伊丹敬之のレビュー一覧

  • 平成の経営

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    巻き込まれて気付かない、バブルから為替変動、金融危機のなかで勝負出来なく内部留保な時代。人材だよね。

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    2021年03月05日
  • 直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍―経営の知的思考

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    直感や理論の思考について扱った本はいくつか見かける。この本は、実際にアクションを起こすために、さらに哲学を持つことの大切さまで記されている点がすばらしいと思う。

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    2021年01月06日
  • 人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理

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    カネの論理とヒトの論理。
    どちらも企業運営には欠かせないものであるが、アメリカの企業はカネの論理を優先させ、日本の企業はヒトの論理を優先させた。
    バブルの前くらいは、日本企業のパフォーマンスがアメリカ企業のそれを圧倒していたが、バブル崩壊以降は、全く逆の状態となってしまっている。
    日本企業も、カネの論理を優先させるアメリカ型の経営に近づけていくべきではないか、というのが、最近の風潮のような気がする。

    本書は随分以前に書かれたものなのではあるが、伊丹先生は、それでも、というか、今でも、ヒトの論理の良さを活かす人本主義経営を活用すべきと仰るのではないかと思う。

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    2020年05月02日
  • 経済を見る眼―ビジネス現場で役立つ

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    著者の伊丹敬之先生は、高名な経営学者である。本書は、「経営学者が書いた、マクロ経済の本」だ。

    色々なトピックスを扱った本であるが、自分にとっては、バブル崩壊後の、いわゆる「失われた20年間」をマクロ経済データで振り返っている部分が面白かった。
    1996年の日本のGDPが516兆円。約20年後の2015年のGDPは500兆円と16兆円のマイナス。
    16兆円のマイナスの内訳。民間消費と政府支出の合計はプラス7兆円の微増。民間投資が18兆円のマイナス、輸出入差がマイナス5兆円。
    全体像を見れば、企業の設備投資や民間の住宅投資が大きく減っている。
    一方で、この間の資産の動きを見ると、家計の金融資産は

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    2020年03月07日
  • 平成の経営

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    経営学者の大御所による、経営の平成史。著者の他の本でも色濃く表れる日本経済肯定が、本書でも噴出している。ただ、印象で論じるのではなく、データに基づいているから、科学的な検証だとも言える。学者だけに現場経験からものを言うことはできないが、さまざまな経済指標を使って全体を見渡す視野の広さは圧巻だ。著者はアメリカの経済事情に深く通じているようで、アメリカ型経営と対照をなすように、日本型経営を浮き彫りにしている。主として経済や経営のデータから論を起こし、現場の声や感情が加味される部分は少ない。また、ビジネスの歴史から教訓を引き出す一方で、ビジネスの最前線の動きは関与していないので、日本経済の現状を承認

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    2019年04月16日
  • 人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理

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    社会主義との比較で、資本主義は成功したといえるが、原理的に、収束点をもてないこの主義は、当然オーバーシュートを起こし、その結果としてリーマンショックなどの経済的破綻を定期的に引き起こしてきた。その対立軸として、著者が提唱するのが「人本主義」。 このネーミングから、ひ弱なヒューマニズムを連想させるが、実際にはそうではない。会社の主権者を従業員とすることで、長期的経済的成功の説明を試みる。その目指すところ、平成の松下幸之助といえる志の高さで、なかなか骨太の提言ではあるが、果たしで誰が実践できるのだろうか(孫さんならできるかも?)。

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    2018年10月23日
  • 場の論理とマネジメント

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    理論は第一部、実務は第二部。とくに場の運営ともいえる場のかじ取りのマネジメントは組織開発、ファシリテーション領域において参考になる。すごく濃いかつ読み辛いので、自身の生かしたい領域の部分を読み込むのが良い。

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    2018年10月23日
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か

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    技術を武器にするための『技術』がある。
    そういう内容の本。
    当たり前のことかもしれないけど、当たり前を当たり前にできたら、尋常ではない。

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    2017年12月25日
  • 場の論理とマネジメント

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    修士論文作成時に大幅に参照しました。経営者として、ありていに言って仕舞えば、従業員を経済活動としてコントロールするわけですが、その方法はダイレクトなものではなく、皆の協働を促す場創りである、という指摘。

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    2017年07月14日
  • 経済を見る眼―ビジネス現場で役立つ

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    ◎日本経済は、この20年間、ほとんど成長していない。
    この「成長しなささ」は、国際比較をすると衝撃的。
    アメリカは、この20年間でGDP2.2倍。日本は、”3%マイナス”

    ◎成長しなくなった今の日本の最大の問題は、国民の心理的エネルギー水準の低迷であろう。

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    2017年04月25日
  • 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか

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    ・情報システムと影響システムが管理会計にはあり、後者を忘れてはならない。
    ・一見すると矛盾するようなことに総合的判断を下すことが、経営の本質である。
    ・経営の本質は「他人を通して事をなす」ことにある。情報システムだけではなく、影響システムをうまく使うことが欠かせない。
    ・会計データは、現場想像力を働かせて解釈しなければならない、あくまで「現実の写像」であり「現実そのもの」ではない。
    ・現場想像力とは「こう測定すると、人の行動はこう変わる」という因果律の蓄積である。それを身体に染み込ませるには、人間に対する理解の蓄積、データと現実に付き合わせの経験の蓄積、という2つの蓄積が重要となる。

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    2016年10月17日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    伊丹教授からの学び。
    「ケンカのさせ方」、「ついついの甘えと錯覚」(6割で優良企業)等は改めて参考になった。

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    2016年01月12日
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か

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    MOTについて分かりやすく解説しているが、イノベーションをどう起こすか?というところはやはりコントロールできないようだ。ただ、本当のイノベーションが事業の成功に絶対必要な条件ではなく、技術の目利きが大事というのは一理あると思う。いいコンセプトを創造できるように視野を広く持ちたい。

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    2015年02月28日
  • 孫子に経営を読む

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    経営学とくにMOT関連の論文・書籍の多い
    伊丹氏による孫子の解説本。
    面白く読みましたが、特に新たな発見はなく。。
    孫子の解説本は何回か読みましたが、そんなに
    心の奥には入ってこず。。これは原典を読むしかないか
    と思ったりします。訳本しかよめませんが。

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    2014年12月21日
  • 技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か

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    理に偏りすぎず、情にも通じた技術者たるべき。専門の域に留まらず、少し離れて客観的に見るべき。上位概念の構想を時間軸や規模を変えた視点で行うべき。

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    2014年12月20日
  • 経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門

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    東京は丸の内の丸善で買った本。
    見かけた時、シンプルな装丁に惹かれて手にとった、と思う。
    その時は、外資系企業出身の著者の本が世の中に溢れていた。
    有名企業ならではのノウハウや、マインドとかを、
    凝った装丁や見た目で仕上げた本が多かった。そんなふうな、
    つい目がいくような本が多い中で、この本を見つけた。

    内容はというと、上述のような本とは違い、
    地道を王道として、地に足の着いた経営を説く本だと思っている。
    妙な新語や造語や言い回しはなく、かといって、
    煙に巻くような抽象的な内容でもなかったと思う。

    この本の内容や目的というのは、
    「自分が会社で働いている」という物事を、
    あらためて分解して

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    2013年11月19日
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム

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    競争戦略における、適合=Fitに焦点を当てた戦略本。著者曰く、長期的に成長できる戦略とは、ダイナミックかつ不均衡でなければならない、と。イノベーションを起こすためには、経済合理性だけでなく、戦略を下支えする技術的資産が不可欠であると同時に、本気で世界を変えようとする想いもなくてはならない、と読み取った。運送業など、マニアックな事例もなかなか面白い。

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    2013年07月16日
  • 経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム

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    戦略とは、『将来のありたい姿』と『そこへ至るための変革のシナリオ』の流れの設計である。
    シナリオ構想は、次の順序で描く。
    1.目標、2.ありたい姿、3.現状、4.変革のシナリオ

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    2013年07月10日
  • ケースブック 経営戦略の論理(全面改訂版)

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    「ケースから、論理を学ぶ」、その意について表層に触れた程度に過ぎないとは思いますが、ケースに向き合う態度をあらためるいい機会になりました。

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    2012年11月15日
  • ゼミナール経営学入門<第3版>

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    下手に複数冊の経営学の本を読むよりは、この本を一冊しっかり読み通した方がいいだろうな、という感想。

    ただ、全体的に文章が冗長なところが多いのかわからないが、文章が読み辛い印象でもあった。もう一度読み返したい、とは読み終わった今では全く思わないのが正直なところ。
    良書であることは間違いないか。

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    2012年10月22日