喜咲冬子のレビュー一覧

  • 流転の貴妃 或いは塞外の女王

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    ネタバレ

    中原の後宮の貴妃だった紅玉は草原に住む遊牧民族の盟主に再嫁することになった。だが途中で別の部族に襲撃され囚われてしまう…。


     後宮入りの際、月餅を欲するままに食べてしまった紅玉は自分の肖像画を描く絵師へ渡す賄賂が無く、痩身好みの皇帝へアピールする肖像画をありのまま忠実に描かれてしまいました。そのためか、皇帝からの御呼びが一度もかからず、草原の盟主の花嫁候補となってしまったのでした。
     盟主へ嫁する旅の途中に襲撃され、襲った部族に捕らわれた紅玉は、エウラという名をもらい族長の四男アマルの妻になるよう言われます。
     アマルは紅玉より年下の少年でした。売り言葉に買い言葉でお互い打ち解けられない二

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    2022年04月30日
  • 青の女公

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    ネタバレ

    これは切ない(T ^ T)

    敵国へ送り込まれ、家族は人質。

    挙句に粘着質のDV野郎に騙されて。

    読み応えはありましたが、やはり、救いが欲しかったかも。

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    2021年11月22日
  • 御苑筆姫物語

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    代筆の名手蒼月は円満定年退職、退職金満願支給という目標にむかってまっしぐら。そんな彼女が復讐暗殺事件に巻き込まれという流れ。物語自体は普通だが、彼女の読む六つの物語も面白くそれが現実にオーバーラップするのが面白かった。

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    2021年11月02日
  • 後宮の寵姫は七彩の占師

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    ネタバレ

    皇帝になっちゃうエンドかぁ…
    あのまま王様の兄ポジションでよかった気もするけど。
    周皇后と姜貴妃はどうなるんだろう、とか、皇帝の妻ってめんどくさそーとか、エンディングでいろいろ思ってしまった。

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    2021年10月05日
  • 星辰の裔

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    自分の意思を貫くことの難しさ、強さを感じる作品でした。
    結構、長編ですので、腰を据えて読む必要があります。

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    2021年08月15日
  • 御苑筆姫物語

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    キャラクターは蒼月をはじめ、共感が持てるし良い。題材も好き。ただ、やや物足りないのは、これ一冊だからなのであろうか。定年退職を果たせるのか、果たすまでにまたどれほどの波乱があるのか、蒼月の心の奥底に秘めているものが何なのか、など今後に興味は尽きない。続きがあるならば、読んでみたい。

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    2021年01月24日
  • カフェ飯男子とそば屋の後継ぎ~崖っぷち無職、最高の天ざるに出会う。~

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    美味しそう。



    最初の感想はこれです。

    もうね、人が美味しそうなものを食べてる姿って、なんで幸せなんだろう。もちろん自分が食べるのも美味しいし、幸せだし、お腹も満たされるんだけれど、なんか違う幸せがある。

    このお話の主人公・武士もそういう顔(いえ、見えませんけど)がうまい。冒頭で死にそうな境遇だったのに、運命のそばに出会った時の美味しさの感動は読んでる側にも伝わった!

    終始美味しいもので問題を解決するので、幸せしかない一冊でした。美味しいものは世界も人も救うよね。

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    2020年11月27日
  • 黎明国花伝(れいめいのくにかでん) 星読の姉妹

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    資格がない現女王に肉親を殺され姉妹は悪政に立ち向かい
    予見から奥に隠された真相
    皇国の思惑は、以外と簡単に?

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    2020年10月15日
  • 流転の貴妃 或いは塞外の女王

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    主人公の紅玉に好感が持てた。
    守ってもらうだけのお姫様じゃないのがいい。

    夫は草原一の強者で、軍事、統率を得意とし、妻は経済や政治の天才。
    イージーモードである。

    街や国、弘と草原の文化の違いなど作り込まれている。

    挿絵がなかったので、衣装とか、人物のイメージは完全に読者の想像になる。
    中華の文化に詳しかったら、服とか街のイメージとかもっと想像できたんだろうか。

    本当の史書の漢文っぽいのが出てくるので、作者はかなり漢文とか歴史に詳しいんだろうと思った。

    ほどよい冒険と恋愛のバランスが良かった。

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    2020年09月03日
  • 流転の貴妃 或いは塞外の女王

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     んー、賛否両論別れそうな印象。話は面白いですし、よくできているとは思うのですが、主人公にいまいち良い印象が持てないのが原因かな……。食への執念の割に体型について割り切らないところや、アマルに対するけじめのなさなど、もやっとしたまま、或いはイラっとしたまま最後まで進んでしまい、少々残念……。

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    2020年05月30日
  • ガシュアード王国にこにこ商店街

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    使えない後輩と共に異世界トリップしてしまった主人公。
    そこはシャッター街がある、貧困した神殿だった。

    お金を稼ぐことができない、というのが
    すごい足かせです。
    これほどの縛りはない、という状態ですが
    それを第一に掲げていられると…どうしようも。
    職種が職種なだけに、それはそれで気高い?
    誇りだけでは、生きていけませんけども。

    自分の知識だけでどうにかしようとする主人公と
    お金だけを目的としている、スーパーの店主。
    スーパーはありだとは思いますが、約束を守ってこそ。
    完全に、人の不幸の上に成り立っている、状態。
    という前に、どこの三下ですか、という手段です。
    大人の対応って…大変です。

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    2018年02月06日