河下水希のレビュー一覧
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これ一冊で成立する作品でありながら、本作に出た佐伯冴音子と相葉遥平が登場するシリーズ的な作品群の1作目でもある。
息苦しい状況に、最初の数ページで読むのが辛くなるが読むのが止まらなかった。
古都と弘凪が互いの想いは絶対に見せてはいけないなかでの、互いに好きな小説のタイトルを介しての想いの触れあいが切ない。陽キャにみえる遥平の矛盾した暗い心が深すぎて怖い。地味目文系美少女万歳!と言いたいけど古都はおとなしすぎ、と思ったら最後化けた。好き。
さて、シリーズはこの後2作続く。音子の遥平への憎しみがどう加速するのか楽しみ。多分いちばんの被害者であるすず穂の登場があって、究極の惨劇になることを期待したり -
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試食するみたいに
異なる作者さん達の短編漫画集。試食するみたいに、それぞれの味をちょっとずつ楽しめます。
『恋ある道具屋』が好きでした。
『どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い』は、願いの案とその否定がずらっと書かれたページがあった。ネガティヴな否定も、ちょっとズレた否定もあり、面白かった。(p.178〜179)
『友達いない同盟』は、生還フラグの話が印象的だった。本や映画に詳しい人たちに、思いつくフラグはあるか、聞いてみたくなった。(p.225)
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いろんな作家を見られる
この本の良いところ:
・いろんな漫画家の作品を読むことができる。マンガに詳しくない人は、お気に入り作家を見つけるきっかけにもなるかも
・西尾維新らしい、ひねりがあって「うまい!」と言いたくなるお話。
・いろんな人がマンガ化していることで、西尾維新の個性というものが浮き上がってくる -
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
つかさと交際をはじめた淳平は、綾と二人だけで勉強をしていたところを唯に目撃され、つかさの不審を買ってしまうことになります。しかしその事件がきっかけで、綾もようやく淳平への想いを吹っ切って、みずからの道をすすんでいく決意を固めることになります。一方つかさも、パティシエになるという夢を実現するために、淳平との別れを決断します。
こうして淳平たちは高校を卒業することになり、最後に4年後の同窓会でそれぞれが夢に向かって邁進している姿がえがかれます。
いつまでも気持ちが定まらずヒロインたちを振り回してばかりの主人公でしたが、最後は思いもかけずカッコいいところを見せてくれました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2000年代を代表するラブコメ少年漫画。週刊少年ジャンプでは『ニセコイ』に抜かれるまで最長連載、週刊少年ジャンプ2000年代最長連載のラブコメであり、河下水希さんの代表作。
立入禁止と書かれたチェーン、それを乗り越え先にある屋上に辿り着いたときに、中学3年生の主人公、真中淳平はいちご柄のパンツをはいた謎の美少女と出会う。彼女はいったい誰なのか。立ち入り禁止の屋上から始まり、勘違いから生まれる全19巻の三角関係ラブストーリー。
河下水希先生の柔らかいタッチと良いキャラばかりで描かれる王道がこれでもかと詰め込まれた温かい青春ラブコメです。
屋上に上がると上から女の子が降ってくるとは物語 -
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