霧舎巧のレビュー一覧
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ネタバレ3+
シリーズ3作目。このシリーズを読むのは1作目以来。2作目がなかなか手に入らないので(と言ってもそれほど躍起になって探しているわけではいが)ひとつとばすことにした。霧舎学園シリーズも既に10月まで読んでしまったし、こっちも早く読んでおきたい。
関係者の氏名に駄洒落のような意味合いを持たせるプロットは、さすがに安っぽさが目立ち、ちょっと厳しい。加えて犯人の指摘に直結する要素の一つである名刺の扱いもかなりあからさまで、名刺の図版が出た時点でそれがどういう意味を持つのかが丸わかり。もう少しさりげなくできなかったものか。雰囲気といいキャラクターといい好きな部類の本格ものだが、出来には多少ケチ -
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やっぱり、わくわくしますよねぇ~
“読者への挑戦状”
登場人物覧を空白にしたりとか
折り返し部分の作者コメントとか
何気に挑発的(笑)な部分に思わず“ニヤリ”です。
で、久々にメモ帳を片手に挑みました(笑)
第1章まではすごくおもしろかった。
こういう、ちょっと“斜め上”からの視点で
物事をみるお話は大好物です。
が、第2章からは、普通の推理小説に
なってしまったのがとても残念!
作者さんとしては
ここで読者の予想を裏切り
“あっ”といわせたかったのでしょうが
ある意味“あぁこのパターンか...”
って感じかな。
で、肝心の推理については
“無難”にまとまっています。
(私は真相に -
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雪に閉じ込められたペンション。
ひと癖もふた癖もある客とペンション関係者。
美人オーナー。
そこで起こる殺人。
そして「読者への挑戦状」・・・
うを~!!!ベタだ!!!「本格」だ!!!w
いいねえ。なんかこういうの大好きw
欧米ではこういうのは子供が読むだの流行らないだの言われたりするけどうるせえよ!ww
古典的ってのはいつの時代も通用するから古典っていうんだよ!w
作者いわく「絶滅危惧種の本格ミステリ作家」だそうですし、「20世紀最後の本格作家みたいにいわれてその後21世紀最後の・・という人がでてこないので自分が最後の一人なのかも」とか言ってますよ?噴いたww
まあもちろん話はそこまで -
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「最後の新本格作家」という呼び声の高い霧舎巧のデビュー作。
「あかずの扉」研究会シリーズ第一作です。
やっぱりデビュー作だけあって非常に荒削りな印象が強く、話とか会話もぽんぽん飛んでいって若干読みづらい印象も・・・
ただそれでも力強い文章力というか、そういうのは感じますね。このシリーズ、今後も読んでいってみたいと思います。
これの面白いところは、いわゆる「探偵役」が二人もいるところだと思いました。その二人が反目して・・というのでなく、お互いがお互いを思いやりながら事件を解決・・・というのはおもしろい作りですね。「推理小説フリーク」の主人公は予想通りのワトソン役ってのも笑えてよいです。 -
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あかずの扉シリーズ最新作・・・だと思う。
今回は閉園した遊園地の中央にたたずむ塔。
以前の事件の被害者の名前を騙ったメッセージから件の塔にいきつく「名探偵」鳴海と研究会の面々。
自身の過去にまつわる手紙から塔にいきつく咲さん。それを追いかけるもう一人の名探偵後動。
「首吊塔」の別名のある自殺の名所である塔内で起こる殺人劇。内側に閉じ込められる後動と外側からの鳴海。両側から事件を解決していく先に見える真相とは?
それなりにおもしろいです。
若干「キャラメイン」になりがちですが、本格テイストはかたくなに守り続けているところで「ライトさ」が控えめにできてるんでしょうね。
しかしカケルが「霧舎巧 -
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あかずの扉研究会シリーズ第三弾。
これまで見せ場が少なめだった「名探偵」鳴海とワトソンのカケルがとある洞窟ホテルで閉じ込められてしまう。
入口は爆破だか土砂崩れだかで埋まってしまい、地上との出入り口であるエレベーターに向かうも中には死体が。エレベーターはそのまま故障で動かず・・・・村に伝わる影朗さまといわれるご神体を殺人鬼のようにおそれる古老。連続する「見立て」殺人とダイイングメッセージ。
嗚呼・・・・・ベタだ。。。。ベタさがまた心地よい・・・ww
ここまでベタな「本格」のおぜん立てもそうはないでしょうw
途中、ちょっと無理矢理感を感じたりもしましたが、最終的な謎解きもダイレクトにわかりや -
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「名探偵はもういない」につづく「開かずの間」シリーズスピンオフ第二弾。
前作にも登場した双子女性による殺人計画とアリバイトリック。それによる脅迫事件を看破し解決に導いた後動警部補。
事件はそれから数年後。解決した事件のはずがまたもや脅迫状が舞い込む。行方不明となった後動警部補の代わりに今回事件に挑むのは「カレイドスコープ島」で登場した今寺刑事。
後動警部補の手がけた過去の事件と現在の事件を結ぶ糸とは?今寺自身の「不可思議な過去体験」の真相とは?
まあそんな感じかな?
前作はスピンオフ元作品を未読だったからいまいち衝撃がうすかったんですが、今回はキチンと読みこんできたので大丈夫。
相変らず探 -
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霧舎さんも積ん読がいろいろありましてやっと読みました。
割と前のものを集めた短編集として普通に見てたのですが最後のおまけ的1話で”してやられたなー”という感じが。
途中まではふーん、解りやすいものが多いな(トリック的に)ってな感じで見てて御手洗の話で普通に御手洗が好きなのでニマニマしてたりしてたんですが…最後のね、アレ。
あ、なんだ…伏線かあああああ!と^^
でも普通に読んでるものが最後に綺麗にすぽっとまとまると何かスッキリします。
一応ネタバレはあまりしないように(してるつもり←のせいでレビューーが意味不明にw)なので肝心な所は書きませんが、良く言えば期待を裏切らずにやってくれたってとこで