小畑健のレビュー一覧
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熾烈なライバル争いの結末と、新たな章の開幕が描かれています。いまさらですが、「漫画を書く」という題材でここまで熱い展開を読めるというのがすごく新しい感覚で、嬉しくなってしまいました。
作中で、つまらなくなってきた漫画を指して「敵を倒したらもっと強い敵が出てくるの繰り返し」なんて台詞がありました。そう書くからにはと思わせてくれる新章を毎回披露してくれるのはさすがの一言。自分の漫画はそんなつまらない漫画にはならないぞ、という気迫が伝わってくるような気がします。
今作は、新展開の度に新鮮味があるので、全く飽きを感じさせません。結果的には「漫画で勝負」にはなりますが、そこに至る過程とキャラクターの -
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七峰編完結→中井さんと平丸さん→模倣犯編。
七峰くんの壊れっぷりは完全にデスノートのライトww歪んだ秀才キャラ上手いですねー。何か丸くなっちゃったような気がするので、七峰くんには今後もライバルらしいところが出てくれたらいいなと思います。
中井さんは見事なクズっぷりで…平丸さんが潰れないことを祈るばかり。福田組みんな仲良しで和むー。
そして模倣犯編!これ久々に熱い展開でした!シュージンがこんなにべっこべこに凹んでしまうとは。しかし復活の仕方が実に爽快!!漫画を読まずにテレビしか見ない世代には伝わらないかもだけど、そう言う時は漫画を読んでる子供達が親にむかって「PCPはそんなことしないもん!!」っ -
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TRAPはあっさり打ち切りとなり、どう展開するかと思ったら、シリアス(自分たちが書きたいマンガ)VSギャグ(編集者がすすめるマンガ)という対立軸になる。アーティストと事務所の意見があわないというのはよくある話で、興味深いとこだ。こうしたことがあるだろうなというリアルさと熱さが面白い。
結局二本作って読み比べてもらうことになり、さらに対象年齢を下げたギャグマンガになっていく。七分後に行くタイムマシンなどアイデアがいいですね。読み手の気を引くためにバトルにするとかギャグとか下ネタとかいろいろな要素を詰め込んでいく。
こバクマンだって同じ手法で不要かと思う女性を絡めたりやたらと対立構造にしていき