一橋文哉のレビュー一覧

  • となりの闇社会 まさかあの人が「暴力団」?

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    ネタバレ

    会社へのクレーマーから、東日本大震災のがれき、産廃処理から、生保の金をむしり取るから、悪徳商法から、振り込め詐欺から、臓器移植から、ありとあらゆるやくざが絡んでくるから気を付けろ、というお話。いろんな分野が山盛りで、ちょこっと読んでも意味が分かんないものも。年金のこととか。しかし震災後のがれき処理の仕事はしびれた。こうやって大地は汚れていくのか。でも現地の人にしてみれば、どうしようもない、という気持ちは分かる。皆が嫌がってないで、リスクをひきうければいいのだ。やくざに無駄に金が流れないように。想像力が足りないのだ。

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    2014年08月02日
  • マネーの闇 巨悪が操る利権とアングラマネーの行方

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    出張時に京都駅新幹線新幹線乗り場の書店で購入。

    政治と暴力団を中心とした闇社会。

    例のサイバーテロ事件についても、闇社会につながっているのかと思うと、深いなあ~と思うね。

    小泉進次郎の曽祖父、小泉純一郎の祖父、小泉又次郎は神戸の山口組と同じように横須賀の港湾労働者をまとめた小泉組の2代目という近代ヤクザの出身…というところを読んだところで、小泉進次郎の従兄弟が風営法違反容疑で逮捕、というニュースが入ってきてワロタ。

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    2013年02月23日
  • 国家の闇 日本人と犯罪<蠢動する巨悪>

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    組織犯罪の戦後史…というところか。新潮文庫の『未解決』と
    重複する部分が多々あるのはご愛嬌か。

    多くの報道陣の目の前で刺殺されたのは、オウム真理教の村井秀夫
    だけではない。豊田商事の永野会長刺殺事件も、実行犯が堂々と
    「俺が刺した」と報道陣の前に登場した。

    この豊田商事のペーパー商法の詐欺のノウハウが、現在の振り込め
    詐欺やオレオレ詐欺に連綿と引き継がれている…なんてのは興味
    深い。詐欺の「秘伝書」なるものが存在しているそうだ。

    さぁ、では誰が何のために永野会長を刺殺させたのか。

    豊田商事事件に限ったことではないが、著者お得意の謀略説が
    延々と述べられている。分かっているんだ。「闇社会

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    2017年08月18日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    「人を殺して死刑になりたかった」。犯行動機をそんな風に
    語る容疑者が増えたのはいつからだろう。思うに、これは
    動機とは言えない動機なのじゃないか。

    怨みだったり、金銭目当てだったり。分かりやすい動機での
    犯行よりも、どうしてそんな犯行に及んだのかが不明な犯罪
    が増えた。

    そして、年々増えていく容疑者の精神鑑定による減刑。

    宮崎勤による幼女連続殺人事件は、繰り返される精神鑑定
    によっても彼の心を捉えることは出来ず、確たる動機も解明
    出来ぬまま宮崎本人は刑死した。

    神戸の連続児童殺傷事件も動機は不明。犯人の少年は更生
    したとして、既に社会復帰している。

    近年の重大事件を例に取り、人間の心

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    2017年08月18日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    理解したいと思っても漠然と良い面もあれば、悪い面もあると言い募ることは誰にでもできる。ちょっと心の琴線に針をさされたようなタイトルに目がとまってしまって読んでみた。
    怖い。極端な例だと言い切りたいが、事実起こっていること、そして世代論や時代論に落とし込むのはなんやら引っかかってしまいますが、丁度私の一つ下の代がフィーチャーされる内容もあり、考えさせられる部分もある。
    如何に身を守るのか、社会はどうあった方がよりよく生きられるのか、
    光と闇の二元論もあまりすきではないが、目をそらすものでもないように思う。
    かなり靄っと感満載。

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    2012年09月15日
  • 国家の闇 日本人と犯罪<蠢動する巨悪>

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    詐欺や疑獄事件などの凶悪な経済犯罪は後を絶たないけれど、著者が云うように、裏で糸を引き、巨額の金を吸い上げる黒幕が徹底的に追及されることは殆どない。
    今に始まったことではない、と云ってしまいえばそれまでだが、今日もなおこうした「国家の闇」を葬ることができないのは、遠い昔から日本という国、或いは国民が行ってきた差別や略奪などの悪事が澱のように蓄積してできたものだからではないという気がしてならない。

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    2012年09月09日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    「人間の闇」とは、人間の持つ弱さであり、人間は弱いがゆえに、更に弱いものを傷つける。本書に出てくる事件で共通するのはこの人間の弱さである。殆どが未だに記憶に残る、有名かつ陰惨な事件であるが、共通する人間の弱さは特に特殊なものではない。それだけに、誰もが状況によっては、同様の陰惨な事件を起こす可能性があるのだ。誌面の都合なのか、情報不足で説得力に欠ける感はあるが、弱さの持つ恐ろしさは十分に伝わってくる。

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    2012年08月22日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    日本で起きた有名猟奇殺人事件の裁判や精神鑑定についての最新本。最初はのめり込んで読んでたけど、最終章で集中力が途切れた…

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    2012年08月08日
  • 国家の闇 日本人と犯罪<蠢動する巨悪>

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    「闇社会と対峙して30年」の個人情報未公開の著者が、国家や社会などとの関わりの中で起きた犯罪を取り上げた力作。収賄汚職、大疑獄事件からグリコ・森永事件、オウム真理教事件まで、新聞にはあかされていない事件の本質や背景事情が記されており、まさに「巨悪は永遠に眠らない」!

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    2012年07月13日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    扱っている事件がどれもこれも陰惨な事件なので、きっと気分が滅入ること間違いなしの一冊。
    セレブ妻かおりの、殺人後に平気で自分の父親と会食をするところ(もらったお小遣いは死体の解体費用に即使用)。
    世田谷一家殺人が、ここまで残酷な手口だったことは衝撃。おそらく、本書で書けないような事実もまだあるのだろう。
    カレー事件の林真須美。「カネにならへん事件はおこさへんねん。カレー事件なんてお金にならへん」、これこそ「人間の闇」かな。

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    2012年05月01日
  • 最終増補版 餃子の王将社長射殺事件

    ネタバレ 購入済み

    本当の真実は何処に有るのか…?

    2022年11月読了。

    つい先月、工藤會幹部、佐藤容疑者が逮捕された。本書内で「暴力団幹部X氏」とされていた人物だ。
    本書では「餃子の王将」に関する、あらゆる後ろ暗い闇の部分を全て洗い直しているが、結局確定的な説は見出だせず、著者にしては珍しく前後に起こった同様の事件や、闇社会に関する独自ルートから仕入れた情報等を色々とまぶして「どうにか一冊の本にした」感じで、とても「真相に迫る本」とは言い難かった。

    ただ、叩けば色々と埃の出る過去を持った企業であるのは間違いなく、著者としては本書中に記した怪しい闇社会の何れかか、怨恨の線も捨てきれないと踏んで、両論併記のまま書き終えている。

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ #アツい

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    2022年11月09日