妹尾ゆふ子のレビュー一覧

  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 上
    『兄上たちが死に絶える前に、権力を掴むぞ』と、ヤエトも権力も全部自分のものにするのが一番楽だと言い放つ皇女は何てオトコマエ……虚弱なヤエトにはこれくらい勇ましい怖い物知らずの女の子が丁度いいのかもと思えてしまいますね。もう諦めて皇女に押し倒されちゃえばいいのに。残り一巻で世界の罅を塞いで、皇位継承問...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    皇帝の嫌がらせとはいえ、念願の隠居が叶ったヤエト。養子を迎え、息子キーナンがヤエトのことを『父上』と呼ぶたびに、何故か私がこそばゆい気分に……。伝達官を通じて連絡を取り合ってはいても、皇女との絡みが少なくて、この巻も皇女の出番が少ないのかなと油断していたところに、襲撃事件が勃発。皇女、可愛いなあ……...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    魔界の蓋を調査するため、沙漠の迷宮都市シンリールへと向かったヤエト。また、皇女とは別行動になる。ヤエトが女神と会ったり、倒れたりしていた間、皇女も頑張っていて、成長したなあと感じられた。第七皇子が皇帝に反旗を翻し戦いが勃発。戦いに出た皇女に心の中でじゃじゃ馬と毒づくヤエトが面白かった。いつも倒れて心...続きを読む
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 下
     翼の帰る処。シリーズ完結。
     体力的にヘタレで精神的に怠惰な主人公。ファンタジーの主人公なのにすぐに倒れてしまい、戦闘などの目立つ場面では全く目立たないどころか、周囲の騎士様に助けられるお姫様ポジション。個人的には面白いと思いつつ、きちんと完結まで辿り着くのか?とも思っていたので感慨深い。
     一見...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    ジェイサルドがかっこよくてほんと何なんだ。
    いや、いろいろあった。預言者さんとのあの…「反則」なやりとりとか、智慧の女神とか、三本角の魔王とか、戦のあの光景とか、皇女と見たものとか、いろいろあった。しかし、ジェイサルドの格好よさが全部持ってっちゃったような気がする。
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    やっぱりおもしろい。
    おもしろすぎて、次が出るのが待ちきれない。

    ヤエトが倒れている間に周りの人たちがどんどんいいように動いてくれて、なぜか彼の評価が上がっているという不思議な状態。

    これで、ヤエトが頑健だったら向かうところ敵無しなのか?というと、それも違うという気がする。

    皇妹が言ったように...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    予言の行く末を探して……次で完結らしいです。
    来年ですって……なんだか、話のスケールは大きいのに、一人称の語り部が、悟ったようで熱血で、隠居希望がうっかりかなったけど、見た目だけのなんちゃって隠居で人間からも神様からも振り回されてるかわいそうな人なので、なんだか、そこは二の次、という感じ。
    前回押し...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    砂漠での出来事のあっち側の切ないところから、こっち側の現実に引き戻されてからがあっという間だった。
    ジェイサルドの最強ぶりにもホレボレでした。
    ヤエトは気絶?していると勝手に話が進む(時間が飛ぶ)し、寝ていて当然と周囲も思っているので気絶している時=隠居なのだともう悟るべき…。
    そして次巻はいよいよ...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    待ちに待った4巻やっと出た!
    上巻ということは下巻もあるんだよね?楽しみ楽しみ。

    ヤエトがいろいろなものに突進されるのがおかしくて。
    (雛とか姫様とか?)
    しかし、ヤエトがあまりに冷静でさすがというべきか、むかつくべきか。

    皇子たちの諍いはまだまだ続きそうだし、魔界の蓋が開くかもしれないなどとい...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    隣国の隠し鉱山を見つけ出した褒美として、ヤエトは皇帝に突然、隠居を許されてしまう。しかし、エイギルの次男を養子にもらい黒狼公を継いでもらったものの、お仕事はやっぱり山積みで全然納得行かない。

     ………というあらすじはどうでも良い感じになってきました。

     姫様大爆発!(゚Д゚;)
     ヤエトを実力行...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    ヤエトがようやく隠居を許されたが、忙しさは変わらず養子もらったり、皇女にアタックされたりと大忙し。
    消えたアルハンの王妃を追って第二皇子皇妹とともにアルハンにいくがそこで待っていたのは預言者だった。

    飽きないストーリー展開はさすがだが主人公の性格ゆえか盛り上がりに欠ける。
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    やっとでた!
    待っていました。ちゃんと下巻も出るのかな・・・。
    正直、続編がちゃんと出るのか不安だった。
    新しい装丁になったので、出るだろうとは思っていたけれど!

    本編は、楽しい展開とはいいがたいですが、でも楽しい話がいくつか。
    親ばかの皇帝とか。
    夢がかなったのに忙しい隠居とか。
    姫様、行け、そ...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    (No.13-15) シリーズ最新作です。ノベルス版の巻が単行本化されましたが、新刊はもうノベルスでは出さないことになったらしい。
    いきなり単行本です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『青鉄の鉱床発見の成果により、論功行賞を授与されることになったヤエトは皇都に赴き、皇帝から「隠居」を告げられ...続きを読む
  • 翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― (下)
    蛮族との戦で傷ついた北嶺部の復興のため、病弱な体を押しながらも奮闘するヤエト。そんな彼に、皇女の推薦で貴族に出世するという「悪い知らせ」が飛び込んでくる。失意の中、新年祭のために皇女と都に向かった彼は、四大公家のひとつ「黒狼公」となってしまう。隠居という願望からますます遠のくヤエトのもとに、砂漠に巣...続きを読む
  • 翼の帰る処 (上)
    「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱で30歳までもたないだろうと言われつつも36歳になる彼は、左遷とも言える状況を喜び、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。おまけに皇妹...続きを読む
  • 翼の帰る処 番外編 (2) ―ことば使いと笑わない小鬼―
    かつて帝国に滅ぼされた沙漠の都市国家アルハン。その元王子で、水を浄化する力を持つファルバーンは、大貴族《黒狼公》となった尚書卿ヤエトに正式に召し抱えてもらうため博沙国を訪れるが、そこにヤエトの姿はなかった。目的を失い無為の日々を過ごす中、博沙相からアルハンの水源調査を依頼されたファルバーンは、北嶺か...続きを読む
  • 翼の帰る処 番外編 ―君に捧ぐ、花の冠―
    出身家・白羊公一族の没落により都を離れ、ヤエトの統べる黒狼公家の領地に身を寄せた尚書官・タナーギン。ヤエトの邸でタナーギンと邂逅した皇妹・ラキニーは、その態度に胡乱な気配を感じ、スーリヤに彼の身辺に侍るよう申し付ける。男はヤエトや皇妹に金の無心をし、不思議な香りに包まれた家で隠れるようにして暮らす。...続きを読む
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 上
    念願の隠居生活にもかかわらず、相変わらず仕事に忙殺され納得がいかないまま忙しい日々を送るヤエト。反旗を翻した第七皇子との戦いのさなか、魔界の罅を塞ぐ方法の調査を皇帝から任命されたヤエトは、着実にその方法に近づきつつあった。そんな中、「兄上たちの喧嘩を止められる」という理由から玉座をとると皇女が言い出...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
    “黒狼公”をキーナンに譲り、待望の隠居生活に突入した過去視の力を持つヤエト。しかし、残念ながら隠居とはほど遠い仕事量に忙殺される日々を送っていた。そんな中、ターンの預言者・ウィナエに導かれ、ヤエトはジェイサルドらと共に世界の罅を塞ぐ手がかりを得るため、砂漠の深部・シンリールへと赴く。数ヵ月後、ようや...続きを読む
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上
    青鉄の鉱床発見の成果により、論功行賞を授与されることになったヤエトは皇都に赴き、皇帝から『隠居』を告げられる。かねてより、強い隠居願望を持っていたヤエトは静かに暮らせるかと思いきや、政務の引き継ぎや皇女との関係で慌ただしい日々を送っていた。そんな中、エイギルとミアーシャの息子のキーナンと養子縁素をし...続きを読む