へちまのレビュー一覧

  • 元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。

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    佐伯冴音子と相葉遥平が登場するシリーズ的な作品群の2作目。これ一冊でも面白いけど前作『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰』を読んでいると遥平の異常性がよりわかる。
    中学生のないると理知の挿入一歩手前の交わりシーンが青い。
    明かされる、ないるのしたことの真実には驚きと胸キュンです。
    幼い純愛が楽しめる作品です。

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    2025年06月25日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    ネタバレ

    面白くって、半分くらいから一気に読んだ。ラノベ3冊分を一冊にしたので読みごたえがある。逆に分冊だと物足りないかも。でも、たぶん小学生向けレーベルだし分量的には良いのか?

    乙一の異世界転生モノ。似たやつだとアークノアがあるが、こっちは流行りのテンプレに乗っかってアニメの世界という変化球で面白かった。
    ゲームじゃない分アニメの声優や設定資料集、インタビューというメタ発言が出て面白い。

    アクトのキャラデザはゴクオー君みたいなやつかなと想像してたら、分冊のほうでは僕ヤバの市川みたいなほうだった。全然極悪顔に見えない……可愛いよ普通に。

    最後の最後、小野田が自分の自宅に住むのを提案してきてこっから

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    2025年04月06日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    面白かった。なんだか若返った気分になった。
    平凡なサラリーマンが異世界に転生する話だった。
    悪役に転生し、ヒロインの死亡フラグを回避するのが目的、という巷にあふれている転生もの。その王道のような話だった。
    でも、ありふれた世界も中田永一さんが書くとこんなにいきいきするのかと驚いた。
    主人公が前世のサラリーマン生活で得た、くじけてもしなやかにやり過ごす心のスキルも良かった。
    たくさんの少年少女に読んでほしいな、と思った。

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    2024年09月26日
  • 彼女が生きてる世界線!

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     細田監督が帯に記してくれた言葉が、この物語の魅力をぎゅっと詰めて込んで伝えてくれる気がします。私からはあえて多くは申しませんが、中田永一さんが届けたい想いの、ほんのいくばくかにも触れることができたのなら、嬉しく思います。合唱曲の「くちびるに歌を」がきっかけで、ずっと中田さんの文章に興味はありましたが、じっくりと読ませてもらったのは今回が初めてでした。超大作の内容であることもあって、読み終えたあとは映画鑑賞のような、壮大で、切なくて、勇気づけられる、独特の爽快感があります。是非とも皆さんにもお楽しみいただきたいです。






     ※
     以下、ネタバレを含みます。
     また、感想というよりは、個

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    2024年07月21日
  • 彼女が生きてる世界線!(3)失われた生存ルートを求めて

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    ネタバレ

    最高に楽しくて、久しぶりに読み終わりたくない読書時間をいただいたシリーズです。

    現実ではうまくはいかない、けれど現実であって現実ではない世界だからこそうまくいく。
    エンディングは予想できても展開にひとつもふたつもひねりがあり、大人が読んでも十分面白い作品です。
    視点移動は慣れていないと混乱するかもしれませんが、それぞれの人物の立場や距離感、心情を理解し感情移入することができて私は好きです。
    人物ごとの葛藤や苦しみに触れるたびに涙しました。

    白血病や治療についての情景・心理描写も要点をおさえられていて、どれほど調べられたのだろうと驚きました。
    無菌室や温室などで描かれている比喩表現もコロナ禍

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    2024年05月08日
  • 彼女が生きてる世界線!(2)変わっていく原作

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    上っ面の異世界転生モノではなく、プロの作家が人物と設定の力を最大限に引き出して青春やミステリーで彩った名作。
    白血病の治療や死への恐怖という重いテーマを含みつつ、明暗の対比や感情のアップダウンが端的で読みやすい言葉でかかれていて、これを10代前後で読めるのは幸せなことだと思います。
    クリスマスの夜のシーンや柚子がアクトに接触する場面も素敵ですが、三巻へ続く「可能性」に気づくところがとても好きです。
    神に描かれた絶望への道に見える一筋のその光の差し方がとても美しくて愛おしいと思いました。
    続きも近いうちに購入します。

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    2024年04月19日
  • 星空☆アゲイン ~君と過ごした奇跡のひと夏~

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    全1巻完結。
    阿智太郎さんの故郷への想いが伝わってくる作品でした。
    星夜祭再開に走る主人公達の場面で既に潤んできて、星夜祭の場面で決壊しました。素敵な生徒会長さんや校内の魔窟と呼ばれるマイナー趣味者たちとかが琴線にふれたからかな。短い作品だけど、とてもエモーショナルに高校生活が描かれていると思いました。

    阿智村に行きたい、行って星空を見たらこの作品を思い出す、どうかこの景色が無くならないように

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    2024年02月05日
  • 彼女が生きてる世界線!(3)失われた生存ルートを求めて

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    ファンなら知っているとおもうけど、中田永一=乙一さんの別名義ということで購入。

    本作はいわゆる「児童文学」にカテゴライズされる作品で、本屋さんにいくと小学校低学年くらいの子がうろうろしているコーナーに行かなくてはならない。実際、自分が本を買うとき、すぐそばに小さい女の子がいて「なんか大人いるっ!」という目で見られてとても恥ずかしかった。

    本作は「児童文学」といえ侮ることなかれ。内容自体は大人でも十分楽しく読むことができる。というかある意味大人の方がいろいろ突っ込めて面白いかも。
    「異世界もの」に抵抗がある人、一般文芸にちょっと飽きたから味変したいという人にはオススメできる作品だとおもった。

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    2024年01月10日
  • 忘れさせてよ、後輩くん。3

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    正直一回途中で畳んだ。
    あまりにも自分にとって辛く苦しい展開になってしまったから。
    しかし最後まで読むにつれて、この話しはこのストーリーしか無かったのだろうな。と納得する程の完成度を見せてくれた。
    ある意味3冊で別のキャラクターに焦点をあて、その恋愛模様を切なく、そして大切に描ききってくれた事に感謝
    このエンドを見て、最初から読むとまた別の見方が出来そうなので、またおりをみて読むことにする。
    その位完成度が高い3冊だった。

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    2023年09月18日
  • さよなら私のドッペルゲンガー

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    ネタバレ

    最初から最後まで、笑いっぱなしの作品でした。
    そして、泣いてばかりの作品でした。
    切ないし、悲しいし、苦しいけれど、こんな青春を送ってみたいと心の底から思えました。今しかできない馬鹿騒ぎを全力で行っている墨染君と深谷君がとても良かったです。かっこ悪いけど、かっこいい二人に盛大な拍手を送りたいですね。
    そんな二人の悪ノリに溜息をつきながらも、どこか楽しんでいる白谷ちゃんがとても可愛らしい物語でもありました。彼等と一緒になかなかできない体験ができてとても楽しかったです。
    「なんとかなります。だって夏だし」

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    2023年03月23日
  • 彼女が生きてる世界線!(1)僕が悪役に転生!?【試し読み】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ドキドキする

    悪役転生に定番のシナリオが生かされており、全体的に読みやすいです。ストーリーの先や結末がわかっている立場だからこそ、たとえ自分が悪役に転生してでも主人公を救いたいという、この熱い気持ちが伝わってきます。ハルはアクトの手によってきちんと救われるのか、ハラハラドキドキしながら最後まで読むことになりそうです。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年03月01日
  • 彼女が生きてる世界線!(1)僕が悪役に転生!?

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    ネタバレ

    アニメの世界に転生したお話、なんてファンタジーで心地よい作品でした。悪役であるアクトが転生した先でいい人になってるところが素晴らしいです。それにも増して白血病のボランティアをするところは胸がいっぱいになってしまいました。児童書としてのくくりではなく老若男女に読んでほしい傑作です。続編も読んでみたいです。

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    2022年11月14日
  • それでも、好きだと言えない

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    全1巻完結。
    取り憑いた幽霊はアホの子でした。かつ、美少女で自分だけが触れるなんて…エッチな展開があっても良かったんだよ…
    高嶺の花の美少女、文化祭、マウント取りたいだけの友達、実はいいやつのクラスメイト…へちまのイラストで、青春のエモさ二乗倍。
    タイトルの意味は後半にわかる。『好き』と言えない理由が七つあるらしい。三つはわかる。後を探してパラパラと読み返すと、なんだかじわーっ、てきた。
    物語の終わった後のことがとても気になる作品です。

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    2022年07月07日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    主人公がアニメの世界の悪役に転生する話。

    いろいろと悪かった流れが
    少しずつ良くなっていくのは
    読んでいて気持ちがいい。

    シンプルに楽しんで読めた。

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    2025年08月31日
  • 幼なじみが妹だった景山北斗の、哀と愛。

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    佐伯冴音子と相葉遥平が登場するシリーズ的な作品群の3作目。本作品がシリーズ最終作と根拠無く思う。
    前作『元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋』の後書きで第1作『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰』の続編も考えているけどどこで出したら良いか?と某社の編集者に相談したら、ガガガでしょう!と自社のレーベルでは無いのに言われてガガガで出すことになった、と書いてあるがこのセックスを想起させる内容なら『絶対女王にゃー様』と『ハムレット・シンドローム』を出したガガガであることむべなるかな。
    前二作は遥平の異常性が際立っていたが本作品は兄の北斗の妹の春への破裂寸前の愛欲の前にNTR変態の遥平

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    2025年06月29日
  • 彼女が生きてる世界線!

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    転生ものあるあるのお金持ち、とか前世の記憶を活かして、といったテンプレは踏襲しつつも、他の作品と異なるのは彼の目的はたった一つ、大切な声の持ち主を死なせないこと。ただそれのみに向かって物語は進む。

    だから、それ以外の不幸ターンは放置する。
    主人公自体はイケメンでもなく、むしろ容姿は優れていない設定。
    ついでに、あれも良くなったなんてご都合主義はない。ラブフラグも立たない。失うものはきっちり失う。徹底している!
    でも、少し優しい結末が待っている。
    あと、多分未来は明るい、とも思える。

    取り巻きの2人の主人公に対する心酔ぶりがすごいんですよねー。超絶イケメンと縦巻きロールのお嬢様。多分主人公よ

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    2025年05月06日
  • 彼女が生きてる世界線!(3)失われた生存ルートを求めて

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    ネタバレ

    まずは物語がハッピーエンドで終われたことを祝福したい。難病モノは悲しい結末が多い印象だが、主人公が神からの物語(試練)を書きかえてくれたおかげで、こんなにも温かい最後となったことを嬉しく思う。
    本作ではシナリオライター(神)がアニメの裏設定を用意していて、生存ルートを考えていたおかげで葉山ハルが救われたのだと思う。きっと中田永一氏も小説を書くときに、何本かのルートを準備して納得のいく道を選んでいるのだろうなと勝手に想像した。

    本当に主人公がいいヤツで、救われるべき人間と、救いたい人間が報われたことが何よりも気持ち良かった。彼らの今後のストーリーもすごく気になるが、きっと幸せな世界線を生きてく

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    2025年02月11日
  • 彼女が生きてる世界線!(2)変わっていく原作

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    主人公の思いと、その思い通りにはいかない物語が面白い。そこに悲しさも混ざり、いよいよ結末の気になるそんな第二巻であった。

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    2025年02月10日
  • キミト宙ヘ(1) 食いしんぼ王女のボディガード

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    幼馴染の王女のボディーガードとして銀河の果てへと冒険開始。
    少年少女がイキイキと大活躍する冒険譚は大好きです。わかりやすいキャラ設定となんちゃってSF設定、勧善懲悪ストーリーに恋愛要素?も。こういうの大好きです。

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    2025年02月02日
  • 彼女が生きてる世界線!(1)僕が悪役に転生!?

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    中田永一氏が遂に「異世界転生もの」を書かれたというこで、どんな内容•書き方になるのか楽しみだった。アニメの悪役に転生して、死ぬ運命のヒロインを救うという設定で、運命に抗っていく様が見どころである一方、ふとした瞬間に転生前の懐かしさを感じて読者とともにしみじみとさせられるシーンも多く、中田永一氏の良さが出ていると感じた。

    転生したアニメの始まる前の話を描いた第1巻。
    今後の「彼女」の生きている世界線がどのような結末へと向かうのかが楽しみだ。

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    2025年01月31日