地がまだ江戸幕府の天領であった頃に起きた「喜助一家心中事件」の生き残り、敬次郎の復讐の呪いが、早瀬の旧家を襲う――――

    石丸さんを追いかけてきた全三巻。
    とうとう完結編を迎えた訳だが、私は、その、なんというか、その、まだ、信じたくない。
    今も、これを打つすぐ隣に「…怒涛の書き下ろし完結編!」と見えるが、見なかったことにしたい。

    確かに完結篇にふさわしい、伏線の回収具合だったが、1巻からの読者の中には、ふとよぎった人もいるのではないだろうか。
    最後の、親子のやり取り。
    これは、どこかで読んだことがあるぞ、と。
    喜助・敬次郎親子を彷彿する最後のやり取りは、「二人の叶えられ

    0
    2015年07月29日
  • 長い腕

    Posted by ブクログ

    ゲーム業界の過酷な労働やゲーム開発の裏話などが楽しい。
    ネットストーキングや盗聴など、実際に起きている事件も
    組み込んで解決策まで教えてるから、いいお手本にもなるだろう。
    主人公汐路が冷静にトラブルを処理し、的確に調査を進めていく。
    都合のいい結果だけを安易に受け入れず、様々な事象を収集、分析、
    解析して、そこから答えを導き出しているということ。
    散りばめられた謎と伏線。高まる緊張感。
    期待を裏切らずに回収される伏線。
    いやぁ~もう大満足でしょう!捻じれって恐ろしい!
    続編も出てるみたいだからチェックです。

    0
    2015年07月29日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    前作で、どこか島家は敬次郎の呪いから除外されているような気がしていた。
    島家こそ、喜助一家を何とか助けてくれていた家で、敬次郎はこの家にだけは呪いをかけていないのではないかと。
    だが、『呪い唄』の結末を読んで、それは違う気がした。
    確かに、島屋敷を歪ませはしなかったかもしれない。
    それはもしかすると、島家が喜助一家を助けようとした家だったからかもしれない。
    けれど、人間の感情の複雑さは、多分そんなに明確に憎む相手を区別しないんじゃないだろうか。
    それこそ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
    どんなにいい思い出があっても、一つの大きな凶事がそれをどす黒く染めてしまうこともある。
    敬次郎は、確かに有力者た

    0
    2015年07月27日
  • 長い腕

    Posted by ブクログ

    田舎に残る古臭さと、インターネットの普及で広がった現代っぽさが融合した不気味なミステリ作品。
    独特の雰囲気と展開があって面白かった。
    それにしても、家って大事なんだなあ。

    0
    2015年06月02日
  • 弔い花 長い腕III

    Posted by ブクログ

    やっと三部作を読み終わりました!簡潔に終わっているし、鶴太=敬次郎の呪いが結局は早瀬の庄屋を根絶やしにしてしまう悲しい最後。

    それと並行し、同じく自らの復讐に静かに暗躍する石丸さんの執念が、現代の敬次郎となって、最後までハラハラでした。

    個人的には生きて、主人公の島家の汐路ちゃんとくっついて欲しかったけれど、そこはご先祖同様叶わずに終わってしまい、なんだか事件解決したものの、悲壮感が残りました。

    実際身近に居ないのでわかりませんが、親兄弟が居なくなったら、自分だけで強く生きようとは思えないものなのでしょうかね〜。本当に血が途絶えてしまう事を、死んだ家族は望まないと思うけどなぁ〜っと思いを

    0
    2015年05月07日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    「長い腕」の続編

    「かごめかごめ」の歌で、ふたたび「敬次郎」の呪いが動き出す

    冒頭、いくつもの時代や場所が違ったエピソードが紹介され
    それがひとつひとつ「敬次郎」へと繋がっていく感じは、なかなか読ませた。

    現代と、江戸時代の勝海舟の話が交互に出てくるのも
    なかなか新鮮で、第一作より個人的には好きかも。

    最終作、早く読みたい~!

    0
    2015年02月10日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長かった~~~
    いや・・・そうではない・・・・ちょっと現代と江戸の話が交差していて世界観がね・・・・
    でも・・・Ⅲが気になる・・・・。

    0
    2015年01月08日
  • 弔い花 長い腕III

    Posted by ブクログ

     三部作の完結編。主人公の島汐路が、江戸時代から繋がる宮大工の呪いとの戦いに終止符を打つ。建築に密かに仕組まれた呪いの正体を、現代、江戸時代、敗戦後の三つの時代を超えて解き明かす構成が秀逸。
     様々な伏線が一つに畳まれていくので、恐らく3部作を念頭にプロットされた小説だったと思う。1作目のホラー的な要素や、より生活感のあるリアルな島汐路のキャラクターが良かったが、3作目は終盤に向けてスピーディな展開になった感じがした。待ちに待った作品だったので、じっくりタイムトラベルを楽しみながら読めたかな。

    0
    2014年09月16日
  • 弔い花 長い腕III

    Posted by ブクログ

    「けいじろう」の幼少期、つまりは
    呪いが始まるきっかけが鮮明になって面白かった。
    石丸さんがあんな形で関わりがあったのも驚き。
    すっきりと終わる訳ではないけれど
    大きな区切りはついたので、終わったな。という
    感が大きく残ったのがよかった。

    0
    2014年06月27日
  • 弔い花 長い腕III

    Posted by ブクログ

    どうしても一作目のあの震えるような怖さ、凄味、に対して見劣りしてしまう感はあり残念。ですが、三冊を始めから読み返してみれば、伏線の回収はきっちりと成されている。素晴らしい。
    そして、過去の歪みの怖さとともに、現代人の社会の歪みに、寒気が走るのです。

    0
    2014年05月11日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    「長い腕」の続編。人物造形やプロットは前作を上回る出来ではないだろうか。出だしのエピソードも前作に比べるとリアリティがあるように思えた。だが、謎解きという点では、どうやって真実にたどり着いたのかという点が説明不足であり、非常に不満が残った。

    0
    2014年03月03日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    3部作になる予定みたいですね
    前作同様、難解で分かりづらいところも多々あるのに、面白くて一気読みに近い状態にさせてくれました♪
    サブキャラが謎のままなのは、本当に3作目への伏線なのか?

    例の“呪い”の結末も気になるけど、更に気になるのはやっぱり冷酷探偵な“石丸”の正体♪  3作目も、買わざるを得ないw

    0
    2013年08月05日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    長い腕の第二弾。

    続き物だと知らなくて、前回あやふやに終わってしまって不完全燃焼でしたが、本第二弾を読んで、敬次郎の呪いが、一層濃厚かつ明瞭に描かれていてスッキリしました。

    呪い歌=かごめ歌。この歌が江戸末期から巷で流行ると、悪いことや災いが起きると江戸の町民が騒いでいた。。と言う江戸末期の時代背景を、勝海舟親子を用いて丁寧に描き、現代では、女子高生の着信メロディーから事を発し、色々なところで聴かれる様になった『かごめ唄』の不気味さを背景に、東京では大きな地震が発生。また前回の主人公汐路の故郷での敬次郎の執念から察する次の呪いの恐怖。。

    と過去と現在、東京と愛媛といった形で,さまざまな角

    0
    2013年08月03日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    長い腕のまさかの続編。文庫が平積みされているのを見つけたときは、数秒突っ立ってしまった。十一年ぶりらしい。凄い。前作から思っていたけど、本当に淡々と何も進行していないようでいつのまにか何かが変わっている、不思議な文を書く人だなぁと思う。今作も読み始めて、そして読み終わっていた。 歪み、呪いだとかがテーマだけれど、気持ち悪いとは余り感じないのも不思議。私だけかもしれない。そして勝海舟が格好いい。どの小説読んでも勝さんは格好いいのが多いなぁ。

    0
    2015年12月02日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    一気に読めた。最後の最後にバタバタっと終わった、という印象は前作とかわらず。勝海舟パートが面白かった!

    0
    2013年05月05日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    長い腕の続編。過去現在。3つの物語がリンクしていく。多少無理があるにしても続編はつまらないことも多いがこれは次回作も期待される。

    0
    2013年03月29日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    「長い腕」の続編。
    展開の早さと幕末と現代を行き来して謎解きが進むところが面白くて、一気読みだった。一作目より読み応えがあった。

    前作が横溝正史ミステリ大賞受賞だったが、この作品の方が横溝正史色が強いように思う。あちこちに撒かれた伏線が一気に回収されるまで犯人の予想がつきにくい。

    0
    2013年04月26日
  • 呪い唄 長い腕II

    Posted by ブクログ

    前作を読んだのが2004年・・・。
    かなり前作から空いていますが、
    話の中ではそれほど時間が空いてません。
    ほんとに続編です。
    ですから、私のように内容忘れちゃってる方は、
    読まれる前に前作をおさらいしといた方が楽しめます。

    で、内容ですが、今回も変わらず面白かったです。
    前作はなんとなくホラーな怖さが強いように思ったのですが、
    今回はその手の怖さよりサスペンス色が濃くなってます。

    色々複線の巡らし方は変わらず面白くよく出来てるなぁと・・・。
    最後にまとめてではなく順につながっていくのですが、
    その都度引き込まれていく感じです。

    いくつかあるプロットの中で、
    関連する、しかし時代も話自体

    0
    2013年03月02日
  • 長い腕

    Posted by ブクログ

    物語の主軸ではないが、ゲームソフト制作会社で働く人たちの描写がとても興味深い。その恐ろしいほどの体力と精神力、行動力に、まずは驚かされる。

    0
    2018年05月03日
  • 長い腕

    Posted by ブクログ

    なかなか面白く、なかなか構成もよく出来ていて、それでいてなかなか感動させる小説。最後まで読んだ後に最初に戻ると、これはこんな意味だったのかと心が震えた。表紙はものものしいが、いい。

    0
    2015年12月02日