喜咲冬子のレビュー一覧
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ネタバレ後宮の貴妃であった紅玉。
痩せて、後宮に入ったための反動で過食に(~_~;)
皇帝は痩せた女が好みだったために、遊牧民族に降嫁させられることに……。
だが、その途中で他の民族に襲われて、その部族長の息子と婚姻することになってしまう。
遊牧民族として生きていくことに向いていない彼女。
そして、他の民族から急襲されたことから、彼女は部族と共に生きることを辞めて、バジーと呼ばれる市場で商売を始めるのだが。
面白かったです。美の基準ってその時代や民族によって違うんですよね。
そして、この作者の他の作品も読ませていただかせていますが、差別の問題を上手に絡ませていますね。
そういった意味でもこれから -
購入済み
作品紹介で、定年後の隠居生活を夢見る女性が主人公とあったので、のんびりしたお話かと思ったら、主人公は亡国の王女で、命を狙われながら身分素性を隠して生活していという、なかなかスリリングなお話の展開でした。
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購入済み
いい話だー
運命に翻弄されながら己の商才を信じて道を切り開く女性の物語。そして夫婦の愛の物語です。史実風なので、これの一部でも似たような事があったらいいなと歴史を調べてみたくなるのも夢があって良いです。さらわれた先で結婚させられたら、相手が強く賢く懐も広く、しかも一途で見た目も良い年下の夫だったなんて、TLか少女ラノベでしかあり得ないですけどね。
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Posted by ブクログ
異世界にトリップして、そこで適応、活躍して、生活を満喫するのかと思ったら、物語はどんどんシリアスな展開になっていく。まずは、主人公は元の世界の日本に戻りたくて必死になっている。まあ、考えてみればそうなるのが普通だけど、ファンタジーの世界では違うんだよね。トリップしたガシュアード王国は異民族の攻撃を受け、桜子たちはその対応に奔走する。王子のシュルムトとの仲もシリアスになって来て、日本に戻りたいという思いとの間で、桜子の気持ちは乱れに乱れる。最後の塔の話にはびっくり。まるっきりSF仕立てになって来て、ファンタジーの雰囲気じゃなくなる。おやおや、こんな結末になるとは!
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Posted by ブクログ
ローマのようなファンタジー小説の世界にトリップしてしまった24歳OLの槙田桜子とさぼり魔の後輩・瀬尾一蔵。なんと桜子は神殿の巫女になっており、食事を得るために作り始めたパンが大当たりする。神殿がある南地区はさびれてしまっており、桜子はその復興のために奮闘する。支持してくれる人たちも大勢現れるし、ストーカーまがいの貴族も現れる。しかし、好事魔多し、圧力をかけてきて陰謀を仕掛けてくる謎の人物が出てきて暗雲が立ち込めるが、神殿や地区の人々のためを思う桜子の努力や仲間たちによって難を逃れる。まだまだ先は分からないが。適度の刺激があって愉しんで読める。