あらすじ
『死に方がわからない』『老い方がわからない』に続く、〈わからないシリーズ〉ファイナルは、「繋がり方がわからない」。孤独は不幸じゃないけれど、孤立は不幸の呼び水となる。高齢者になってからでは遅すぎる、若いうちから老後に備えておきたい。独り身が居心地悪く感じる世の中で、いかに孤立を回避して、孤独でも幸せな老後を送るためには、どうしたら良いのかを提案するエッセイ。
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Posted by ブクログ
X上でおすすめされていて読んだ一冊です。
現在、40代半ばの独り者で「今後一人で大丈夫だろうか」とは思いつつ、孤独耐性が強くて一人の時間が楽しいから問題ないだろう。ただ、生き死にに関わったり、病気をしたら、本作に書かれているような独身扶助会ネットワークもいいなぁ。と思ったりもしている状態です。
先日、一時期所属していた大人の習い事チームの一人から連絡が来て飲みに行きました。私より少し年下の子です。その子は「チームの皆がそれぞれ家庭の事情とかで実家に帰っちゃうの悲しい。俺、あのチームのメンバー以外でこうやってお酒に誘える人がいない。仕事と家との往復だ」と。
そのチームは解散になったのは10年近く前のことでした。それなのに、彼はそこからどんな形でも人と繋がらず、職場でも繋がらず(職場でつながりたくない気持ちは分かります)にいたんだなぁ。と。
ああ、寂しいんだな。って伝わってきました。こういう人にもこの本は必要なんじゃないかな。と思いました。私は作者のように孤独耐性がつよく、セーフティーネットが欲しい!!という感じ。先述の彼のような人は、作中の福壇のようなところがあればいいのかなぁ。と思ったのです。
彼とは違って孤独耐性高い私も、この福壇は地域にあったら、かような。と思いました。
その道(福祉系)の話を聞くのが美味い方々がマスターなり、ママなりをしているのだから、それは話す方は気分がいいよね。と。
寂しい人は話したい気持ちをたくさん持っていることが多いので、福壇、ありだな!と。その福壇まで一歩足を踏み出すのが大変かもですが。
私も脳内でモンガーズならぬマスイケーズに会議をして欲しいものです。