門賀美央子のレビュー一覧

  • お嬢様のお気に入り 1

    無料版購入済み

    私、大学で英文学を専攻していますが、この物語はその伝統をすごくよく踏まえていて、同じくゴシックホラー大好きな身としては狂喜しながら読みました。なんだかイギリスの現代ホラーにこういうのありそうです。執事のロバートが控えめなのに物知りという素敵な男性で、また天真爛漫でトラブルに突っ込んでいくお嬢様がなんだかんだ可愛いです。オトラント城はいつか行きたいと思っていましたが、この作品で今一気に気持ちに火がつきましたw

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    2025年12月05日
  • 死に方がわからない

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    ネタバレ

    まずこの本で知ったこと。
    人間は、生物学的には50歳をこえるとほぼ全てについて老化が始まるということ。
    それはそうかもしれない。
    やっぱりそうなのだろうなと思う。

    で、死に方なのだけれど、コレがなかなかに難しいことが、よーくわかります。
    今の世で生きているというのは、これほど制度や法律や社会との関わりがあるということを改めて知らされます。
    なんて面倒なことでしょう。

    死を看取ってくれる人がいれば多少は良いのですが、看取る側にとって、それだけ手間も暇もかかるという事になります。

    自分を顧みると、夫のいるうちはまあ良いかも。
    けれど、当たり前のように二人ともさらに年をとるのだし、平均値でいえ

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    2025年01月11日
  • お嬢様のお気に入り 3

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    イギリスの良き時代のお伽噺

    キャロラインの変わった性格が大人になって知性をさらに加えて。っていいですね。そしてロマンスも。最後は大団円となりましたが、本当はもっと連載を続けてほしかったです…。

    #ハッピー #ほのぼの #胸キュン

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    2021年08月16日
  • お嬢様のお気に入り 1

    無料版購入済み

    好きです

    ゾクゾクする怪談話ではありませんが(そんなんだったらむしろ好きではない)、不思議な雰囲気に惹かれて一時別の世界にいるような感覚を味わえます。こういうの好き。キャロラインお嬢様が今後どのように成長していくのか楽しみです。

    #シュール #ほのぼの #ドキドキハラハラ

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    2021年08月15日
  • お嬢様のお気に入り 3

    Q

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    少女から大人へ

    夢見る好奇心の塊の少女が、自力でしたいことを見つけ、
    成長して恋も自分で見つける。そんな機会に恵まれるお嬢様のいない時代の
    お嬢様のお話、綺麗な完結です。

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    2021年08月15日
  • お嬢様のお気に入り 3

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    残念な最終巻。
    ハッピーエンドや細かくて美しいはつワールドに酔いしれても、続きのない寂しさはぬぐえません。
    くりかえしよむしかないのでしょう。
    他の方の作品よりずっとクォリティが高くたのしみにしています。
    また新たにこのイギリスものを書いてくださることを待ちたい。
    ジーヴスや、ダウントン・アビー、みんな満たし読んだし、また次を探しに行かなくては。

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    2021年08月14日
  • ときめく妖怪図鑑

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    ネタバレ

    絵が美麗でかわいくて何回でも眺めてしまします。
    本文・それぞれの妖怪の紹介文もとても分かりやすく、それでいて簡単すぎず知的好奇心を刺激される内容ではないでしょうか。妖怪旅行ガイドやブックガイド等も充実していて、入門書としてとても良いのでは。
    私は歴史学→民俗学→妖怪学にたどり着きましたが、妖怪からは博物学、古典、宗教といろいろ遊びに行けるので本当に面白い学問?ジャンル?なのかも。

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    2020年07月25日
  • お嬢様のお気に入り 1

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    上品でそのような女性になりたい

    波津先生のイギリスシリーズはどれも上品でうっとりです。登場人物うち素敵なウイットに富む女性になりたいなと。一巻では看護師の話題を提供してくださってありがとうございます。私も看護師で。ほぼ200年前のあの時代、貴族階級の子女が看護師になるなんて以ての外だったんですよね。好奇心の強いキャロラインの活躍に期待しています。

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    2020年07月20日
  • 文豪の死に様

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    ネタバレ

    文豪の死に様、生き様がたっぷり知れて興味深かった。戦前の文豪がアイドルのような注目された存在であることがわかった。それも生きにくさの原因だろうな‥自分の人生を切り売りしてヒット作を生み出さないといけないし、私生活についても周りからやんや言われる‥そんな中生み出した作品をちゃんと読んでみたい。

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    2025年02月04日
  • ときめく妖怪図鑑

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    自然の豊かさや日本人の心が妖怪を生み出したんだろうなと思う。

    旅行するときに、その土地での伝説などに注目しようと思った。歴史を学んだらより一層楽しめそう。

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    2023年10月14日
  • 文豪の死に様

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    掲げられる文豪に関して、その死に様はおろかしっかり味読して思考を巡らせた著書もそうあるわけではないのだが
    文壇ばかりでなくとも彼らの置かれた環境とその結末としての死から人物を掘り探ることは、書物そのものよりも関係性を覗くことに惹かれてしまう出歯亀的な興味を満たすものとして個人的に楽しかった。

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    2023年09月02日
  • お嬢様のお気に入り 1

    OP

    ネタバレ 購入済み

    全3巻

    読み終わりました。波津先生には珍しく原案があるお話でした。だからなのか、ほんの少しのズレみたいなものを感じて、他の方のレビューは高評価ですが、私はやっぱり波津先生の考えたお話と絵が好きなんだな、と思いました。表紙が本当に美しい。色も素敵です。
    結末どうなるのかと思いましたが、素敵な男性がお嬢さまに見つかってよかったです。普通の男性では無理ですよね、キャロラインのお相手は。

    #深い #ダーク #タメになる

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    2021年10月05日
  • 文豪の死に様

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     大して期待していなかったのだが、これは拾い物だった!
     タイトルは「死に様」だが、取り上げられている十人の文豪それぞれの死から逆照射した生き様が生き生きと描かれている。
     最終章の対談の中で京極夏彦が述べているように、これはブンガク研究者ではとても掛けない内容であろう。
     取り上げられているのは
     樋口一葉 ・享年24/二葉亭四迷・享年45/森鴎外/享年60、有島武郎・享年45/芥川龍之介・享年35/梶井基次郎・享年31/小林多喜二・享年30/岡本かの子・享年49/林芙美子・享年47/永井荷風・享年79
     永井荷風は天寿を全うしたかに見えるが、その実は孤独死だった。
     ややもすれば軽すぎる語

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    2021年01月23日
  • 文豪の死に様

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    文豪と呼ばれる人達の人生と最期。思ってたイメージと違ったり、笑えるし、これ、本当に面白い!梶井基次郎なんて、まさにその通り!でも、昔の作家って、自分の人生や思いをすぐ小説や文章、手紙に遺しているから、こうやって後世にも残るんだなぁ。破天荒出し、あからさまに揉めるし、借金するし浮気するし、死んじゃうし…。岡本かの子の生き方は女として理想なのかもね。でもさ…やっぱりみんな…変人だよなぁ。続編、出て欲しいな、読んで良かった。

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    2020年12月20日
  • ときめく妖怪図鑑

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    ネタバレ

    時代ごとの妖怪の変遷、妖怪型録、妖怪旅名所、妖怪学など、ファンには物足りないだろうが、大人向けの内容で、一般的知識としては十分に面白かった。鬼や天狗、河童のカテゴリーにいくつもの妖怪がいて、イラストの可愛さもあって、眺めているだけでも楽しい。
    16-154

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    2016年08月28日
  • 繋がり方がわからない

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    X上でおすすめされていて読んだ一冊です。

    現在、40代半ばの独り者で「今後一人で大丈夫だろうか」とは思いつつ、孤独耐性が強くて一人の時間が楽しいから問題ないだろう。ただ、生き死にに関わったり、病気をしたら、本作に書かれているような独身扶助会ネットワークもいいなぁ。と思ったりもしている状態です。

    先日、一時期所属していた大人の習い事チームの一人から連絡が来て飲みに行きました。私より少し年下の子です。その子は「チームの皆がそれぞれ家庭の事情とかで実家に帰っちゃうの悲しい。俺、あのチームのメンバー以外でこうやってお酒に誘える人がいない。仕事と家との往復だ」と。
    そのチームは解散になったのは10年

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    2025年11月24日
  • 文豪の死に様

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    ✩は3.5くらい。

    著者の文章力、そして関西人らしい的確でキレのあるツッコミのおかげでとても面白かった。

    文豪は、作品だけでなく各人のエピソードも、その時代柄か今とはあまりに色んなことが違いすぎる。そのため自分とは縁遠く感じることが多かったが、本著で文豪をこんなに身近に感じられたことは面白い体験だったと思う。

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    2025年10月17日
  • 老い方がわからない

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    気楽なエッセイ。人生の少し先輩の話を読んで、心づもり。
    まあ、まだ著者の方も老後の準備とか始めてないので役に立つ情報はさほどないけど、「老後を考えるといろいろ気持ちが揺れる」ということがわかった。

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    2025年08月24日
  • 死に方がわからない

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    すっごく考えさせられた。死までの指南書のように。私は子供がいるけど、しかし、周到な準備はいる。そして子供たちは独身だから、腐って見つかるかもしれないと思うと、私が看取ろうかと心配になる。本当に悩む

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    2025年04月23日
  • 死に方がわからない

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    50歳、独身、フリーランス、兄弟なし、母は遠方の著者が
    今、死んでしまったら?
    数年後に死んでしまったら?

    私の後始末はどうなるんだろう?
    最悪の状況(孤独死腐乱などなど)を避けるためには、今から何を準備しておけばいいんだろう?

    ってことを、孤立死、孤独死をしない方法、
    病院で延命処置を拒否する方法(自分が意思のない状態で担ぎ込まれた場合も含む)、
    そもそも病院で亡くなることはできるんだろうか?(最近は自宅療養を薦められる)(でも、独居老人にはそんな非道な事はしないとおもうんだけど)
    死んだあとお墓に入っても誰もお参りしてくれないので、遺骨を合祀したい。
    葬儀は直葬でいいんだけど、どうした

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    2024年12月26日