江崎道朗のレビュー一覧
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トランプが選挙勝ちましたねー。果たしてトランプはどんな人物なのか、マスコミが語るえらい偏っているであろうトランプ像だけでなく、違う視点からも理解をしておく方が良いかなっつうことで、ジャケ買いした一冊。
中身は国によりかかる堕落した人間を増やすことで社会主義・共産主義が勢力を拡大、自主努力することを...続きを読むPosted by ブクログ -
江崎さんの単著本は初読。話し方も感情に流されたり、イデオロギーに傾倒する事なく、理路整然とわかりやすいが、本著も同様。 知識をひけらかすように小難しく書くのではなく、現状を一人でも多くの人に伝えたいんだなと感じた。 DIME(外交・諜報・軍事・経済)の概念は面白い。日本は総合的、長期的に物を見る視点...続きを読むPosted by ブクログ
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近現代史において、いかに日本が当時の刷り込められた認識を未だに脱することが出来ていないかということを改めて骨身に染みた。
歴史における認識を新たにするのは、機密文書の公開を受け、やはり第一資料に当たることが大事である。
未だに日本は近現代史において自身で総括すらも出来ていないのではなかろうかと...続きを読むPosted by ブクログ -
敗戦革命論。レーニン。資本主義国同士を戦争させ、一方を敗戦に追い込み、その混乱に乗じて一気に共産党化させよう。レーニン全集(第31巻、大月書店、1959)。▼日米を戦争させたい。米共産党の設立。ソ連スパイに侵食されていた民主党ルーズヴェルト。日本政府はそれを把握していた(『アメリカにおける共産主義運...続きを読むPosted by ブクログ
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日本はアメリカと同盟関係だが、日米安保を履行させるにはアメリカを信用し、かつアジアをまとめる強い意志と力を見せることが重要であり、今後日本がアメリカからの独立を諦め完全にアメリカや中国の傀儡になった場合、アメリカとの同盟関係がなくなると警鐘を鳴らしている。
特に日米安保の関係で、アメリカ側には日本...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカや中国がやるべき課題を認識して目標に向かっているのに、日本はやはり色んな規制やしがらみがあって、立ち遅れているなと感じました。
本では自民党はちゃんと問題を認識しているんだと書かれていましたが、ホントかなあ…。
日本はアメリカからも中国からもかなり立ち遅れているので「富国強兵」を達成して、自...続きを読むPosted by ブクログ -
この本に限らず、江崎先生の本は、日本人必読。
かの大戦を挟んで一体何があったのか、今何が起きているのか。
米国ですら歴史の見直しが行われようとしてるのに、全否定が当事者の我が国と、面倒臭い隣国ばかりって、おかしくないか。
江崎先生の本にしては、表面なぞった感じだが、初めてこの歴史観に触れる人向けなん...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、期待していなかっただけに、収穫が有ったことは嬉しい。「虚妄」の語が持つ複雑性を知りたくて借りた。
内容的には今日の国際問題の原点ともいうべき示唆が有り、今後の国際問題を切り開いていくキーワード・・インテリジェンスを知ることが出来た。
歴史を学んだ大学二年まで、私は育った時代は【現代史】が欠...続きを読むPosted by ブクログ -
いろいろ知らない事実があった。
コミンテルンという旧ソ連発のスパイが、各国の内部に深く入り込み、分断を仕掛けている事実。
第二次世界大戦は、彼らの工作に日本も欧米ものせられてしまった結果だと。
その工作は今も続いているとあり、各国のコロナ対策による人権侵害や、ウクライナとロシアの戦いによる新たな冷戦...続きを読むPosted by ブクログ -
復習的な本だけど、最初のソ連に対する東欧の反応などは、今のロシアとウクライナの情勢に通じるものがあると思いました。俯瞰して物事を見れるようになれればいいなと改めて思いました。Posted by ブクログ
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今まで読んできた本のおさらい的な要素が強かった。
ケロッグ・ブリアン条約なんか改めて勉強すると、東京裁判はいかに結論ありきのひどいものだったかわかる。だが、この東京裁判への見方が変わってきているのが事実なので、日本側もせめて足並みをそろえたいところ。実務レベルではやってるとは思うが。
ちょうど...続きを読むPosted by ブクログ -
ルーズヴェルトは極悪人だと言う事実を普及したい
ソ連共産主義に与し善良な小国(東欧・極東アジア)
を売渡す
社会主義政策ニューデールを旗印に国家(官僚)に
よる国民の財産及び自由を合法的に強奪する社会が
現代のアメリカや日本であり、抗う組織がリバタリ
アン=米国保守である(日本も個別だが2020年誕...続きを読むPosted by ブクログ -
ソ連に占領されたバルト三国はじめ東欧諸国の、共産主義に対する心構えというのはとても参考になる。
DIMEという考え方の重要性も改めて認識できたし、マッカーシズムの問題点も知ることができて勉強になった。Posted by ブクログ -
ソ連のスパイ活動を露骨に描く。
文章は素人っぽいのだが、この本に限っては悪い感じがしない。
KGBの情報将校が生の情報を「写して」持ち出したもので、生々しい資料で、日本における諜報、工作にも多々及んでいる。
のに。
なぜ、日本では大々的に取り上げられないのだ。
そっちの方がムッチャ気になる。Posted by ブクログ -
著者である渡部さんの「保守とは、日本の国益は何かを考え、そのために何だってするという考え方」との意見に、大変共感した。最近、右翼・左翼・保守・リベラルって何なのだろうとよくわからなくなっていた、というか今もよくわかっていないが、新たな見方が一つ加わったことは確かだ。あと上記4つのイデオロギーに加えて...続きを読むPosted by ブクログ
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ミトロヒン文書を基にソ連の諜報を暴いていく内容。内容はもとより文中に紹介されている著書のほとんどが未翻訳のものだということに、インテリジェンスヒストリー(情報史学)の奥深さを知るとともに、日本のインテリジェンスに関する認識が未だ発展途上なのだと感じてしまう。Posted by ブクログ
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今春にヴェノナ文書などについて色々勉強したので本書は結構読みやすかった。ソ連がいかにして東欧諸国を侵略したり、西側諸国に工作を仕掛けたかを改めて認識できた。しかし12年間かけてこっそりメモして文書を作り上げたミトロヒンさんには感服する。
ソ連や英米のインテリジェンスは、凄い面もあるがポンコツもた...続きを読むPosted by ブクログ -
共著者3名が、カンボジア訪問を機にアジア史、特にカンボジアを中心としたインドシナの歴史について書いた本。宮脇氏が、古代から英仏の植民地になるまでの歴史を概説し、江崎氏が、残留日本兵の助けを借りながらカンボジアが独立を果たす経緯を記し、福島氏が、カンボジアにおける中国の影響力について書いている。3者と...続きを読むPosted by ブクログ
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江崎道郎さんのインテリジェンスヒストリーに関するものは、とりあえず出版されたところで、どんどん読んでいこうという意気込みで読んでます。
共産主義圏の国々が何をやってきたのか、しっかりと確認できる本書。自由主義経済国の隙をついて、様々な形で工作してきた史実をしっかりと見据えていきたい。
本書も含めて、...続きを読むPosted by ブクログ -
江崎先生の本にはいつもゾッとさせられる。
敗戦革命をギリギリかわした日本が、朝鮮戦争前後でこんなやばいところにあったのか。
シナが先に台湾を落としていたらどうなったか。
戦争のソ連が実際に北海道を取りに来ていたらどうなってたか。
そうならなかった因子の一つは、米国の日本占領方針転換ではあったけど...続きを読むPosted by ブクログ