伊丹敬之のレビュー一覧

  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか
    管理会計を情報システムと影響システムの2面から捉え、どのように設定すべきなのか?を論じた一冊。会計、経営、管理に携わる仕事の基礎として読んでおきたい一冊。
  • ケースブック 経営戦略の論理(全面改訂版)
    ケース版の方が理解がしやすく、日本企業の具体例もとても参考になる
    ケースはあくまでも過去のことだけど、その型を理解することは大切だと思う
  • 平成の経営
    バブル後の銀行倒産で企業は内部留保を多く、投資を少なくしたのが衰退の原因。
    アメリカ、中国、ASEANへの投資はほぼ拮抗。
    日本は失業率を比較するために賃金を比較した。
    日本はアメリカと中国の間にある中庸であることをもっと誇るべきではないかと思った。
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム
    経営戦略の古典的名著ということで、ある人から推薦され、
    読んでみました。
    自分が生まれる前くらいに初版が出て、
    年を追うごとに改定され、現在が第4版。
    これだけのロングセラーなだけあって、
    実際に読んでみるととても読みごたえがあります。

    第4版は、事例を少なめにしたということなので、
    ある程度の社...続きを読む
  • 直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍―経営の知的思考
    意思決定のために必要なステップまたは次元を、直感・論理・哲学と区切り見つめる。小倉昌男や安藤百福、西川彌太郎、本田宗一郎らを引き合いに、それら3つの組み合わせによる決断の重要性を示す。
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか
    業績指標は外部向けと内部向けを、きっちり経営者が分けて考えられることが大事なのですね。
    会計数値と現場は別物。業績指標に振り回されて、現場の魂をなおざりにしてはいけない、ということがわかった気がします。
  • 日本企業の復活力 コロナショックを超えて
    デフレ、少子化、、、成長要素に乏しいここ数年だったが、追い討ちをかけるコロナショック。
    本書ではそんなピンチをチャンスに変え、心の弱っている日本企業再生の道しるべを示してくれた。
    デジタル化する製造プロセスの最後尾に「ひと配慮&ひと手間」こそが日本企業の強みになると。
    ユニークであり立て直しのヒント...続きを読む
  • 平成の経営
    巻き込まれて気付かない、バブルから為替変動、金融危機のなかで勝負出来なく内部留保な時代。人材だよね。
  • 直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍―経営の知的思考
    直感や理論の思考について扱った本はいくつか見かける。この本は、実際にアクションを起こすために、さらに哲学を持つことの大切さまで記されている点がすばらしいと思う。
  • 人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理
    カネの論理とヒトの論理。
    どちらも企業運営には欠かせないものであるが、アメリカの企業はカネの論理を優先させ、日本の企業はヒトの論理を優先させた。
    バブルの前くらいは、日本企業のパフォーマンスがアメリカ企業のそれを圧倒していたが、バブル崩壊以降は、全く逆の状態となってしまっている。
    日本企業も、カネの...続きを読む
  • 経済を見る眼―ビジネス現場で役立つ
    著者の伊丹敬之先生は、高名な経営学者である。本書は、「経営学者が書いた、マクロ経済の本」だ。

    色々なトピックスを扱った本であるが、自分にとっては、バブル崩壊後の、いわゆる「失われた20年間」をマクロ経済データで振り返っている部分が面白かった。
    1996年の日本のGDPが516兆円。約20年後の20...続きを読む
  • 平成の経営
    経営学者の大御所による、経営の平成史。著者の他の本でも色濃く表れる日本経済肯定が、本書でも噴出している。ただ、印象で論じるのではなく、データに基づいているから、科学的な検証だとも言える。学者だけに現場経験からものを言うことはできないが、さまざまな経済指標を使って全体を見渡す視野の広さは圧巻だ。著者は...続きを読む
  • 人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理
    社会主義との比較で、資本主義は成功したといえるが、原理的に、収束点をもてないこの主義は、当然オーバーシュートを起こし、その結果としてリーマンショックなどの経済的破綻を定期的に引き起こしてきた。その対立軸として、著者が提唱するのが「人本主義」。 このネーミングから、ひ弱なヒューマニズムを連想させるが、...続きを読む
  • 場の論理とマネジメント
    理論は第一部、実務は第二部。とくに場の運営ともいえる場のかじ取りのマネジメントは組織開発、ファシリテーション領域において参考になる。すごく濃いかつ読み辛いので、自身の生かしたい領域の部分を読み込むのが良い。
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か
    技術を武器にするための『技術』がある。
    そういう内容の本。
    当たり前のことかもしれないけど、当たり前を当たり前にできたら、尋常ではない。
  • 場の論理とマネジメント
    修士論文作成時に大幅に参照しました。経営者として、ありていに言って仕舞えば、従業員を経済活動としてコントロールするわけですが、その方法はダイレクトなものではなく、皆の協働を促す場創りである、という指摘。
  • 経済を見る眼―ビジネス現場で役立つ
    ◎日本経済は、この20年間、ほとんど成長していない。
    この「成長しなささ」は、国際比較をすると衝撃的。
    アメリカは、この20年間でGDP2.2倍。日本は、”3%マイナス”

    ◎成長しなくなった今の日本の最大の問題は、国民の心理的エネルギー水準の低迷であろう。
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか
    ・情報システムと影響システムが管理会計にはあり、後者を忘れてはならない。
    ・一見すると矛盾するようなことに総合的判断を下すことが、経営の本質である。
    ・経営の本質は「他人を通して事をなす」ことにある。情報システムだけではなく、影響システムをうまく使うことが欠かせない。
    ・会計データは、現場想像力を働...続きを読む
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    伊丹教授からの学び。
    「ケンカのさせ方」、「ついついの甘えと錯覚」(6割で優良企業)等は改めて参考になった。
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か
    MOTについて分かりやすく解説しているが、イノベーションをどう起こすか?というところはやはりコントロールできないようだ。ただ、本当のイノベーションが事業の成功に絶対必要な条件ではなく、技術の目利きが大事というのは一理あると思う。いいコンセプトを創造できるように視野を広く持ちたい。