森恒二のレビュー一覧
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購入済み
答え
作品のテーマとしてひとつの答えが出ており、
読んで来てよかったなと感じました。
言われてみれば簡単なことなのかもしれませんが、物語を通じて、自分の中に一つ評価軸が増えた感じがします。 -
ネタバレ
モリコウ期待の新作!
「ホーリーランド」の森恒二が描放つ名作「自殺島」の前日譚。
期待を裏切らない楽しさだった。
前作の作中、記者や森に隠れ住んでいた越冬した先住者らと
セイの会話の中に少し出てきた「島からカップルで脱出して
東南アジアのどこかの島で住んでいる」と言うくだりが
あったのだが、多分主人公・カイトとヒロイン・ミソラ。
無実の罪、というより明らかに仕組まれた冤罪で罪を
負ったカイト。
集団暴行がされた挙句、示談で有耶無耶にされてしまい、
そのことで心を病み、絶望した両親と共に自殺、その復讐
で暴行者全員を斬殺したミソラ。
まだ島内での生活が始まっていないが配給食糧を元 -
ネタバレ 購入済み
自殺島では....
自殺島では、山小屋の生き残り(これが釣りのひとなのかな?)一人をのぞいて皆、死んだみたいに語られてたが....この先どうなるのだろう?食料配給あるだけ自殺島のあつかいよりいいような気も。主観だが輪姦されて動画ながされてってことなら斬り殺しても無罪じゃね?裁判結果おかしくねぇ?
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ネタバレ 購入済み
傑作ですね!
サバイバルが好きなのでそっち方面の甘さが気になりました。
本来なら島にはかぶれるような危険な虫や植物がいっぱいあるだろうし、海にはオコゼやイモガイのような毒持ちもいる。いつ破傷風や毒物中毒になってもおかしくない環境です。
それを無視しても読み進みたくなるのはサバイバルは飽くまでテーマの添え物で、本質は命への問いかけとみんなの成長物語だからでしょう。
みんながドン底から少しずつ世界を構築していくのがとても嬉しくなるんです。
狩りで命の尊さを知ってしまった主人公は、どんな危機でもギリギリで殺人を躊躇してしまう。もどかしいけどこの優しさは主人公の魅力のひとつだし、ラストの主人公の激しい感 -
なかなかしっかりした漫画で感心
10年ぐらい前に見かけて大人気アニメのウジウジした主人公にそっくりで印象が悪かったが、今回無料で3巻読ませていただき、印象が真逆に変わりました。とっても面白かったです。それに加え、読み手にストレスを与えない所が大変嬉しいし、作者の作風に好感が持てた。テレビドラマにもなったようで、成功を素直に喜べる。
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Posted by ブクログ
ネタバレデストロイの最終巻である9巻の感想というよりも、
森恒二さんの作品に対する全般的な感想になるかな。
なにしろ、
全部おもしろいんですよ!
はずれがないかもしれない。
でも、
失敗してる感じが否めない。
どこが失敗ってクロージングな。
最終回が残念なの。
ホーリーランドも中途半端にしちゃった。
あのケンカで終わらせればよかったのに、
最終話まるまる要らない。
あるゆえに、
締めきれてないように終わってしまった。
数年後のセイなにしてるの?
数年後まだ街にいるの?
数年後も残念なやつのままか?
とかね。
自殺島も結局丸く収めた感じになってるけど、
収まったか?
むしろ、
本当の始まりはあの後 -
Posted by ブクログ
自主退学 その道で待ってたい友達がいるんだ 面打ち一つとっても人体力学を深く理解していなければありえない技術である…余談だが現世界チャンピオンの長谷川穂積選手はこの拳法の面打ちのように当たる瞬間も拳を握らないという彼のシャドウをTVで見た事があるが手はバラ手であった 生ける伝説 僕は街に…来た…僕にとって街は…ただ怖くて寂しくて…そして…剥き出しの凶暴さで僕に関わった…でも僕はあの小さな箱世界に帰りたいとは思わなかった…あのモニターの前で癒される事はなかったから 情報を得る事によってある程度戦略をたてる事が出来るそして自分の得意な流れを作ってより強力な技をきめるようにするのだ…状況によって臨機
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普通の終わり方
彼等を自殺島に閉じ込めて脱出しようとした何人かを射殺した政府は秘密を守るために島の住人を皆殺しにすると思ってたんですがどちらかと言えば意外な終わり方でした。意外と言うか普通の終わり方ですね。
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サワダの最期
ムカつくサワダの最期が見れてすっきりしました。ところで垂直の壁をロープだけで登るには2本の腕が自重マイナス壁から得られる摩擦力を支え続けなければならないので余程訓練してナイト難しいですよ。壁から得られる摩擦力はほぼ0なので無理じゃないかなあ。
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Posted by ブクログ
とても綺麗な終幕だったと思う
まあやっぱりユウは死んでしまったのか否か、なんてとこも気になってはしまうけど。そんな気持ちは胸の内に秘めておいて余韻に浸るのが吉。その辺は作者もあえてボカしてるみたいだしね
あのヒョロヒョロだったユウがこんなに立派にって思うとなんだか感慨深い。ラストはちょっとクサい感じもしたけど、あれはあれでいいと思う。漫画は娯楽でもあるのだから
他のヤンキー漫画、喧嘩漫画とは一線を画す独特の雰囲気を持つ作品だった。それはたぶん暴力を暴力として丹念に描いていたから。暴力の怖さと残酷さ、それはふるう側にもふるわれる側にも等しく平等なものなのだろう。でもユウはそのどちらも理解し -
Posted by ブクログ
面白い、面白くなってきている、ますます
けど、この作品は単純に「面白い」と感じるだけで終わっちゃいけないような気がする
もちろん、これは漫画なので、それぞれに抱く感想は千差万別だし、深く考えずに、ただ、「面白かった」の一言で済ませても構わない
けど、逆に、深く考えてもいい作品でもある。また、一人で熟考するだけでなく、感じたモノを全て晒し、論議をぶつけるのにも、打ってつけだと思う
作中には、森先生の狩猟や農耕に対して講釈だけでなく、先生の持論が多く展開される
それがまた、上から目線でもなく、偉そうでもないトコが私は好きだ
教育者でなく、漫画家だからこそ、多くの層に分かれる読み手一人ひとりと目の高