霧舎巧のレビュー一覧

  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

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    シリーズ3作目。いわゆる、ABCもの。
    2人の探偵ものの宿命で、またもやメンバーが分断。
    色々メタレベルのトリックがあるし、キャラクター化された人物像だか、逆にマッチしてバランスがよい。
    ダイイングメッセージのくだりが、若干しつこい感じではあるが、テンポよく、サクサク読める展開でした。

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    2015年07月30日
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ

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    シリーズ第2弾。
    獄門島を彷彿させる舞台設定。
    島外の人間が多く、事件の焦点があっちに行ったりこっちに行ったり、と不思議に思わせるピントが定まらないのが本作。
    タイトルの通りカレイドスコープの展開と言えば、その通りだか、もう少し上手いストーリー展開があっても良いのではと思った。

    でも、コロコロ変わる展開が飽きを来させない演出という見方もできるように思う。

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    2015年07月27日
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

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    ネタバレ

    すごい限定的な地域でコンパクトにまとめられた作品。トリックは面白かったんだけど場所に変化がすくないからちょっとあきてくる。

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    2014年06月15日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

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    本格派。だいたい決着がついてからが長いのが本格派か。小仕掛け、大仕掛けが、前半、中盤、終盤に頻出。シンプルに犯罪を犯さない、犯人の心理が本格派ということなのね。この手の遅まきながら初めて読んだような気がする。

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    2013年11月12日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

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    閉じ込められた館で次々人が殺されていくシチュエーション

    途中までは面白かったが、トリックがいまいち
    館の仕掛けが凄いだけで驚くようなトリックは無し。

    サークルの個性豊かなメンバー達は必要無い気がした。
    平凡な推理力の二本松君と探偵役の後動さんか鳴海さん
    がいれば、後は警察の方たちで十分話はできると思う。

    今回の話の為に二人の探偵とゆう設定にしたような気がするけれど
    シリーズものみたいなので、今後二人の探偵がどう活躍する
    のか他の話も読んでみようと思います。

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    2013年10月14日
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

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    ネタバレ

    3+ 

    シリーズ3作目。このシリーズを読むのは1作目以来。2作目がなかなか手に入らないので(と言ってもそれほど躍起になって探しているわけではいが)ひとつとばすことにした。霧舎学園シリーズも既に10月まで読んでしまったし、こっちも早く読んでおきたい。

    関係者の氏名に駄洒落のような意味合いを持たせるプロットは、さすがに安っぽさが目立ち、ちょっと厳しい。加えて犯人の指摘に直結する要素の一つである名刺の扱いもかなりあからさまで、名刺の図版が出た時点でそれがどういう意味を持つのかが丸わかり。もう少しさりげなくできなかったものか。雰囲気といいキャラクターといい好きな部類の本格ものだが、出来には多少ケチ

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    2013年07月17日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

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    うまいなー、と思わないといけない所だと思うんだけれども、どうも、それは都合がよすぎるだろと思ってしまう。

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    2013年06月15日
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ

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    《あかずの扉》研究会シリーズ・第2弾。キャラも掴めてきて、テンポも良かったし、楽しめた。語り役がへなちょこってのが、ちょっとアリキタリな感じだけど、まぁ、次作も楽しみです。

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    2013年04月10日
  • 名探偵はもういない

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    やっぱり、わくわくしますよねぇ~
    “読者への挑戦状”
    登場人物覧を空白にしたりとか
    折り返し部分の作者コメントとか
    何気に挑発的(笑)な部分に思わず“ニヤリ”です。

    で、久々にメモ帳を片手に挑みました(笑)


    第1章まではすごくおもしろかった。
    こういう、ちょっと“斜め上”からの視点で
    物事をみるお話は大好物です。

    が、第2章からは、普通の推理小説に
    なってしまったのがとても残念!
    作者さんとしては
    ここで読者の予想を裏切り
    “あっ”といわせたかったのでしょうが
    ある意味“あぁこのパターンか...”
    って感じかな。


    で、肝心の推理については
    “無難”にまとまっています。
    (私は真相に

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    2012年11月25日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

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    ネタバレ

    研究会のメンバーがこんな人数必要か…?と思ってしまった。女性達の性格が好感が持てない…特にユイ。トリックもちょっとだらだらしすぎでイメージしずらい。怪しい人が最後まで怪しいし、一捻りして欲しかったなぁ…

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    2011年07月18日
  • 霧舎 巧 傑作短編集

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    正統派・新本格!論理的・トリック!
    霧巧流推理ゲームがここにスタート!

    《あかずの扉》研究会と《霧舎学園》のメンバーが時間軸を超えて登場する新本格ミステリの結晶体。名探偵・後動悟が密室の列車内を舞台に華麗なアリバイ崩しを披露する『手首を持ち歩く男』ほか、全六編を収録。師・島田荘司の人気シリーズ・御手洗潔と石岡和己の名コンビも登場して、冷静沈着かつロジカルな霧巧流推理ゲーム。

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    2011年06月08日
  • 名探偵はもういない

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    ネタバレ

    もうすぐ小学4年生の敬二少年は義兄の木岬研吾と共にドライブ旅行に出かけるが、雪崩に道路をふさがれ近くのペンションに泊まることに。その雪の山荘で起きる連続怪死事件の謎を「名探偵」が解き明かす、本格推理の決定版。真相への手がかりはすべて提示される「読者への挑戦状」付き。あなたは犯人に到達できる?

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    2014年05月05日
  • 名探偵はもういない

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    雪に閉じ込められたペンション。
    ひと癖もふた癖もある客とペンション関係者。
    美人オーナー。
    そこで起こる殺人。
    そして「読者への挑戦状」・・・

    うを~!!!ベタだ!!!「本格」だ!!!w
    いいねえ。なんかこういうの大好きw
    欧米ではこういうのは子供が読むだの流行らないだの言われたりするけどうるせえよ!ww
    古典的ってのはいつの時代も通用するから古典っていうんだよ!w

    作者いわく「絶滅危惧種の本格ミステリ作家」だそうですし、「20世紀最後の本格作家みたいにいわれてその後21世紀最後の・・という人がでてこないので自分が最後の一人なのかも」とか言ってますよ?噴いたww

    まあもちろん話はそこまで

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    2010年12月03日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

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    「最後の新本格作家」という呼び声の高い霧舎巧のデビュー作。
    「あかずの扉」研究会シリーズ第一作です。

    やっぱりデビュー作だけあって非常に荒削りな印象が強く、話とか会話もぽんぽん飛んでいって若干読みづらい印象も・・・
    ただそれでも力強い文章力というか、そういうのは感じますね。このシリーズ、今後も読んでいってみたいと思います。

    これの面白いところは、いわゆる「探偵役」が二人もいるところだと思いました。その二人が反目して・・というのでなく、お互いがお互いを思いやりながら事件を解決・・・というのはおもしろい作りですね。「推理小説フリーク」の主人公は予想通りのワトソン役ってのも笑えてよいです。

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    2010年11月13日
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ

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    あかずの扉シリーズ最新作・・・だと思う。
    今回は閉園した遊園地の中央にたたずむ塔。

    以前の事件の被害者の名前を騙ったメッセージから件の塔にいきつく「名探偵」鳴海と研究会の面々。
    自身の過去にまつわる手紙から塔にいきつく咲さん。それを追いかけるもう一人の名探偵後動。
    「首吊塔」の別名のある自殺の名所である塔内で起こる殺人劇。内側に閉じ込められる後動と外側からの鳴海。両側から事件を解決していく先に見える真相とは?

    それなりにおもしろいです。
    若干「キャラメイン」になりがちですが、本格テイストはかたくなに守り続けているところで「ライトさ」が控えめにできてるんでしょうね。

    しかしカケルが「霧舎巧

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    2010年12月03日
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

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    あかずの扉研究会シリーズ第三弾。
    これまで見せ場が少なめだった「名探偵」鳴海とワトソンのカケルがとある洞窟ホテルで閉じ込められてしまう。
    入口は爆破だか土砂崩れだかで埋まってしまい、地上との出入り口であるエレベーターに向かうも中には死体が。エレベーターはそのまま故障で動かず・・・・村に伝わる影朗さまといわれるご神体を殺人鬼のようにおそれる古老。連続する「見立て」殺人とダイイングメッセージ。

    嗚呼・・・・・ベタだ。。。。ベタさがまた心地よい・・・ww
    ここまでベタな「本格」のおぜん立てもそうはないでしょうw

    途中、ちょっと無理矢理感を感じたりもしましたが、最終的な謎解きもダイレクトにわかりや

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    2010年12月03日
  • 名探偵はどこにいる

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    「名探偵はもういない」につづく「開かずの間」シリーズスピンオフ第二弾。
    前作にも登場した双子女性による殺人計画とアリバイトリック。それによる脅迫事件を看破し解決に導いた後動警部補。
    事件はそれから数年後。解決した事件のはずがまたもや脅迫状が舞い込む。行方不明となった後動警部補の代わりに今回事件に挑むのは「カレイドスコープ島」で登場した今寺刑事。
    後動警部補の手がけた過去の事件と現在の事件を結ぶ糸とは?今寺自身の「不可思議な過去体験」の真相とは?

    まあそんな感じかな?
    前作はスピンオフ元作品を未読だったからいまいち衝撃がうすかったんですが、今回はキチンと読みこんできたので大丈夫。

    相変らず探

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    2010年12月03日
  • 霧舎 巧 傑作短編集

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    霧舎さんも積ん読がいろいろありましてやっと読みました。
    割と前のものを集めた短編集として普通に見てたのですが最後のおまけ的1話で”してやられたなー”という感じが。
    途中まではふーん、解りやすいものが多いな(トリック的に)ってな感じで見てて御手洗の話で普通に御手洗が好きなのでニマニマしてたりしてたんですが…最後のね、アレ。
    あ、なんだ…伏線かあああああ!と^^
    でも普通に読んでるものが最後に綺麗にすぽっとまとまると何かスッキリします。
    一応ネタバレはあまりしないように(してるつもり←のせいでレビューーが意味不明にw)なので肝心な所は書きませんが、良く言えば期待を裏切らずにやってくれたってとこで

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    2010年11月07日
  • 名探偵はどこにいる

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    『名探偵はもういない』の続編らしいが、完全に内容を忘れて読んだ。読者おいてきぼりな部分はあったけど、まぁなかなか楽しめた。「あかずの扉」研究会シリーズの外伝という事だったけど、共通点は後動警部補だけ? 別に外伝じゃなくてもいいのでは…。

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    2010年08月26日
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

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    あかずの扉研究会シリーズ。影郎沼の洞窟を舞台におこる連続殺人。普通になんとなく読める。キリシタンと人間の欲望が引き起こす殺人事件。

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    2010年08月15日