青山誠のレビュー一覧

  • 保育「きほんのき」 ~実践にすぐに役立つ~

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    きほんのきということもそうなんだけど、
    きほんということがいかに大切かということでもあるようなそんな本

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    2025年11月30日
  • 小泉八雲とその妻セツ 古き良き「日本の面影」を世界に届けた夫婦の物語

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    セツの人生を知りたくて読書。

    今秋の連続ドラマは、小泉八雲の妻セツをモデルにした物語とのことで、どんな女性なのかと興味を持つ。

    小泉八雲は、多くの日本人は知っているだろう。逝去当時も米国で報じられたそうなので、当時も世界的な知名度はあったようだ。

    しかし、ハーン(八雲)がどんな性格だったのか、どんな経緯で来日したのか、代表作『怪談』はいかにして誕生したかの歴史は知らなかった。

    セツは共同制作者で、セツの存在なくして、小泉八雲の作品は誕生しなかった。

    その割には、これまでセツにはスポットが当たっていなかったようだ。

    今回の連続ドラマでセツが注目されるのであろうか。

    八雲は、神経質で

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    2025年09月25日
  • 三淵嘉子 日本法曹界に女性活躍の道を拓いた「トラママ」

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    三淵嘉子の人生を知りたくて読書。

    版元の都合でNHK朝ドラの言葉が使えないようだが、2024年4月1日スタートの朝ドラのモデルとなった女性として興味を持った。

    まず、読み物として面白かった。グイグイと引き込んでくれる魅力ある人生だったんだなと思う。

    人間関係が面白く、まさにドラマ向きなんだろう。

    読み終わって、ウィキペディアで登場人物を確認してまた読み返す。

    三淵嘉子の人生とは直接関係ないが、嘉子が生まれた1914年(大正3)のシンガポールの在留邦人数に驚いた。

    嘉子の名前は、新嘉坡(シンガポール)に由来するそうだ。

    「良いところのお嬢さんが恵まれた環境で能力を発揮した」
    と書く

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    2024年03月26日
  • 牧野富太郎 ~雑草という草はない~日本植物学の父

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    朝ドラを楽しみつつ、並行して読みました。
    金銭感覚と行動にかなりの破天荒さがあった方のようですが、全てのことは植物に対する愛情ゆえで。信念を曲げずに大きな業績を残されたこと、すばらしいと思います。
    ドラマは、真実をなぞらない部分も多いかと思います。その違いも含めて、これからもより楽しみたいと思います。

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    2023年05月26日
  • 戦艦大和の収支決算報告

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    戦艦大和が残したものを知りたくて読書。

    戦艦大和を数字で分析していく本。当時の日本の国力や取り巻く世界情勢なども交えて客観的に浮かび上がってくる。

    特に最後の「第五章 戦艦『大和』戦後の収支決算報告」を興味深く読ませてもらった。

    今考えると当たり前かもしれないが、日本国民が戦艦大和の存在を知ったのは終戦直後だったというのを改めて知る。

    また、戦艦大和で培われた技術は戦後、カメラのレンズ、ホテルの回転レストラン、世界最大のタンカー、原子力施設などで生かされたそうだ。

    数百億円規模かかるとことだが、いつの日か戦艦大和を引き上げる日が訪れるのだろうか。

    軍国主義を賛美するわけではなく(そ

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    2023年02月28日
  • 明治維新の収支決算報告

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    お金の視点からの明治維新。
    とても興味深くて面白かった。
    江戸時代の武士はお金について話すのを卑しいこととしていた風があり、今現在もお金の話を避けがちな日本人。
    きちんと考える人ばかりだったら、明治維新はもっと違う形だったかもしれない。
    個人的には、戊辰戦争は要らなかったなぁと思っていたので、この本でやっぱりそんな話をしていたのが非常に共感できて良かった。

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    2023年01月21日
  • 明治維新の収支決算報告

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    明治維新での兵士と教育について知りたくて読書。

    本書は、幕末から明治維新、明治時代を収支決算、つまり、「お金」で読み取っていく本。一般的な歴史本とは違った視点が浮かび上がってくる。

    現代日本で山積する課題の中でも教育改革は特に筆頭格で叫ばれると思う。

    現在の日本の教育制度は、明治期に制度設計されたものが苗床になっている。子供たちの得意分野や能力を伸ばしづらい平等、平均点主義が色濃いのが特徴だ。

    その目的は、本書の言葉を借りると、「死を恐れぬ最強の兵士、過酷な労働を厭わぬ女工たち。」(P159)を大量生産することを目的としたものだったから。

    現在の会社員中心のサラリーマン社会も、戦後、

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    2022年07月31日
  • 浪花千栄子 昭和日本を笑顔にしたナニワのおかあちゃん大女優

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    浪花千栄子について知りたくて読書。

    浪花千栄子はNHK連続テレビ小説で取り上げられるまで知らない人物だった。浪花千栄子の生涯がよくわかり面白い。

    今年話題となった親ガチャを思い出すほど親に恵まれず苦労したようだが、その苦労が「昭和の怪女優」の礎となったのだろう。

    それにしても当時の一部の人たちの人間性、品格はひどいものだ。現代だったら連日のように謝罪して、社会から抹殺されてそうだ。

    苦労したからこそ、他人の気持ちを理解したり、考えたり、寄り添ったりできるのだと思う。そう考えると、三世議員が主流となってきた苦労知らず(と思われる)の与党の議員たちは、本当の意味で街場の庶民たちの気持ちを理

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    2021年10月10日
  • 日韓併合の収支決算報告

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    日韓併合について知りたくて読書。

    数字や統計を通して「日韓併合とは?」を考えることができる。

    なぜ併合したのか。どんな政策をしたのか。何へどんな投資したのか。何が成功で何が失敗だったのか。現代へ残る影響。

    比較的に近い近代史とはいえ、現在の歴史観、価値観で見ると真実を正しく理解できない。また、日本と朝鮮半島だけで考えてしまうとこれまた1地域史になってしまい見誤る。当時の世界史の流れを踏まえて振り返る必要がある。

    朝鮮人、現地日本人(日本出身者)、内地人(日本在住日本人)の職業、業種別の賃金比較表が興味深い。

    韓国に関わる多くの問題は戦後、変化した日本人の意識によって日本発で韓国へ飛び

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    2021年09月29日
  • ウソみたいだけど本当にあった歴史雑学

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    歴史雑学を知りたくて読書。

    面白い。職場や飲み会で披露するトレビアにいいかも。202のエピソードがあるがすべて1ページにまとまっているので読みやすい。

    士農工商の話は、戦後、江戸時代は封建主義で一般大衆は支配者に搾取された暗黒の時代だったという一種の自虐史観の影響と思われる。日本には奴隷の存在も身分制度があった時代も存在していない。

    マフィアの語源は衝撃だった。フランス人はどう思うのだろうか。

    真偽不明なものも含めて、歴史は色々な説や解釈で楽しんでいいと思う。

    読書時間:約1時間35分

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    2021年08月13日
  • 太平洋戦争の収支決算報告

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    ハイパーインフレの原因。日本が植民地に投資したモノやカネ。歴史書からではわからないものが現代と比較してあり奥深く何度も読み返しました。
    戦争突入の背景も腑に落ちることばかり。

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    2021年01月16日
  • 三淵嘉子 日本法曹界に女性活躍の道を拓いた「トラママ」

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    連続テレビ小説「虎の翼」をきっかけに、日本初の女性弁護士と呼ばれる三淵嘉子がどんな人物なのか知りたいと思い手に取った。
    今とは価値観も制度も異なる時代に法律の勉強をして司法試験を受けるというのは例を見ないもの。
    前列がないものに対して、ひたすら自分の志のままに進んでいく彼女を見ることができて、今の自分の在り方も少し見つめてみたいと思った。

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    2025年02月10日
  • 明治維新の収支決算報告

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    表紙がフルベッキ写真なので、最初はかなり胡散臭い本なのでは?と疑ったけど、なかなか面白い本だった。特に幕末の出来事をカネの視点から分析しており、なるほど!と思わされることも多く、その部分に関しては星5つ。ただ、輸入関税を下げさせられたのは長州による下関での無謀な攘夷行動の代償やのに、その点については曖昧に書いていたのは気になった。日清日露戦争あたりの話以降は単なる国の収支の話が主であまり面白くなかった。

    なお、「おわりに」にある「日本も植民地になっていたら良かったのでは?」というのはあまりに極論。また、アメリカ大統領ウィルソンが唱えた民族自決権によって、あたかも第二次世界大戦後にアジアやアフ

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    2023年01月27日
  • 明治維新の収支決算報告

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    ◯◯の収支決算報告というタイトルが好きだ

    歴史的事象のお金にまつわる話
    とても興味深いんだけど、この明治維新の収支決算報告は数字が少ない(物足りない)

    太平洋戦争、戦艦大和、こちらの収支決算報告はもっとお金のことがズバズバあって
    お金の向こう側を妄想したのだけれど…

    明治維新とは言え、日清日露辺りまでの歴史も書かれているので繋がりは上手く伝わってくる

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    2022年11月06日
  • 坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」

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    神戸発祥の子供服ブランド「ファミリア」創業者、坂野惇子の生涯を追った本。

    NHK朝の連続TV小説『べっぴんさん』のヒロインのモデルとなった坂野惇子の生涯が、戦前から戦後、昭和から平成の時代風景とともに綴られています。

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    2020年01月28日
  • 金栗四三と田畑政治 東京オリンピックを実現した男たち

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    大河ドラマ「いだてん」は視聴率が低迷したまま終わってしまいそうですが、私は面白かった。こんなに熱く、日本のスポーツ界を立ち上げ、東京にオリンピックを呼ぼうとした人たちがいたことを知りませんでした。
    本書は、ほぼ「いだてん」のストーリーに沿った内容です。

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    2019年11月11日
  • 金栗四三と田畑政治 東京オリンピックを実現した男たち

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    今年(2019)のNHK大河ドラマ『いだてん』を見るつもりで、昨秋にこの文庫が発売されてすぐ購入した。
    なにしろ金栗四三という人のことはまったく知らず、名前すら初めて聞いたので少しでも知っておこうと思って。

    で、大河ドラマ放映開始が近くなってきたころに読み始めたものの、金栗四三の部分だけ読んだら満足してしまい、途中でそのまま放置。
    この話題にはなぜかあまりピンと来ず、どうにもワクワクしないので、結局ドラマも見ないまま時が過ぎた。

    そして6月に入り、『いだてん』の第二部が始まるとの番宣をNHKで見たとき(二部構成であることも知らなかった)、早口でわめき散らしながら動きまわる阿部サダヲさん演じ

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    2019年07月25日
  • やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親

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    香美市立やなせたかし記念館 渋沢栄一や古河財閥など財界人や華族の大邸宅から確認出来る 芝浦口と三田口は線路によって完全に分断されている 当時は新橋との境界線に汐留川が流れていた 陸軍は野暮ったいけど、海軍は颯爽としてカッコ良い。 ハチキンには世話焼きで面倒見の良い姉御肌といった印象もあり 家の前を通る道路は「津の守坂」と呼ばれる 彼が『千夜一夜物語』のキャラクター・デザインの仕事を依頼してくれなければ

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    2025年05月24日
  • 吉本せい お笑い帝国を築いた女

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    すごい方ですね。
    第2次世界大戦中も、お笑いの聖地を守り抜いたなんて。
    この本を読んで、さらにこの方に興味がわいてきました。

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    2024年11月13日
  • 笠置シヅ子 昭和の日本を彩った「ブギの女王」一代記

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    ネタバレ

    波乱に満ちた笠置シヅ子の人生。本名亀井静子。義父義母に愛情豊かに育てられた(本人は実の父母でないと最初は知らなかったのだが)。大正3年生まれ。松竹学劇部(後のSSK)で活躍。服部良一との出会いでジャズに本格的に取り組む。戦前は敵性歌手として苦難の日々であったが(吉本せいの息子で9才年下の穎右と恋愛、穎右の子を妊娠するも、子(エイ子と命名)誕生前に穎右は結核で死亡)。戦後、服部良一と再開、「東京ブギウギ」でブギウギの一大スターに。しかし、流行歌は時代物。占領下の日本ではアメリカナイズされたブギウギがもてはやされたが、1951年の講和条約により独立回復。あまりにも進駐軍に媚びを売りすぎた反動からブ

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    2023年10月28日