植島啓司のレビュー一覧
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つらいとき、しんどいとき、周囲の状況を変えることも解決策になるが、自分が持ってる考え方を変えるほうが平和的でもあるし現実的でもある。しかし単なる現状追認で終わってしまうのはとても悔しい。そういったことを解決してくれるバラエティに富んだ思考スキルを提供してくれるのは植島先生。学者先生が書いているこの手の新書や文庫はそれぞれの学問分野の特色が表れていておもしろい。植島先生は学者さんの視点であってもお説教っぽさがないし、ギャンブラーでもある先生の考え方とうまくマッチしていて納得さられること非常に多し。同じシリーズの「生きるチカラ」もよかった。
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Posted by ブクログ
なんとなく手に取った本、著者名を見て「あ!」と。学校時代に数回授業を受けただけですが、かなりインパクトのある先生だったので、思い出しました。これも「偶然のチカラ」かなぁ。
とはいえ、「偶然」てあるのかな?
スピリチュアルな方面では「すべては必然だ」と言いますねぇ。
因果の法則、カルマの法則とか。
となると、これから起きることはもう決まっているの?
と、疑問も生まれてくるんですけど、
原因→結果の流れは、「良いことしたから良いことが起きる」という一直線で単純明快なものばかりではなくって、もっと複雑に絡み合ってて、どうしようもないこともあるんだな、っていうことが、さまざまなエピソードととも -
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面白い本だった。著者は宗教学者らしいが、人間がこの世に起こる出来事を理解する仕方を、宗教の立場、占いの立場、確率や数学の立場からどう理解しどう判断するのがよいかを一緒に考えてくれる。
結論から見れば、一つ一つのことは原因と結果の必然であるが、その複合、重なりは偶然であり、心の関与が大きい。最大限に未決定な中で、悪い流れは一つ一つ断ち切り、いい流れには身を任せることが重要、ということか。
ギャンブルは心の勝負で、一生を揺るがすようなプレッシャーをかけ、相手に自分で判断させるようにすることが勝つポイント等示唆に富む内容だった。
紀元前の昔から変わっていない人間の心のあり様とその対処法について、現代 -
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結構よかったが、結論はといれれば、ん?、となるかな。さらっと読めた
アソシエ今読むべき本から
1、生きるのに「正しい」も「間違い」もない
・なんでも知ればいいというものではない
・「計画された偶然」を生きる
・たとえ不測の事態が起こっても
・過ちはなぜ起こるのか
・好きな男が二人いる、あなたはどちらを選ぶだろうか
・「人間どうせ生きているうちのことじゃないの」
・出会いはけっして偶然ではない
2 あらゆる選択は誤りを含んでいる
・なぜそんなことが許せないのか
・貧乏にもそれなりの価値がある
・もし大切なものをすべて失ったとしても
・放浪の果てに何が見えるか
・先がわかればなにも怖く -
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上島啓司著「生きるチカラ」集英社新書(2010)
*我々が生きる意味を知るのはわが身にふりかかった災難によってである。
*選択し、つまずくことから人生は始まる
*自分の命をすり減らすようなリスクをとる賭けをしてこそ、他の凡庸な人間たちには味わえない境地をさまようことができるようになる
*生きることは遊ぶことであり、そうなると徹底的に生きるというのは限界を超えてまで遊ぶということをと意味することになる。中途半端に遊ぶくらいなら遊ばないほうがいい。
*成功とはある経験が自分を強くするということである。自分に起こることをポジティブに受け入れることが出来たのであれば、それは自分にとって「成功」なのでは -
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[ 内容 ]
「頭がよい」という言葉は、日常的によく使われる。
しかし、実際にその基準はどこにあるのだろうか。
偏差値が高い、学校の勉強ができる…それが頭がよいということと、必ずしも同一でないのは、もはや自明になっている。
では本当の意味で、頭がよいとは何だろうか?
本書は、柔軟な発想やひらめきを必要とする名作パズル、難問・奇問を紹介しつつ、「天才」たちのエピソード、知能(IQ)をめぐるさまざまな事象などに触れ、「頭がよい」とは何か、どうすれば頭がよくなるのかを探っていく。
[ 目次 ]
あなたは次の問題が解けますか?
世界一知能の高い女性
モントリオール会議
何が測られるべきか、何が不必要 -
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[ 内容 ]
宗教が変わり、国家が替わっても、聖地の場所は変わらない。
なぜ聖地は何千年も移動せず、人は聖地をめざすのか?
世界中の聖地を訪ね、研究してきた宗教人類学者が、「聖地の謎」を読み解く。
[ 目次 ]
1 聖地の定義
2 石組み
3 この世に存在しない場所
4 ドン・ファンの教え
5 もうひとつのネットワーク
6 巡礼
7 世界軸 axis mundi
8 二つの聖地
9 夢見の場所
10 感覚の再編成
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆ -
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[ 内容 ]
ビジネスや恋愛、家族や友人など、人生のさまざまな側面で起こる多くの事柄。
それらは偶然のようにもみえ、一方では運命とも思える。
私たちには、さまざまな幸・不幸が降り掛かり、未来に何が起こるのかは誰にも分からない。
では、この不確実な現世において、幸せに生きるためにはどうすればよいのだろうか。
ストレスなく、楽しく暮らすためには、何が必要なのだろう?
未来が見えないとき、私たちはいったいどうしたらよいのだろうか。
本書は、占いや確率、宗教やスピリチュアルを超え、偶然のしくみを知ることから始める、幸福への新しい方法論について、分かりやすく面白く論じていく。
[ 目次 ]
はじめに