伊丹敬之のレビュー一覧

  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    尊敬する伊丹先生の一冊。
    非常に分かりやすく、経営学の「け」の字も分からない
    高校生が読んでも非常に面白く、かつ分かりやすかった。
    経営学という分野に関心がわいた私にとって
    歴史的な一冊だった。

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    2009年10月04日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    「会社の仕組み」とあわせて読みたい本。
    特に、経営学の初学者におすすめ。
    浅く広くトピックを網羅しているので、この本をきっかけに、詳細な本を読むとよいと思います。
    伊丹さんが書いている専門書のエッセンスが詰まっているので、この本からそれぞれの本に進んでいくのもよいと思います。
    (はっせー)

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    2009年10月07日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    経営とは何か?について総括的に解説した本。個からはじまってリーダーシップ、会社全体と徐々に視点高度をあげて解説している。総括的に知るには良書。


    ・会社の側から見れば、マネジメントの一つの本質は富と情報と権力と名誉の適切な分配にある、と言ってもいいだろう。それを分配される個人の側から見れば、会社は彼らの人生にとって大切なこれら四つのものの分配を決めてしまう存在なのである。

    ・契約社員は会社にとって、銀行借り入れと似ている。満期が来たら関係がいったん終わること、そして更新があり得ることを事前に想定している点が似ているのである。その点、正社員は株主と似ていなくも無い。

    ・(人の)流動性が高い

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    2014年10月14日
  • 経営戦略の論理(第5版)

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    うまくいく戦略には論理がある。
    その論理は、
     顧客
     競合
     自社の能力
     心理
    に適合していることが求められる。

    顧客適合とは顧客のニーズにあっているかどうか。
    競合適合とは、差別化され、相手から真似されず、反撃する気もなくすようになっているか。

    能力適合とは、自社の持つ能力にあっているか。
    心理適合とは、戦略を作る人、実行する人に響くかどうか。

    論理として考えべき視点は
     カネ
     学習
     心理

    カネとは経済性。儲かるかどうか。
    学習は、それをすることで、得られる組織的な学び。
    心理は、やりたいかどうか。

    戦略は、As-isからではなくto-beから、という教えは、第四版で学んだ

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    2025年11月10日
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか

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    管理会計には影響システムとして機能するという発想を持っておらず、勉強になった。測定することで意図しない影響を与えうることに意識を向け、現場想像力を持って制度設計が必要であると理解した。

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    2025年09月24日
  • 経営学とはなにか

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    構成、内容ともにかなりオリジナルな部分が多い。
    が、実務的には本書の内容は参考になる部分が多い。
    本書を読み、組織内でアイデアが多く生まれる組織づくりや、メンバー相互の人間的理解を深める仕組みなどに多くの日本企業が問題を抱えていると思った。

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    2025年08月10日
  • サービスイノベーションの海外展開―日本企業の成功事例とその要因分析

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    コロナ前、研究自体は10年近く前だけど、サービス産業の海外展開事例と肝みたいなところを学べる。

    思った以上によかった。

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    2025年06月28日
  • 中二階の原理 日本を支える社会システム

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    中二階とは、組織を動かすときのある種の原理。二階は基本原理=建前、一階は現場、その間を調整するねじれを調整するための機能。
    二階から見ると単にでこぼこにしか見えない場合もある。
    二階の原理から考えることには限界がある。中二階が以外な働きを示した場合が多い、無視をすると正課がでない。

    二階の漢字、一階のひらがな、中二階の仮名交じり表記。
    和魂漢才、和魂洋才。
    天皇制という中二階。二階の統治者を支えて一階を納得させる手段。
    廃藩置県、秩禄処分=一時金支給による棒録の廃止。
    幕末以来の武士の危機感が、廃藩置県を無理なく推敲させた。
    戦後の農地改革=日本の発案による施策。価格が1950年まで据え置か

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    2025年01月06日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    管理職や経営層へと進んでいく中では、経験上得た知識だけでなく、このような座学による知識の獲得とその実践と検討が、必要だと思う。

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    2024年09月21日
  • 漂流する日本企業―どこで、なにを、間違え、迷走したのか?

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    大企業は設備投資より配当のほうが多くなった。
    バブル前より従業員数は増えている。人口は変わっていないから雇用参加率は増えている。
    金利低下で売上経常利益率は増えた。
    設備投資がないから自己資本比率が上がった=ROEが下がった。
    メインバンクが頼りがいがなくなった=手元資金を増やす。設備投資は行わない。アメリカ流を取り入れて配当を増やす。
    リーマンショック直後で輸出は33%減。
    大企業は人件費は2001年以降変わっていないが配当だけ増えている。
    人件費に使わず、大企業は配当を増やし中小企業は内部留保を高めた。

    アメリカ流の株主重視策から。
    委員会設置会社は普及していない。90社程度、2%程度。

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    2024年06月07日
  • 漂流する日本企業―どこで、なにを、間違え、迷走したのか?

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    日本企業が配当を重視して投資を実行してこなかったことで成長しなくなっている姿を30年間くらいのデータで示しており面白い

    中小企業よりの書き方と今後の施策が現実的でない点は気になる

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    2024年05月14日
  • 漂流する日本企業―どこで、なにを、間違え、迷走したのか?

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    『日本漂流:失われた30年の経済解析』
    統計情報 ☆☆☆☆☆
    解釈   ☆☆☆☆
    未来への提言☆☆
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    【はじめに】
    「失われた30年」という言葉は、日本経済の長期停滞を象徴するフレーズです。しかし、その実態を正確に説明できる人は少ないでしょう。この本は、マクロ経済の視点からミクロ経済の動向を理解するための重要なインプットを提供します。

    【1;統計データの洞察】
    1975年から2021年にかけての統計データは、売上高と従業員数の年率2%弱の増加、利益率の4倍の上昇、設備投資の年率1%の増加を示しています。これらのデータは、日本経済の変遷を理解するための鍵となります。

    【2;解

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    2024年04月21日
  • 経営学とはなにか

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    経営学の体系として、
    ・未来を設計する
      現在の立ち位置(誰のための何者になるか)を設計し、さらに将来どうなりたいかを描く
    ・他人を通してことを成す
      組織として成果をあげるための影響システム(適切な権限委譲、コミュニケーションと調整のしくみ作り、インセンティブシステム)と自己刺激のシステム(理念の浸透、リーダーが先頭に立って意志を明確にすることによる組織文化の醸成、ヨコの刺激が生まれやすい職場や仕事の設計)を構築する
    ・想定外に対処する
      コンティンジェンシープランの策定、何を修正すべきかの判断、想定外から得た教訓の体制への組み込み、想定外対処から得たノウハウの蓄積

    これらに通奏低音

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    2023年08月07日
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか

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    管理会計を情報システムと影響システムの2面から捉え、どのように設定すべきなのか?を論じた一冊。会計、経営、管理に携わる仕事の基礎として読んでおきたい一冊。

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    2023年07月16日
  • ケースブック 経営戦略の論理(全面改訂版)

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    ケース版の方が理解がしやすく、日本企業の具体例もとても参考になる
    ケースはあくまでも過去のことだけど、その型を理解することは大切だと思う

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    2023年06月02日
  • 平成の経営

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    バブル後の銀行倒産で企業は内部留保を多く、投資を少なくしたのが衰退の原因。
    アメリカ、中国、ASEANへの投資はほぼ拮抗。
    日本は失業率を比較するために賃金を比較した。
    日本はアメリカと中国の間にある中庸であることをもっと誇るべきではないかと思った。

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    2022年05月11日
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム

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    経営戦略の古典的名著ということで、ある人から推薦され、
    読んでみました。
    自分が生まれる前くらいに初版が出て、
    年を追うごとに改定され、現在が第4版。
    これだけのロングセラーなだけあって、
    実際に読んでみるととても読みごたえがあります。

    第4版は、事例を少なめにしたということなので、
    ある程度の社会人経験がないと、
    何を言っているのか分からない作りになっているかもしれませんが、
    その代わりに考えさせながら読ませてくれる本です。
    (実際、自分も技術のところは、あまり経験がなく、
    イメージできないところもありました。)

    驚かされるのは、伊丹先生のロジック構築力。
    時間の推移も考慮しながら、論理

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    2021年11月24日
  • 直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍―経営の知的思考

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    意思決定のために必要なステップまたは次元を、直感・論理・哲学と区切り見つめる。小倉昌男や安藤百福、西川彌太郎、本田宗一郎らを引き合いに、それら3つの組み合わせによる決断の重要性を示す。

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    2021年10月18日
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか

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    業績指標は外部向けと内部向けを、きっちり経営者が分けて考えられることが大事なのですね。
    会計数値と現場は別物。業績指標に振り回されて、現場の魂をなおざりにしてはいけない、ということがわかった気がします。

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    2021年05月21日
  • 日本企業の復活力 コロナショックを超えて

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    デフレ、少子化、、、成長要素に乏しいここ数年だったが、追い討ちをかけるコロナショック。
    本書ではそんなピンチをチャンスに変え、心の弱っている日本企業再生の道しるべを示してくれた。
    デジタル化する製造プロセスの最後尾に「ひと配慮&ひと手間」こそが日本企業の強みになると。
    ユニークであり立て直しのヒントになる提言ありがとうございました。

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    2021年03月11日