長沢伸也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレラグジュアリーブランド 絶対的で比較対象がないもの(≒プレミアム)
歴史、土地、人物、技術 利便性以外のDNAや歩み
人間が行う行為の質を高めるもの
コングリマット ブランドごとの売り上げ利益 非公開
LVMH: ヴィトン、ロエヴェ、CD、ティファニー
Kering: グッチ、サンローラン
Richemont: カルティエ、ランゲ、IWC、パネライ、ダンヒル、クロエ
時計宝飾75% 営業利益率20%以上
1988年南アフリカのたばこ工場から
①丈夫で長持ち、環境対応
②ディスクリート ラグジュアリー 高品質で控えめな商品
③永続的価値 クラフツマンシップ
正 -
Posted by ブクログ
読もうと思った理由
ヨーロッパ企業のブランド経営について知りたいと思ったから
気づき
・日本企業が参考にすべきはGAFAではない
・今こそ日本企業は、価格破壊に抗い、それぞれの業界
における高付加価値化、高価格化を目指していかなけ
ればならない
・価格競争から抜け出すために
①一人の顧客に生涯を通じていろいろ買ってもらう
②他社に真似されない技術で差別化する
③他社に真似されないよう知的財産権を獲得して阻止す
る
④デザインなどの感性品質で差別化する
⑤ブランドイメージで差別化する
・ラグジュアリービジネスの特徴
汎用品にはないブランド価値が付くことにより一般に
高価格・高収益で高 -
Posted by ブクログ
スウォッチグループの歴史と共にスイス時計産業の勃興とそのブランド戦略の変遷を解説する。
学問的な見地から詳細に説明されており、出典やデータなどは非常に細かく正確だが、読み物としては少々煩雑に思われる。
1960年代のスイス時計産業の構造的な問題は比較的小規模な事業者が多角的なラインナップを揃えようとして非効率な経営をしていた。そこに日本企業の機械式時計の輸出とクォーツショックにより壊滅的打撃を受けた。復興に向けてニコラス・ハイエックは多数の企業をまとめて再編し効率化を図り、低価格帯ブランドのスウォッチによりシェアを取り戻した。更にブランドのラグジュアリー戦略としてオメガのプロモーションを行い -
Posted by ブクログ
ネタバレ「三方良し」売り手 買い手 世間 株主はない低成長
欧州ラグジュアリーブランド 地場伝統ものづくり企業
国内地場産業 2015年までの30年で企業数生産額とも1/10
ルイ ヴィトン マーケティングの定石と相反する
絶対品質、感性品質、高価格 絶対価値 パブリシティ 逆張り
ラグジュアリー こだわり・拡大 →希少性拡大
老舗 こだわり・継続 →希少性維持
玉川堂 (ギョクセンドウ)
製品:銅の鍛金技法による「槌起銅器」 茶器、花器
命=「人」が「一」枚の銅を「叩」く
シャンパンクーラー、コーヒーポット
価格:急須で4万2000~27万円
流通: -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全3部のうち、第1部を読んだところ。
訳がこなれていないというか、訳注を多用した結果言いたいことがぼやけている箇所が多い。
が、それをさっ引いても、よく分からない。
分かっている分だけを何となくまとめてみる。
・ラグジュアリーは、かつては社会階層を示す印であり、今日の自由平等社会では、社会階層を再創造する役割を担っている。
・ラグジュアリーは、
(1)それを持つことが、上流階級(≒富裕層)に属していることを意味するような印となるものであると同時に、
(2)それを持つことに対する欲望や夢をかき立てるものである。
(1)の裏打ちとして、価格、希少性、隔離性(=例えば、ファーストクラスの乗客と