【感想・ネタバレ】「頭がよい」って何だろう――名作パズル、ひらめきクイズで探るのレビュー

あらすじ

「頭がよい」という言葉は、日常的によく使われる。しかし、実際にその基準はどこにあるのだろうか。偏差値が高い、学校の勉強ができる……それが頭がよいということと、必ずしも同一でないのは、もはや自明になっている。では本当の意味で、頭がよいとは何だろうか? 本書は、柔軟な発想やひらめきを必要とする名作パズル、難問・奇問を紹介しつつ、「天才」たちのエピソード、知能(IQ)をめぐるさまざまな事象などに触れ、「頭がよい」とは何か、どうすれば頭がよくなるのかを探っていく。 【目次】01 はじめに/02 あなたは次の問題が解けますか?(1)/03 世界一知能の高い女性/04 モントリオール会議/05 何が測られるべきか、何が不必要か?/06 知能指数(IQ)/07 問題点/08 デボノの水平思考/09 なぞなぞ/10 トリックかいかさまか/11 考えられないことを考える/12 科学は何も証明しない/13 発想の転換/14 頭の体操/15 天才は学校ギライ/16 天才は計測できるか/17 あなたは次の問題が解けますか(2)/18 MENSA(メンサ)/19 視覚的思考(1)/20 視覚的思考(2)/21 カスパロフvs.ディープブルー/22 <間違える>って何?/23 チューリングテスト/24 フォークト・カンプフ検査/25 偶然の力/26 いったい誰が正しいのか?/27 すべての人に可能性あれ!/28 おわりに~巻末回答篇/註/参考文献/あとがき

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Posted by ブクログ

本書を読むと、IQや偏差値では測れない本当の「やわらかい脳みそ」というのは、こういう所にあるんだろうと感じます。

実際のパズルを用いて読者の裏をかき続ける展開は非常に憎いですが、それがまた楽しい。
パズルの回答のみで、解説を載せていない所が多々あるというのは、それもやわらかい脳みそを作るための著者からの投げかけなのでしょう。

クイズ問題やパズルが苦手な人でも、きっと楽しく読めるはず。ぜひ一読を。

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2009年12月25日

Posted by ブクログ

これはThat's rightだ。 「アウトサイダーアート」という本の後に、読んでいたのが、読んでいくうちになにか非常にその本と似たよなテイストを感じた。 こういう本を書いている著者の物腰の柔らかさというか、説得力はある意味、僕のツボなのかもしれない。 けど、本当、そのとおりだなーと圧倒されている間に読み終わったので、僕の負けです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 IQが高いのが頭がよいというわけではない。
 パズル、クイズがすぐ解けるのが頭がよい訳ではない。
 それでは、頭がよいとは何だろう。
 結論、頭の良い人はどんな事にも知恵を使う考えて考えて考え抜いた先にその答えのヒントが落ちている。

0
2015年10月27日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
「頭がよい」という言葉は、日常的によく使われる。
しかし、実際にその基準はどこにあるのだろうか。
偏差値が高い、学校の勉強ができる…それが頭がよいということと、必ずしも同一でないのは、もはや自明になっている。
では本当の意味で、頭がよいとは何だろうか?
本書は、柔軟な発想やひらめきを必要とする名作パズル、難問・奇問を紹介しつつ、「天才」たちのエピソード、知能(IQ)をめぐるさまざまな事象などに触れ、「頭がよい」とは何か、どうすれば頭がよくなるのかを探っていく。

[ 目次 ]
あなたは次の問題が解けますか?
世界一知能の高い女性
モントリオール会議
何が測られるべきか、何が不必要か?
知能指数(IQ)
問題点
デボノの水平思考
なぞなぞ
トリックかいかさまか
考えられないことを考える〔ほか〕

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年10月26日

Posted by ブクログ

「MENSA」の会員だったケヴィン・ラングドンの作成したパズルなどを紹介しながら、知性と「ひらめき」について著者自身の考えをつづったエッセイというべき本です。

論理パズルのような内容を期待した読者は、おそらく不満を感じるのではないかという気がしますが、著者の考えをあえて好意的に解釈するならば、人間的な地平における知性とそれを超えるものとの接点として「ひらめき」をとらえてみたい、ということであるように思います。ただそうした主題をあつかうのであれば、パズルやクイズの本のような体裁で提出すのではなく、著者の本領である宗教学プロパーのテーマとして論じたほうがよかったのではないか、と思えてなりません。

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2017年12月28日

Posted by ブクログ

頭が良いとは何かを問う本。
「天才」とは、だれも思いつかないひらめきを持てる人のことを言うのかもしれない。

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2011年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頭の良さを測るのにIQが用いられるが、それも頼りになるが、発想やひらめきでもあると述べられている。普通ではない逆の発想ができるかということを難問パズルを提示しながら説明されている。

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2011年03月08日

Posted by ブクログ

東大卒の宗教人類学者の人が書いた頭の良さについて。

「頭の良さ」とは、勉強ができることではなく、
直感やひらめきがどれほどあるかで判断することを
前提にして、

様々なパズルやテストや歴史上の天才を通じて
を通じて「頭の良さ」を考える。

IBMの開発したチェスのコンピューター
「ディープブルー」が世界のチェスチャンピオン、
カスパロフに勝った話は有名だが、
「ディープブルー」の思考記録を辿ると、
一度間違えた判断を下し、後でそれを軌道修正
していた。

出雲大社の狛犬が逆さに向いていることに聖海上人
は「すばらしい!きっと意味があるに違いない。」
と涙を流すと、周りにいた者も感嘆したが、
実は子供のいたずらだった。

IQ230のマリリンサヴァントの言葉、
「物事を書き留めたり、計算機を使わず、頭の中で処理
せよ。なんでも断定せず、柔軟な心を保とう。断定することは、学ぶことをやめることを意味する。成就したいことがあれば、すべて自分で行動せよ。」

等が印象的だった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

先生の紹介してくれる世界はまだまだネットの検索なんかで分かったような気にならないことだらけで、むしろ安心する。これもそういう本の一つ。そんな問いかけをする著者は頭がいいのかって思う人も多いみたいなんだけど、そっちを論じ始めちゃうのはもったいない。いったい「頭がよい」って「頭がよい」だけで価値だろうかとか考え併せた時に、飲み会でパズルの出し合いになっちゃった的ノリで「こういう友だち居て良かった」と感じる方が人生楽しいよ(あれ、こんな書き方は怒られちゃうかな)。'07

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

新車らしく
知的好奇心をくすぐるような本でした

コンピューターとの比較で
 生物にとって
 間違えることによってこそ 新しい発見も可能となるのである

という所に ふむふむ

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2009年10月04日

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