伊丹敬之のレビュー一覧

  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    秋からの講習の講師の著。事前学習として取り組む。
    戦略論からリーダー論まで、松下翁の考え方が基本となっているような印象。とても共感できた。「競合との比較優位性」と「顧客の心を引き寄せる度合い」という、2つの勝利というのは新しい概念であった。リーダー像と現状のギャップにはいたく反省

    0
    2012年08月05日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    ■戦略とは何か
    「誰に何を売るか」「売るためのインプットとしてのコストをどれだけ減らせるか」についての設計図

    設計図については、競合他社や市場も含めた上でどのように競争に勝っていくのか盛り込む

    短期的な視点だけではなく、長期的な視点で考える
    →競争相手がすぐに追いつける戦略ではずっと勝てない
    →将来なりたい姿のために短期的には捨てる部分があることを明確にしないと、実行する従業員も仕事に身が入らない

    設計図には、何を武器にして競争に勝っていくのか(あるべき姿)
    とそのためのシナリオを記載する

    過去の延長線上の話は戦略ではない
    ボトムアップで作る戦略は戦略ではない


    ■戦術とは何か
    戦略

    0
    2012年06月09日
  • 経営の力学 決断のための実感経営論

    Posted by ブクログ

    企業運営に纏わる、さまざまな力学を捉えた経営の薦め。教科書的な経営理論とは異なり、現場で起こっている生々しさを感じさせる記述。経営からリーダー論まで。

    0
    2012年05月16日
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【書評】
     本書は日本型のあるべきコーポレートガバナンスを検討した書で、日本企業の従業員主権的なあり方が、決して閉鎖的で自己完結的なものではないと主張する。株式会社制度の歴史、日本社会の歴史、資本主義の多様性の観点を検討することで、日本型従業員主権企業の普遍性と合理性を理論的に考察した本である。
     曰く、会社が社会構築物である以上、会社の仕組みや法制度は社会に根付かねばならない。日本がせねばならぬは、ただ欧米の型を導入するで無く、日本の歴史と株式会社制度の本質に根ざした改革であり、本書はそのためのたたき台となることを意図して書かれた意欲作である。 


    【まとめ】
     従業員主権という慣行に基づ

    0
    2012年05月06日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    経営学について読みやすくスゥッと入りやすい一冊。

    たとえば、概念的な問いで、「なぜ会社で働くのか?」というと、
    人は一人ではあまり大したことはできないことが多いから。

    逆に言えば、人は人と協力して何かを成し得ることができる。
    会社がその場を提供してくれているというわけです。

    当たり前にあるものというミカタではなく、
    その場所があることを、素直に、大切にしたいと思います。

    人が一人で生きる場所はなく、もしも一人で生きていたら…と想像することもとても難しいことです。

    そして、経営とは何か?

    それは、人間の神経に該当する情報の流れ、人間の心に該当する感情の流れがうまく機能して、つまりそれ

    0
    2011年12月06日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。経営と一言でくくっても、その範疇にあるものは広くて深く、よくわからない。なので、まずどう考えてみたら、見てみたらよいのか参考になる。

    0
    2011年12月03日
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コーポレートガバナンスの新しい視点。
    但し、本書を読む前にはコーポレートガバナンスの基本的な考え方である「プリンシパル=エージェント理論」をしっかり理解しておくことが必要。また、できれば契約理論の基礎もあった方が良いかもしれない。

    0
    2011年09月17日
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

    Posted by ブクログ

    ざっと読んだだけだが、丁寧に述べられていて好印象。
    岩井克人の『会社はだれのものか』をより精緻にしたものといったところか。

    0
    2011年06月17日
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

    Posted by ブクログ

    ・従業員主権・富の分配のルールが明確であれば経営者の暴走は防げるうちの会社のことじゃん!と思うぐらい、うちの体制とよく似ていた。共感。

    0
    2011年06月15日
  • ゼミナール経営学入門<第3版>

    Posted by ブクログ

    入門ながら大著。ハードカバーで600ページ弱あるのでなかなかの重み。
    レビューを見ている限りでは、なかなか評判のいいテキストだったので身銭を切って買うことにした。3000円。
    というのは、バイトの経営学部のやつに、経営学部じゃなくせに何言ってんの、みたいな感じで見られたのが腹立たしかったからだ。まぁこれもいいきっかけだから経営学について勉強してみることにした。幸い一応バイトをしているので、少しくらいは実感を持って勉強できそうな気がしているのだ。
    もうひとつ経営を勉強したいと思った理由があって、それはドラッカーの『マネジメント』を少し前に買って読んだのだが、いまいちピンと来なかったのが気持ち悪か

    0
    2010年08月04日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    社内自己啓発勉強会課題図書第2弾。マネジメントと、企業とは何をやっているところかという本質的なところを考える課題です。実際の経営者の方からは、批判の声もきいたりしますが、「場」の理論など実際に試してみるなどして、体感しました。捻じ曲がった基礎の修正に役立ちます。また、何のために企業で働くのか(働いているのか)わからなくなった時にも役に立つと思います。次の課題はついにドラッカー・・・

    0
    2011年07月15日
  • イノベーションを興す

    Posted by ブクログ

    東京理科大学総合科学技術研究科教授、一橋大学名誉教授である伊丹敬之氏による「イノベーションを興す」。

    本書で定義されているイノベーションのプロセスは「①筋の良い技術を育てる②市場への出口を作る③社会を動かす」であり、このプロセスでイノベーションを進めていくにはどうすれば良いかということが、順序立てて説明されている。

    調査結果等に基づいて論理が展開されているというよりは、著者の考えが論理的に書かれている。

    メーカーでのエンジニアの経験がある私としては、大学教授という立場にも関わらず、技術開発の現場を熟知していることに何度も驚かされながら読み進めていったが、社会人大学院の教授ということで、現

    0
    2010年06月17日
  • 場の論理とマネジメント

    Posted by ブクログ

    内容が濃いのでよむのが大変。各チャプターのハイライトとグラフ、要約をさきによむと理解しやすい。日本流、田舎流とは合わないと思う、あと少なくとも優秀かヤル気の有る人材が幹部以外で十人は必要な理論。駒が揃ったら精読したい。

    0
    2010年05月26日
  • イノベーションを興す

    Posted by ブクログ

    ・イノベーションの三段階プロセス
    ①筋のいい技術を見つける
    ・筋のよさとは
    (ア)科学の原理に照らして原理的深さを持つ
    (イ)社会のニーズの流れに照らして、人間の本質的ニーズに迫っている
    (ウ)自分たちの得意技に照らして、付かず離れずの距離にある
    ・データもディテールもほどほどにして、原理の高みに上がって技術の俯 瞰図を描ける人が技術の目利き
    ・偶然は準備のある心の持ち主に微笑む。そして「準備ある心」と は、次の三つのステップへの努力と能力を備えた心
    (ア)偶然が生まれる:偶然の現象が起きる確率を高める努力
     A.意味のある偶然が起きやすいような活動領域・状況を設定する  努力

    0
    2010年03月22日
  • 経営の力学 決断のための実感経営論

    Posted by ブクログ

    ■概要
    組織と人間、市場と戦略、資本と社会・・・等
    力学の視点から現場の複雑な現実を読み解く。

    2008年出版なのに、なぜか古く感じました。
    (良く言えば時代を超越している/悪く言えば新鮮味の無い)
    (DSの話が出てきて、えっ?DS??と驚き)

    ■仕事に活かせる点
    もう少し読み込んでから。

    (さわ)

    0
    2010年03月02日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    伊丹さんのMOT関連の書籍の印象がよかったので購入してみました。サブタイトルに「入門」とある通り、経営に関する幅広いテーマについて平易な言葉で説明されています。その分、物足りなさもあるかもしれません。

    それでも内容には、単なる既存のマネジメント論や戦略論の引き写しだけでなく、少し背伸びをさせてみて成長を促す「オーバーエクステンション」や階層型のマネジメントと対比させた「場のマネジメント」など、独自な視点も展開されています。ドライなものだけでなく、ウェットな部分も大事にしているという印象を受けます。

    「人は性善なれど弱し」

    なるほど、そうかもしれないですね。

    0
    2009年12月26日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    仕事を成功させるためのヒントが、沢山盛り込まれている本。最初は、平易な表現の一読ポイでOKの本という印象であったが、中身を見てみると、伊丹センセイのエッセンスがぎっしり詰まっている。お買い得。

    0
    2018年10月14日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    大学の教科書を流し読みしてみた。
    時々、面白いエピソードもあるにはあるが、第4部までは地味な経営の基礎知識の解説。第5部から本質に迫る内容になっている。第5部に関しては非常に読み応えのある内容になっていた。

    「つまり、ほどよいバランスを常にとってスムーズな成長経路を企業がたどっていくことはほとんどない。企業は振り子のようにゆれ動くのがふつうである、揺れながら、成長していく。そして、ゆれ動きながら、企業は長期的なバランス、ダイナミックなバランスを取っている。
     もちろん、二つの極の間のバランスの取り方には、『つねに中庸を狙う』という方法もある。しかし、そのやり方には無理が多そうだ。バラン

    0
    2009年10月04日
  • ゼミナール経営学入門<第3版>

    Posted by ブクログ

    叩き上げの実務家ビジネスマンには「ケッ、経営学の教授なんて能書きだけじゃねえか」と(特に若い経営学者を)小馬鹿にした態度をとるヒトがよくいるけれど、加護野センセイにそういう態度をとるヒトはさすがに見たことがない。経営学の基礎を興味深く勉強させてもらいました。

    0
    2009年10月04日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

    Posted by ブクログ

    企業とは何か、誰のものか、組織とは、組織の中で人々はなぜ働くのか、戦略とは、リーダーとは、組織・人を動かすには、事業システムとは。。。
    この本を通して、今までもやっと考えていたものが、きれいにおなかに落ちました。

    会社に属する事の意味、会社と向き合うのでなく、仕事を通して自分と向き合う自分軸があったうえで組織に属して、結果として一人で出来ない物事を達成して行くんだなあ。。。と

    0
    2009年10月04日