辛坊治郎のレビュー一覧
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昔ZIPでニュース解説をしていて、毎回楽しみに見ていた。白書とか会議録のようなあまり手を出したくないような資料でも果敢に取り組み、要点を拾い出し、優しく解説し、鋭い見識で提言する。語り口は平易で持ち味のユーモアがからむ。リベラルなんだけど、朝日新聞などは大嫌いだ。安保法案には賛成だが、原子力発電再開には反対というニューリベラルだと思う。そのあたりに民意もあると思うのだがどうだろう。ちょっと持ち上げ過ぎでしょうか。
これょ週刊誌で連載してるというのもスゴイ。どこにそんな時間があるのだろうかと思う。
年金のマクロ経済スライドとは、年金支給額を物価と連動するようにして上がったときに少しさっぴいて上げ -
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テレビで話すことは「後手に縛られて口で字を書くようなもの」なんだそうで、それはかなり不便だ。
それでつくった有料メルマガ。それを本にしたのがコレ。メルマガ読者に対する裏切りではと思わなくもないが、お陰でメルマガの壁の向こうを覗ける楽しさがある。テレビ番組では司会者をしてることが多く、本人の意見が意外と聞けてなくて面白い。内容的には新聞社の悪口が多い。右も左もだけど特に朝日新聞に批判的。ニセ人権屋が世の中をダメにしているという視点が一番強いようだ。人権関係で、犯人の名前を記事にしないことの憤りが何度も出てくる。言ってることはどれももっともで独自の視点もあって面白い。これだとさすがにマスコミでは発 -
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ニュースキャスター・辛坊治郎が週刊誌に連載したコラムを加筆した本。
週刊誌がベースなので易しく読みやすい。
しかし、内容はといえば税制・年金、偽装・冤罪、政治、経済、事件・社会、海外と幅が広く、かなりハードな内容。
もちろん、自分がヨットで遭難して自衛隊に助けられた話も書かれている。
テレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」の司会者として出演しているので彼の考え方はそこそこ理解している。本の中でもやや右寄りだがなかなか難しい問題も具体的に合理的な意見が主張されていて非常におもしろい。
その上大阪人のサービス精神か、必ず笑いが挟まっている。
値段が1100円という割には300ページを超える本 -
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ですます調なのにかる~い口調でサクサク読める時事ネタ解説
だけど、テレビで見ててもわかりずらい、というかそこまで考えてなかった本質というところまで語ってくれていると思う。
ニュースを聞き流して私って勉強不足だなあって実感。
しかしまあ、私は詳しいですよって高らかに宣言したらその人にたくさんの情報が集まって行くもんなんだろうなあとも思ったのでした。
領土問題・・歴史をしっかり勉強しないと魚釣島かえせ~って言っている中国人とおんなじになってしまう。なるほど
橋本さん・・負ける喧嘩はしない 国旗国歌はこの国を作ってきた人たちへの感謝のシンボル
年金・・総額の払込額を考えてみよう すごい保険が買える
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ネタバレ2012年4月に発行された本。2012年秋に帰国したときに購入してそのままにしていた。
発行されてから1年しかたっていないのに、すでに内容が「古いな」と感じてしまうということは、それだけ社会の変化のスピードが速くなって言ってるんだろう。
問題を問題として認識したころには新たな問題が出てきて、解決されないまま問題が積み上がっていくということか。
この本の内容の「問題」は、
・年金
・原発事故の検証
・原発の行方
・財政(赤字国債)
・農家と農政
・橋本徹
・その他の日本の問題
と言ったところなのだが・・。
ここに書いてある問題の本質的なことは、ちきりんさんのブログので理解していたと思う。
そして -
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かなり極左的で過激な発言も多く、敵も多い辛坊氏だが、言ってることはよくわかるしおもしろい。いかん、はまりそうだ…。
・2033年に枯渇すると言われている年金。若い人が高齢者を支える図式になっているが、負担が大きすぎる。そこで提案。
年金交付国債を発行し、消費税を5%引き上げて年金のためだけに徴収、100年かけて償還する。つまり全世代の拠出で高齢者を支える制度を作る。
・3.11原発事故における政府と東京電力幹部の対応の遅れは住民を生命の危機に陥れているという事実。
・今後は原発などいらない。太陽光発電で充分まかなっていける。
・日本の国債は借金返済のためまた新たな国債を発行するという自転車操 -
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チェック項目13箇所。年金支給開始年齢の引き上げの前になぜそうしなくてはいけないかの議論を忘れていないか?年金記録システムに三億件も入っていた。一番の不正議は、国の原子力政策に一切の発言権も持たず長年東京電力の正社員よりも低賃金で働いてきた地元の下請け企業の作業員に命がけの作業を押し付けること。世界で起きることは日本でも起きる。福島原発の避難地域を旧ソ連のものに合わせると東北新幹線も東北自動車道も立ち入り禁止区域に含まれてしまう。危機管理の鉄則は最高の結果を祈りながら最悪の事態に備えること。天災が原因で原子力事故が起きた時には誰も責任をとらなくてもいいという法律。勇気をもってわからないと言える