へちまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あーこれは野村さんにはちょっと珍しいシリアスさと性的な感じのドキドキがあるお話だなあ。
タイトルが作者の別作品と似てるなと持っていたら、物語の舞台が同じでなるほどと思った。
いやしかし、これは気まずいしそれ以上に苦しいな。
理知視点はもちろんなのだけど、次第に明らかになる真相に、逆に彼女の方の気持ちを考えたらもうなんかたまらなくなる。
離れなきゃいけないのにどうしても心が動いてしまう。
だから無理やり恋人を作って離れようとする。
そんな気持ち辛すぎる。
物語のラストはお約束だけど、でもよかったねと言えてほんと良かった。
それにしても理知は真面目すぎだろう。
据え膳食わねばなんとやらなの -
購入済み
相変わらず巧い
野村さんの作品はジャンルに拠るけど、得意分野に入ると巧い。
ただ、たまに表面的な知識でのみ書かれる事もあるので、作品毎で評価はバラける。
本作は、好き嫌いが分かれ易そうな感じの作品だけど、
個人的には、まぁまぁ読んでて面白いとは思った。
恐らく、単巻で終わると思うけど、それが正解だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメの世界を舞台にしていたからこそ見える希望がある。
私には二歳離れている姉がいた。姉は八歳という若さで亡くなってしまった。姉の話をすると空気が重くなり、親が悲しんでしまうので、詳しく聞いたことはないが脳の病気で亡くなった。この物語の葉山ハルのように、放射線治療や抗がん剤治療も受けて非常に苦しんでいたと聞いている。私が幼かったと言うのもあり、姉との記憶はうっすらとしかなく、今でも本当に実在していたのかわからなくなってしまう時がある。
私も、もしもの話で記憶だけ引き継いでタイムスリップしたら病気にも早く気づいて、姉を救けれるのかもしれないなどと妄想したりする時がある。
しかし、この物語 -
購入済み
中田永一のラノベ
ストーリー内容は凡百のラノベであるが、著者がまさかの中田永一である。文章の端々に出る、流れの良さ、引っかかりのなさ、流麗さは、確かに中田永一のものだが、逆に見どころ読みどころは、これだけである。ストーリーの舞台や展開があまりにもお約束通りすぎる。
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購入済み
強引過ぎる屁理屈と矛盾
一つの作文としてはきちんとした作品ではある。
だけど、設定と結末とを結び付けるに当たって、余りにも主人公の考えや各エピソードが強引過ぎるくらいに捻じ曲がってて、
全てが無理矢理180度反対の言動になっているのが実に見苦しい。
意図的に主人公の設定をこうしたのか?
それとも作者の性格が捻じ曲がってるのかは解らないけど、
頭が良い事で物事を見下してベクトルが異なってる人の特徴が顕著に現れてる。
ハッキリ言って、これは駄作。