へちまのレビュー一覧
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上っ面の異世界転生モノではなく、プロの作家が人物と設定の力を最大限に引き出して青春やミステリーで彩った名作。
白血病の治療や死への恐怖という重いテーマを含みつつ、明暗の対比や感情のアップダウンが端的で読みやすい言葉でかかれていて、これを10代前後で読めるのは幸せなことだと思います。
クリスマスの夜の...続きを読むPosted by ブクログ -
全1巻完結。
阿智太郎さんの故郷への想いが伝わってくる作品でした。
星夜祭再開に走る主人公達の場面で既に潤んできて、星夜祭の場面で決壊しました。素敵な生徒会長さんや校内の魔窟と呼ばれるマイナー趣味者たちとかが琴線にふれたからかな。短い作品だけど、とてもエモーショナルに高校生活が描かれていると思いまし...続きを読むPosted by ブクログ -
ファンなら知っているとおもうけど、中田永一=乙一さんの別名義ということで購入。
本作はいわゆる「児童文学」にカテゴライズされる作品で、本屋さんにいくと小学校低学年くらいの子がうろうろしているコーナーに行かなくてはならない。実際、自分が本を買うとき、すぐそばに小さい女の子がいて「なんか大人いるっ!」...続きを読むPosted by ブクログ -
正直一回途中で畳んだ。
あまりにも自分にとって辛く苦しい展開になってしまったから。
しかし最後まで読むにつれて、この話しはこのストーリーしか無かったのだろうな。と納得する程の完成度を見せてくれた。
ある意味3冊で別のキャラクターに焦点をあて、その恋愛模様を切なく、そして大切に描ききってくれた事に感謝...続きを読むPosted by ブクログ -
最初から最後まで、笑いっぱなしの作品でした。
そして、泣いてばかりの作品でした。
切ないし、悲しいし、苦しいけれど、こんな青春を送ってみたいと心の底から思えました。今しかできない馬鹿騒ぎを全力で行っている墨染君と深谷君がとても良かったです。かっこ悪いけど、かっこいい二人に盛大な拍手を送りたいですね。...続きを読むPosted by ブクログ -
悪役転生に定番のシナリオが生かされており、全体的に読みやすいです。ストーリーの先や結末がわかっている立場だからこそ、たとえ自分が悪役に転生してでも主人公を救いたいという、この熱い気持ちが伝わってきます。ハルはアクトの手によってきちんと救われるのか、ハラハラドキドキしながら最後まで読むことになりそうで...続きを読む匿名
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アニメの世界に転生したお話、なんてファンタジーで心地よい作品でした。悪役であるアクトが転生した先でいい人になってるところが素晴らしいです。それにも増して白血病のボランティアをするところは胸がいっぱいになってしまいました。児童書としてのくくりではなく老若男女に読んでほしい傑作です。続編も読んでみたいで...続きを読むPosted by ブクログ
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全1巻完結。
取り憑いた幽霊はアホの子でした。かつ、美少女で自分だけが触れるなんて…エッチな展開があっても良かったんだよ…
高嶺の花の美少女、文化祭、マウント取りたいだけの友達、実はいいやつのクラスメイト…へちまのイラストで、青春のエモさ二乗倍。
タイトルの意味は後半にわかる。『好き』と言えない理由...続きを読むPosted by ブクログ -
色々なタイツが見れるだけではなく、これ見るとポーズやアングルで見る上で興奮が高まるとわかる。
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団地がとにかく好き!な私には最高のタイトル買い。子供用のこちらの本しかなく、外で読むのが少し恥ずかしかったw
本を読んでからの映画。
今の時代、新しくなる物に溢れて古い物は何処へ‥
もし古い建物が私達と同じ人間の姿をしていたら‥
団地が大好きだった子供達の大冒険!
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主人公の郁人、表紙の爽やかイケメンとは全然違ってかなり阿呆だった。いい意味で。
凛ちゃんの境遇は、理不尽でやるせなさ過ぎて、リアルに想像するとしんどい。Posted by ブクログ -
団地が海に流されるという発想がすごい !
小学生だけで生き抜いて行く逞しさ、恐れない強さが感動できた。
ファンタジー好き、冒険、不思議系が好きな人オススメの本!Posted by ブクログ -
久しぶりに小学生時代に戻ったようでした!
分かりやすくて読みやすくてスルスル入ってくるからあっという間に読んでしまった!
今どきの子どもたちはこんなの読んでるんだな〜って楽しくなりました!
ストーリーは、大人には物足りなさがあれどもちょうど良い軽さ。
3巻完結ということなので、楽しみにしたいと思いま...続きを読むPosted by ブクログ -
これはなんとも、ラノベ的には問題作と言っていいんだろうなあ。
タイトル通り、幼なじみの好きになった女の子が実は妹だったというお話で、読んでる間ずっと、これはどう言う結末になるのだろうかと気になっていたのだけど、そうか、そういう選択になったのか。
でも、そうだよなあ、これしかないよなあとも思う。
社会...続きを読むPosted by ブクログ -
あーこれは野村さんにはちょっと珍しいシリアスさと性的な感じのドキドキがあるお話だなあ。
タイトルが作者の別作品と似てるなと持っていたら、物語の舞台が同じでなるほどと思った。
いやしかし、これは気まずいしそれ以上に苦しいな。
理知視点はもちろんなのだけど、次第に明らかになる真相に、逆に彼女の方の気...続きを読むPosted by ブクログ -
野村さんの作品はジャンルに拠るけど、得意分野に入ると巧い。
ただ、たまに表面的な知識でのみ書かれる事もあるので、作品毎で評価はバラける。
本作は、好き嫌いが分かれ易そうな感じの作品だけど、
個人的には、まぁまぁ読んでて面白いとは思った。
恐らく、単巻で終わると思うけど、それが正解だと思う。 -
ストーリー内容は凡百のラノベであるが、著者がまさかの中田永一である。文章の端々に出る、流れの良さ、引っかかりのなさ、流麗さは、確かに中田永一のものだが、逆に見どころ読みどころは、これだけである。ストーリーの舞台や展開があまりにもお約束通りすぎる。
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一つの作文としてはきちんとした作品ではある。
だけど、設定と結末とを結び付けるに当たって、余りにも主人公の考えや各エピソードが強引過ぎるくらいに捻じ曲がってて、
全てが無理矢理180度反対の言動になっているのが実に見苦しい。
意図的に主人公の設定をこうしたのか?
それとも作者の性格が捻じ曲がってるの...続きを読む