一橋文哉のレビュー一覧

  • 世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者

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    この事件、関心があるので一気に読みました。
    以下、本書の内容が「おおむね本当」と考えての感想。

    この事件が迷宮入りした理由は、警察の初動のポンコツ捜査のせいで取返しがつかなくなった、というのは有名ですが、これ、現在の警察の能力と実力じゃ永久に犯人確保は不可能なんじゃないかなと。。。
    本書で、犯人(容疑者?)および被害者の両方に韓国系のキリスト系新興宗教団体が関連していたとかぶっちゃけてますが、日本の今の警察じゃこの団体に絡む事件を解決できる気がいまいちしない、、、。そして著者が犯人と疑う人物と現場の犯人の「指紋が一致した」ってマジですか!?って。

    とにかく、二度とこのような事件が起こってほ

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    2019年03月10日
  • オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会

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    勿体つけた、ありきたりな記事の羅列しただけの読み物と、勝手に決め付けて読み始めたが、非常に興味深く読み進めた。当時、あれこれ妄想を膨らませていた様な事が書かれており、恐ろしさを覚えた。また以前に読んだ他の事件に繋がっているような印象を受け、まだこの事件は続いていると、勝手に思ってしまった。

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    2019年01月11日
  • オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会

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    麻原他の幹部の執行が少し前にありましたが。
    あの時、本当は何がどのようになっていたのか?
    真実はどういうものだったのか?
    知られていない、陰謀や黒幕的なものの存在は?
    とか知りたいことはいろいろあると思っていました。
    この本を読んで、さらに謎というかわからないところが
    残る気がします。

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    2018年10月24日
  • オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会

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    一橋文哉さんの著書は「ほんとにそんなところまで取材でたどり着けたの?」というところまで行くこともある中、この本は大きな謎が謎のまま終わっているところが却って不気味。
    獄中の様子も含め麻原彰晃氏の知らなかった側面、教団の活動がそこまで広がっていたのか…と、いずれにしてもオウム真理教についての認識を随分新たにしました。

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    2018年10月14日
  • 世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者

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    2000年12月31日東京都世田谷区で発覚した一家四人惨殺事件。発生から17年経った現在も未解決である。ライフワークとして事件を追う著者が、斬新な推理で真相を明かす渾身のノンフィクション。
    未解決事件と言えば一橋文哉。本作でも独自の裏ルートで重要人物と接触して、事件の真相に迫っている。この事件は、罪のない幼い子どもも巻き込まれているので、犯人逮捕と真相解明を捜査関係者にお願いしたい。

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    2018年08月06日
  • オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会

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    冒頭、「麻原彰晃、死す!あの男が、ついに死んだ。」から始まる本書は、オウム真理教松本死刑囚と教団幹部6人の死刑執行後に発刊されました。(発刊直前には残る7人の死刑執行がなされたが、それについては多分発刊には間に合わなかったのでしょう)

    一橋文哉さんの本は、三億円事件や世田谷一家殺人事件などの著書も読ませてもらったが、事件のことを詳しく分かりやすく親しみやすい文章で書かれているので、私個人的には読みやすいです。

    結局、オウム真理教の事件は何だったのか?
    真実が語られないなかで事件の核心人物たちが一斉に死刑に処された今では、永遠の謎となってしまいました。

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    2018年08月04日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    事件の報道が出始めた頃、ガラの悪いクレームで自宅に謝りに行く時とか「あんなんになったらどうしよう」と不安になったり新潮の北九州事件の文庫をかなり早い段階で売りまくったり、色々思い出はあるんよね。とはいえ、たぶん文庫が出た頃には冷めてたのか出たのも知らんかった。
    で、古本で見かけて読んでみた。うーん、何やろな、テーマに興味はあるし、途中に年表挟んだりわかりやすいんやけど、わかりやすい、スラスラ読めるんやけど、今ひとつあっさりし過ぎというか、もう少し粘っこい文章で読みたかったかな。

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    2018年07月16日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    怖い話だ。
    事件として知ってはいたが、ここまでの話だったとは知らなかった。
    本の構成は面白いと言うか、こう言うの普通なんだろうか。ドキュメンタリーのように事件を追うわけではなく、もちろん、事件の内容は語ってくれているが、そうしたものを素材に、なぜこの事件が起きたのか、首謀者の内面に食い込んでいくなどで展開する。
    事件の時系列は行ったり来たりする。途中で年表があったりするので、何が起きたかはスッキリするが、ややこしい人間関係を一覧にした表は、ちょっと眺めたくらいではわからん。

    一番怖いのは、こんなことに巻き込まれるきっかけが誰にでもあって、実際自分の身の上にでも起きかねないと言うことか。警察も

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    2018年04月27日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    テレビよりも詳しい。背後関係も書かれていて闇の深さを伺い知る事が出来る。と同時に、書物にも書けないような凄惨なことが沢山あったんだなという感じもした。

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    2017年12月18日
  • 世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者

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    一見「これ以上ないのではないか!?」というくらいの説得力のある内容ですが、冷静に考えたら内容がよく出来すぎているような気もします。暗殺者の犯行にしてはやはりあまりにも手口が残虐過ぎるし、そんなド級の殺し屋にいくらノンフィクションライターとはいえ一介のジャーナリストがこうも接触できるものでしょうか。。しかし多少の疑念はあるものの筆者の取材力には納得させられる部分も多いのは確かで、どれだけ近いのか依然不透明ですが事件の解決に一役買って頂きたいものです。

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    2017年12月02日
  • 世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者

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    一橋文哉『世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者』角川文庫。

    2000年の大晦日に起きた一家四人惨殺事件の真犯人に迫るノンフィクション。

    『私は、真犯人に会った』という衝撃的な帯の惹句の割りには物足りなさを感じた。真犯人というキーワードだけで描いた感が強く、ゴールに向かってまっしぐらという割りには何ら捜査の進展が無く、一橋文哉の一人相撲のように感じるのだ。

    テーマの性格上、どうしても清水潔の『犯人はそこにいる』と比較してしまう。

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    2017年11月30日
  • 最終増補版 餃子の王将社長射殺事件

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    2013年12月に起きた餃子の王将社長射殺事件の真相を探る著者渾身のルポ。
    もちろん真犯人は2017年8月現在でもまだ明らかになっていないので、本書でも犯人の特定はできておらず、複数の可能性を示すだけにとどまっている。

    なお、本書は文庫であり、2014年に出版された単行本に出版後の追加情報を加えた「最終増補版」である。

    しょっちゅう王将の餃子を食しているので、どのような経緯や背景があったのかが気になり読んでみたが、思いのほか王将の闇が深いことがわかった。個人的には、射殺事件とは関係ないのだろうが、「大阪王将」との関係についてもちょっとでよいから経緯等に触れてもらえるとなおよかったと思う。

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    2017年08月16日
  • 最終増補版 餃子の王将社長射殺事件

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    2013年12月19日、餃子の王将社長・大東隆行氏が本社前で何者かに射殺された。事件から3年経過したが、未だに真相解明には至っていない。大胆な推理で事件と裏社会の関係を暴き、秘められた真実を探る渾身の事件ノンフィクション。
    テレビや新聞では報じられることのない、企業と裏社会の関係が分かりやすく記述されている。きれいごとだけで企業の成長はなく、関わる人間たちにも憎悪という感情が必ず起こる。率直に感じたのは、この事件は未解決事件にされてしまいそうだということだ。永遠の闇は存在する。

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    2016年12月13日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    あまりにおぞましく、書籍なのに正視に耐えない。女性なら最後まで読むことすら苦行かもしれない。しかし、すべての「善人」は本書を読むべき。「この世に本当に悪い人なんかいない」と言える能天気な人間は、本書を読んで絶望するべきだろう。世の中には、想像できないほどの悪意や理不尽が存在し、何の問題もない善人を食い物にする。そのことを知るべきだろう。

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    2016年04月16日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    10人を超える死者・行方不明者を出し、日本犯罪史に残る凶悪事件である尼崎連続殺人事件。主犯の角田美代子が留置場で謎の自殺をしたため、事件の真相は未解明のままである。裁判記録や関係者への取材により、冷酷な犯行と美代子が密かに残したノートの存在が明らかになる。
    『美代子ファミリー』という擬似家族がまさに砂の器だ。その砂も多くの人々の涙と血が混在している。彼女の欲望と目的が判らないため、失われたノートに何が記されていたのかが気になる。私たちの身にもいつ襲いかかるかわからない恐怖感が拭えない。

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    2016年01月25日
  • モンスター 尼崎連続殺人事件の真実

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    このドキュメントを読み進むうちに、実は人間の本質は悪なのではないかと考えてしまった。そして、まるで悪魔に魅入られたかのような不快な気分になった。

    余りにも衝撃な事件の経緯、主犯の角田美代子の極中での怪死と、この事件の異常性が克明に描かれている。しかし、結局のところは全ての真相が明らかにされている訳ではなく、断片的な事実のピースを組み立てだだけのドキュメントのように感じた。

    文庫化にあたり、加筆。

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    2015年12月20日
  • となりの闇社会 まさかあの人が「暴力団」?

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    購入済み

    暴力団排除条例によって、「暴力団」という看板がまさしくわからなくなった。山口組の3代目田岡組長が「生業をもて」とはっぱをかけ、任侠の世界に生きていたヤクザは確かにさまざまな問題を起こしてきた。しかし、どこの世界にも「アウトロー」はいるわけで、「アウトロー」の世界は「力=暴力」のバランスで裏社会が維持されてきたのだと思う。
    そこに、裏社会の力関係バランスを崩してしまった現在、「アウトロー」の生態系は崩壊してしまったのだろう。その結果、裏ルールはなくなり、表の世界で一般市民をえじきにした新手の「アウトロー」が台頭してきたともいえる。
    そもそも、「荒くれ者」をまとめていた団体が活動停止に追い込ま

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    2014年10月25日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

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    心神喪失?詐病?心的外傷?変態?オタク?家族構成による情緒の欠如?人格障害?

    聞いたことが誰しもある大事件の裏側を明らかにしていく一冊。
    なんでこんなことまで知ってるんだろうという話が多い。特に酒鬼薔薇事件とか。

    意外とメディアと警察による流れが作られた「筋書きが作られた事件」として取り上げる事件もあったりして筆者としての意見が全面的に主張される一冊。

    他の本も読みたい。

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    2013年11月20日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

    Posted by ブクログ

    猟奇殺人事件の詳細を読みたくて買ったもの。
    平成を中心にTVでも大々的に報道された事件が並ぶ。

    「誰でも良かった」
    「死刑になりたかった」
    「悪いのは全部俺」

    1章と2章は再読。

    女性が加害者となっている事件を取り扱っている4章も、平成ならではの事件だと読み取れる。

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    2013年06月15日
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>

    Posted by ブクログ

    主に平成に起こった殺人事件を題材に、犯人たちがどのようにして殺人という選択にいきついたのかその心性を追っていく。自分の存在を確かなものにしたいとか、自分に都合のいいように周囲がなっていないことが不満であるとか、そういったコミュニケーション不全によって生じた捩れた精神が引き起こす殺人だからこそ、社会的に常軌を逸したと思われるような猟奇性を伴うのだろう。犯人たちの多くが親から虐待を受けていたり、住んでいる社会に居場所がないと感じていたり、近年の事件を起こさせたその心の闇とは、それを生じさせた社会にも原因がある。近年の犯罪には近年の社会がかかえる問題がやはり鏡となって映されている。

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    2013年04月22日