【感想・ネタバレ】人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>のレビュー

あらすじ

グリコ事件、世田谷事件、他、戦後を代表する重大事件がいかにして起こり、日本人にどう影響を与えたか。未解決事件の本質の闇を覗く。

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Posted by ブクログ

心神喪失?詐病?心的外傷?変態?オタク?家族構成による情緒の欠如?人格障害?

聞いたことが誰しもある大事件の裏側を明らかにしていく一冊。
なんでこんなことまで知ってるんだろうという話が多い。特に酒鬼薔薇事件とか。

意外とメディアと警察による流れが作られた「筋書きが作られた事件」として取り上げる事件もあったりして筆者としての意見が全面的に主張される一冊。

他の本も読みたい。

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2013年11月20日

Posted by ブクログ

猟奇殺人事件の詳細を読みたくて買ったもの。
平成を中心にTVでも大々的に報道された事件が並ぶ。

「誰でも良かった」
「死刑になりたかった」
「悪いのは全部俺」

1章と2章は再読。

女性が加害者となっている事件を取り扱っている4章も、平成ならではの事件だと読み取れる。

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2013年06月15日

Posted by ブクログ

主に平成に起こった殺人事件を題材に、犯人たちがどのようにして殺人という選択にいきついたのかその心性を追っていく。自分の存在を確かなものにしたいとか、自分に都合のいいように周囲がなっていないことが不満であるとか、そういったコミュニケーション不全によって生じた捩れた精神が引き起こす殺人だからこそ、社会的に常軌を逸したと思われるような猟奇性を伴うのだろう。犯人たちの多くが親から虐待を受けていたり、住んでいる社会に居場所がないと感じていたり、近年の事件を起こさせたその心の闇とは、それを生じさせた社会にも原因がある。近年の犯罪には近年の社会がかかえる問題がやはり鏡となって映されている。

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2013年04月22日

Posted by ブクログ

興味深く読んだ。

世田谷区事件、本当にひどい。
だいたいは、自分の存在価値を見いだしたかったり、大意での精神病だったりだけど、
これは家庭環境に問題、とか、人間関係をうまく築けない、とかじゃない。

流行りもののような一過性の報道ではなく、こうやって詳しく掘り下げた深い文書が読めてよかった。

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2012年05月17日

Posted by ブクログ

過去こんな恐ろしい事件があったと改めて考えさせられました。
あくまでも、その事件の解決では無く事実を眈々と語っている文章が個人的には読みやすくて良かったです。
大半は、あぁ、こんな事件があったなぁ、と思い出せる事件が多くタイトルの通り人間の闇と言うか、恐ろしさを感じました。
犯罪関係の本はあまり読みませんが、これは良かったですね。

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2012年04月03日

Posted by ブクログ

事件は時代を映す鏡というのは正しいのだろうけど。幾つかの事件は無理やり著者の主張に合わせて書いているようにも読めた。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

「人を殺して死刑になりたかった」。犯行動機をそんな風に
語る容疑者が増えたのはいつからだろう。思うに、これは
動機とは言えない動機なのじゃないか。

怨みだったり、金銭目当てだったり。分かりやすい動機での
犯行よりも、どうしてそんな犯行に及んだのかが不明な犯罪
が増えた。

そして、年々増えていく容疑者の精神鑑定による減刑。

宮崎勤による幼女連続殺人事件は、繰り返される精神鑑定
によっても彼の心を捉えることは出来ず、確たる動機も解明
出来ぬまま宮崎本人は刑死した。

神戸の連続児童殺傷事件も動機は不明。犯人の少年は更生
したとして、既に社会復帰している。

近年の重大事件を例に取り、人間の心の闇を解き明かそうと
しているのが本書なのだが、いかんせん、それぞれで1冊の
本が書けるほどの事件なのでダイジェストの印象は免れない。

「人間の闇」っていうけれど、自分にさえ自分のことが分からない
のだから、起こった事件を元にああだこうだ言っても仕方がない
ような気もするんだよね。

人間、多少なりとも残酷な行動を起こす要素は持っているのだと
思う。その引き金を引くか、引かないかが犯罪者と普通の人たち
との違いかもしれない。

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2017年08月18日

Posted by ブクログ

理解したいと思っても漠然と良い面もあれば、悪い面もあると言い募ることは誰にでもできる。ちょっと心の琴線に針をさされたようなタイトルに目がとまってしまって読んでみた。
怖い。極端な例だと言い切りたいが、事実起こっていること、そして世代論や時代論に落とし込むのはなんやら引っかかってしまいますが、丁度私の一つ下の代がフィーチャーされる内容もあり、考えさせられる部分もある。
如何に身を守るのか、社会はどうあった方がよりよく生きられるのか、
光と闇の二元論もあまりすきではないが、目をそらすものでもないように思う。
かなり靄っと感満載。

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2012年09月15日

Posted by ブクログ

「人間の闇」とは、人間の持つ弱さであり、人間は弱いがゆえに、更に弱いものを傷つける。本書に出てくる事件で共通するのはこの人間の弱さである。殆どが未だに記憶に残る、有名かつ陰惨な事件であるが、共通する人間の弱さは特に特殊なものではない。それだけに、誰もが状況によっては、同様の陰惨な事件を起こす可能性があるのだ。誌面の都合なのか、情報不足で説得力に欠ける感はあるが、弱さの持つ恐ろしさは十分に伝わってくる。

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2012年08月22日

Posted by ブクログ

日本で起きた有名猟奇殺人事件の裁判や精神鑑定についての最新本。最初はのめり込んで読んでたけど、最終章で集中力が途切れた…

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2012年08月08日

Posted by ブクログ

扱っている事件がどれもこれも陰惨な事件なので、きっと気分が滅入ること間違いなしの一冊。
セレブ妻かおりの、殺人後に平気で自分の父親と会食をするところ(もらったお小遣いは死体の解体費用に即使用)。
世田谷一家殺人が、ここまで残酷な手口だったことは衝撃。おそらく、本書で書けないような事実もまだあるのだろう。
カレー事件の林真須美。「カネにならへん事件はおこさへんねん。カレー事件なんてお金にならへん」、これこそ「人間の闇」かな。

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2012年05月01日

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