伊丹敬之のレビュー一覧

  • 孫子に経営を読む
    経営学とくにMOT関連の論文・書籍の多い
    伊丹氏による孫子の解説本。
    面白く読みましたが、特に新たな発見はなく。。
    孫子の解説本は何回か読みましたが、そんなに
    心の奥には入ってこず。。これは原典を読むしかないか
    と思ったりします。訳本しかよめませんが。
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か
    理に偏りすぎず、情にも通じた技術者たるべき。専門の域に留まらず、少し離れて客観的に見るべき。上位概念の構想を時間軸や規模を変えた視点で行うべき。
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    東京は丸の内の丸善で買った本。
    見かけた時、シンプルな装丁に惹かれて手にとった、と思う。
    その時は、外資系企業出身の著者の本が世の中に溢れていた。
    有名企業ならではのノウハウや、マインドとかを、
    凝った装丁や見た目で仕上げた本が多かった。そんなふうな、
    つい目がいくような本が多い中で、この本を見つけ...続きを読む
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム
    競争戦略における、適合=Fitに焦点を当てた戦略本。著者曰く、長期的に成長できる戦略とは、ダイナミックかつ不均衡でなければならない、と。イノベーションを起こすためには、経済合理性だけでなく、戦略を下支えする技術的資産が不可欠であると同時に、本気で世界を変えようとする想いもなくてはならない、と読み取っ...続きを読む
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム
    戦略とは、『将来のありたい姿』と『そこへ至るための変革のシナリオ』の流れの設計である。
    シナリオ構想は、次の順序で描く。
    1.目標、2.ありたい姿、3.現状、4.変革のシナリオ
  • ケースブック 経営戦略の論理(全面改訂版)
    「ケースから、論理を学ぶ」、その意について表層に触れた程度に過ぎないとは思いますが、ケースに向き合う態度をあらためるいい機会になりました。
  • ゼミナール経営学入門<第3版>
    下手に複数冊の経営学の本を読むよりは、この本を一冊しっかり読み通した方がいいだろうな、という感想。

    ただ、全体的に文章が冗長なところが多いのかわからないが、文章が読み辛い印象でもあった。もう一度読み返したい、とは読み終わった今では全く思わないのが正直なところ。
    良書であることは間違いないか。
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    秋からの講習の講師の著。事前学習として取り組む。
    戦略論からリーダー論まで、松下翁の考え方が基本となっているような印象。とても共感できた。「競合との比較優位性」と「顧客の心を引き寄せる度合い」という、2つの勝利というのは新しい概念であった。リーダー像と現状のギャップにはいたく反省
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    ■戦略とは何か
    「誰に何を売るか」「売るためのインプットとしてのコストをどれだけ減らせるか」についての設計図

    設計図については、競合他社や市場も含めた上でどのように競争に勝っていくのか盛り込む

    短期的な視点だけではなく、長期的な視点で考える
    →競争相手がすぐに追いつける戦略ではずっと勝てない
    ...続きを読む
  • 経営の力学 決断のための実感経営論
    企業運営に纏わる、さまざまな力学を捉えた経営の薦め。教科書的な経営理論とは異なり、現場で起こっている生々しさを感じさせる記述。経営からリーダー論まで。
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革
    【書評】
     本書は日本型のあるべきコーポレートガバナンスを検討した書で、日本企業の従業員主権的なあり方が、決して閉鎖的で自己完結的なものではないと主張する。株式会社制度の歴史、日本社会の歴史、資本主義の多様性の観点を検討することで、日本型従業員主権企業の普遍性と合理性を理論的に考察した本である。
     ...続きを読む
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    経営学について読みやすくスゥッと入りやすい一冊。

    たとえば、概念的な問いで、「なぜ会社で働くのか?」というと、
    人は一人ではあまり大したことはできないことが多いから。

    逆に言えば、人は人と協力して何かを成し得ることができる。
    会社がその場を提供してくれているというわけです。

    当たり前にあるもの...続きを読む
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    おもしろかった。経営と一言でくくっても、その範疇にあるものは広くて深く、よくわからない。なので、まずどう考えてみたら、見てみたらよいのか参考になる。
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革
    コーポレートガバナンスの新しい視点。
    但し、本書を読む前にはコーポレートガバナンスの基本的な考え方である「プリンシパル=エージェント理論」をしっかり理解しておくことが必要。また、できれば契約理論の基礎もあった方が良いかもしれない。
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革
    ざっと読んだだけだが、丁寧に述べられていて好印象。
    岩井克人の『会社はだれのものか』をより精緻にしたものといったところか。
  • 日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革
    ・従業員主権・富の分配のルールが明確であれば経営者の暴走は防げるうちの会社のことじゃん!と思うぐらい、うちの体制とよく似ていた。共感。
  • ゼミナール経営学入門<第3版>
    入門ながら大著。ハードカバーで600ページ弱あるのでなかなかの重み。
    レビューを見ている限りでは、なかなか評判のいいテキストだったので身銭を切って買うことにした。3000円。
    というのは、バイトの経営学部のやつに、経営学部じゃなくせに何言ってんの、みたいな感じで見られたのが腹立たしかったからだ。まぁ...続きを読む
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門
    社内自己啓発勉強会課題図書第2弾。マネジメントと、企業とは何をやっているところかという本質的なところを考える課題です。実際の経営者の方からは、批判の声もきいたりしますが、「場」の理論など実際に試してみるなどして、体感しました。捻じ曲がった基礎の修正に役立ちます。また、何のために企業で働くのか(働いて...続きを読む
  • イノベーションを興す
    東京理科大学総合科学技術研究科教授、一橋大学名誉教授である伊丹敬之氏による「イノベーションを興す」。

    本書で定義されているイノベーションのプロセスは「①筋の良い技術を育てる②市場への出口を作る③社会を動かす」であり、このプロセスでイノベーションを進めていくにはどうすれば良いかということが、順序立て...続きを読む
  • 場の論理とマネジメント
    内容が濃いのでよむのが大変。各チャプターのハイライトとグラフ、要約をさきによむと理解しやすい。日本流、田舎流とは合わないと思う、あと少なくとも優秀かヤル気の有る人材が幹部以外で十人は必要な理論。駒が揃ったら精読したい。