辛坊治郎のレビュー一覧
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知名度があって、ある程度知識があって、それに対する意見や発想があれば、その人の「言論」強化サイクルが出来上がる。辛坊治郎はまさにこんな感じで、会った事もあるが、とにかく喋る。まさに、プロだ。無関係な思考に飛んでボーっとする私とは異なる、次々と刺激を拾い広げる人。
それを可能にする秘訣の一つは、同じ内容を書籍、ラジオ、テレビ、講演、営業で使い回しているから。その都度一つ二つの新たなテーマに対し他は使い回しだが、必ずネタを追加して発信すれば、自ずと鮮度は保たれ中身は充実、話にも慣れ洗練されていく、と良いことづくめ。ポイントは、発信する事を先に決めてしまう事。
で、辛坊治郎の雑感。時事問題の解説 -
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メルマガを再構成したものということですが、あまり推敲しようとは思わなかったのだろうなと感じました。
前半は、時事解説的な性格がやや強く、時間が経つとやや価値が薄れるような内容でした。
著者の信条やタイトルに整合するようなニュースの歪さを指摘するトピックは後半に集約されているような印象でした。
日頃から辛坊氏のラジオを聴いていると、真新しい内容はあまり多くありませんが、物事の本質を見抜き、ブレない視点でニュースを解説してくれています。
高齢者の運転免許証返納制度は、社会システムや報道の歪みを象徴していて、大多数の国民はその歪みに気付いていません。 -
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先日隣駅の本屋さんに行った時に見つけた本です、以前にもこの著者の本を読んだことがあったので手に取ってみました。海外には自分で足を運び、その体験に基づいた内容で描かれています、世界の中に日本がどのように位置付けられているのかもわかる内容もありました。
テレビや新聞では本当に知りたい情報は得られないことがわかってきた現在ではこのような本に出会えるのは幸せだと思います。それも本代を払うだけで済むので、この状況が変わらないうちに、情報を得ておきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・毎年300億円以上の政党助成金なんて制度は世界各国を見渡しても聞いたことがない、1月1日が交付の基準 -
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元読売テレビアナウンサー、そこまで言って委員会先代委員長にして、太平洋横断中にマッコウクジラに衝突して海自に救出されたという稀有の経験を持つ著者が、とうとう単独ヨットでの太平洋横断往復を成し遂げた一冊。
おめでとうと祝福はしていたんだが、思ってた以上にギリギリで、どっか一歩踏み外したら、命に関わっていたことにまず驚いた。
自然の猛威の恐ろしさ。
それに立ち向かって来た人間の勇気と知恵。
今回は辛坊さんだが。
ずっと気になってたが、辛坊さんて、あんまり読ませる文章を書くのが上手ではないような気がした。
臨場感、あまりない。
構成もあっさりしている。
ヨットの専門用語が当然いっぱい出て来 -
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面白い内容も多い。勉強なった。
一方で、批判は分かったけど、あなたは批判するだけなの?と思った。
以下メモ
公明党も共産党も生活保護受給者に象徴される都市の貧困高齢層が支持基盤で、各選挙区数万の基礎票がある。これなくして自民は当選できない人が多く麻薬。
年金は物価上昇に伴い賃金が下落したら支給額は引き下げると決められており、今後下落の可能性が高い
暴走する検察を止める術が日本には一切ない
スウェーデンは80歳以上の高齢者の積極治療は行わない方針、医療費は全額国費だが、ロックダウンせず、結果的に各国と変わらない状況だった。高齢者の健康意識から感染防止に動いたこと。如何に専門家が間違っ -
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辛坊さんは、ジャーナリストだと思う。
それが、読み終わっての率直な感想だ。
つまり、冒険譚というよりも、“淡々と起こった事実”を記してある本のような印象がする。事実を読者に伝えようとする辛坊さんの姿勢を感じるのだ。
この航海で本当に凄かったのは、(往路は基本的に)毎日GoProで映像記録を残し、YouTubeで公開したことだと個人的に思っている。それは、太平洋を小さな船で航海する過酷さを明確に記録していた。今まで、私たちは想像することしかできなかった場面、衝撃の映像だったと言ってもいい。
(ちなみに完全に余談だが、YouTubeがサンディエゴ到着寸前に辛坊さんが日本へ帰着したので、往路10日