遠藤達哉のレビュー一覧
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購入済み
友達にも布教したいマンガ
とにかく面白いです。一人一人強烈な個性を持っていて、
特に主要キャラ3人は非常に好感が持てる、好きになる存在感があります。
内容もさることながら、1コマ1コマ描写が細かくて全然飽きないです。
絵柄もジャンプらしい少年マンガっぽさがあるのにアダルトな魅力があると思います。
個人の主観ですが、思わずため息がでるくらい惚れ惚れする絵です。 -
Posted by ブクログ
2巻で終わってしまうマンガだけれど、だからこそ、ストーリーが壊れないで、進んでいっても安心できる。
これは、ティスタと彼の恋愛物語と受け取る事もできるけれど、
本当は、孤独でいられない人間と、孤独でしかいられない彼女の断絶や宗教と悪事との汚い癒着や、孤児院と親からの虐待に耐える歪んだ愛情を持った孤児たちのこと、絵を描く事がどんな宗教よりも宗教じみていてそれを信じればなにかにたどりつけそうなこと、なんかがごちゃまぜになっていて、そのバランスの中で世界がある。黒い衣装や夜の場面、魚眼レンズのような広角のコマ、吐き出される白い息は雲になりそうなくらい大きく、月もまるくそこにある。
ティスタの悲しみは -
Posted by ブクログ
月刊から移籍した「テガミバチ」読みたさに
ジャンプSQ買い始めたのに、結局SQ買う目的は
こっちに移行してしまった。のは2年くらい前のお話。
NYを舞台に、「シスター・ミリティア」によって凶悪犯罪者
が銃殺される事件が続く。
正体不明とされるシスター・ミリティアだが、
その素顔は普通の、普通に生きれない女の子で…という内容。
この漫画、とにかく第一回目がとてもよいです。
カメラワークといい、話の緩急のつけ方といい。
これで読み切り、だったとしてもいっそよかったかもしれません。
(2巻までとはいえ続いたのはとても嬉しいけれど)
最後が打ちきりだったのか、ストーリー展開に若干無理が
ある感じ -
Posted by ブクログ
「生きる実感が欲しい!」
「『殺し合い』がしたい! 私の生きる道は照準の先にあるに違いない!」
キリストの弓たる修道騎士“シスターミリティア”として、聖務に臨み続けたティスタ。アーティと出会ったことで、心の迷いに気付いてしまった彼女は、かつて封じ込めたはずの破滅衝動に蝕まれ、喰われる。『組織』は、そんな彼女を暗殺者失格と断じた。彼女は、組織の追手を、血塗られた凄惨な過去を、その両眼に掛られた『呪い』を、断切しうるか?
オタク青年誌的テーマを、見易いジャンプ作画で読ませてくれる佳作。しかしあまりにも残念な打ち切りだ。全ての伏線を猛スピードで消化していくラスト2話は…… あれれ、すごく面白いぞ。