安達眞弓のレビュー一覧

  • 死んだレモン

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    車椅子生活の主人公の、ニュージーランドの南端での緊迫したシーンから物語がスタートする。
    筆者はカウンセリング専門職が前職ということで、犯罪者の言動や行動に反映されている内面が細やかに描写されていて、怖かった。
    地名や人物名に慣れず読むのが大変だったが、サスペンスとしての出来も高く暇なシーンはない。
    それでいて、終盤の終盤にどんでん返しもある。
    また、自分に絶望していたり、この先どうしていいかわからない、そんな状態の時に読むと、希望が見えるような一面も持ち合わせている作品でもありました。
    学びとは苦痛であるという言葉は、しっくりきました。

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    2023年08月20日
  • 壊れた世界で彼は

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    ニュージーランドの地平を舞台にしたミステリー。死んだレモンとは全く別の印象で、作者のステージアップを実感しました。語り口が軽妙で、地元警官がやりとりしてるのが見てとれます。構成の妙も感じました。ニュージーランドの風土があってこそのこの作品、わたしたちに新しい世界を見せてくれます。ゲラ先読みキャンペーンにて読ませていただきました。ありがとうございました!

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    2022年05月12日
  • 僕は僕のままで

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    包み隠さず本音で綴られた文章に良い意味で軽い衝撃を受けた。ものすごく正直に生きてる姿に勇気づけられる!

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    2022年01月18日
  • 死んだレモン

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    のっけから車椅子の主人公はピンチに陥っており、すでに犯人と思われる敵に狙われている。回想と現在が交互に語られるうちに、事件の詳細が分かってくるというストーリー。タイトルの「死んだレモン」とは「人生の落伍者」という意味らしい。その一歩手前でふんばる主人公は、結構大変な目にあってもしぶとく生き残る。まるでホラーな犯人たちとは対象的に、主人公の周りは温かく優しい人たちに見守られている。この人たちが巻き込まれませんようにと思いながら読んだ。最後すっきり決着できて良かった。
    舞台はニュージーランド。羊が人口より多い国など牧歌的なイメージしかなかったが、入植者、捕鯨、ゴールドラッシュ等、どんな国にも黒い歴

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    2022年01月09日
  • 死んだレモン

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    冒頭から主人公が大ピンチ!で引き込まれ、一気読み。
    ただのミステリーではなく、哲学や心理学、自己啓発本としても面白いかもしれない。
    Dead Lemons=人生の落伍者という意味だそうで、今まで出会った事のない新しい物語だと思った。

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    2021年01月28日
  • 死んだレモン

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    ゾイル三兄弟が不気味だが全体が明るいトーンで展開していく。フィンはいったい何回絶対絶命になるのだ。ロバート・レス神父のプロファイリングが披露されたが、ロバート・レスラーを意識してのこととか。神父が主役となる第二作も早く読みたい。
    #NZ南島リヴァトン

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    2021年01月17日
  • どんなわたしも愛してる

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    著者ジョナサン・ヴァン・ネスの半生。性的マイノリティ、薬物依存など数々の逆境を乗り越えてきた過去が語り口調で綴られる。

    自分を大切にすること、信じること。

    ジョナサンが自分を大切にできるようになってくると、周りの人も大切にできるようになってきてるように感じる。
    自制心がなく自己破壊的行為に及んでいたところから、しんどくても頑張る辛抱ができるようになっている。大人になってからでも自制心は身に付けられることを発見した。

    彼のいいところはドン底にいても他者に嫉妬して悪意を持たないところ。周りのせいにばかりしないところ。

    読んだら、私も頑張るぞー!って思えるのでオススメ。

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    2020年10月19日
  • 死んだレモン

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    島国ニュージーランドのミステリーが読めるとは。グローバル社会の恩恵を実感します。日本のミステリーがニュージーランドで読まれることがあるかなあ。
    風景描写が具体的なので、荒涼として寒々しいリヴァトンの風景がイメージできました。ニュージーランドの歴史の説明も実に詳しく、知らなかったことばかり。一冊で二種類の本を読んでいるかのような錯覚に陥ります。やり直そうとするフィンを囲む地元の人々の温かさが沁みますね。タイの接し方が素敵で、こんな風にしたい!と思わされました。
    事件の方は誉田哲也作品かと思うくらいの酷さだし、冒頭はヒッチコックの映画のよう。けれど、前述のようなサブストーリーの中に埋もれてしまって

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    2020年10月11日
  • 死んだレモン

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    ニュージーランド南島の最南端「リヴァトン」が舞台のミステリー
    NZも大好きな国の一つだが、「リヴァトン」なんて初めて聞く
    早速Googleアースで検索
    うーん田舎(笑)
    リヴァトンはかつて捕鯨とゴールドラッシュの二度の好景気に湧いた街
    どちらも採りまくったらどうなるか…
    それが今のリヴァトン

    その中でも街から離れた海沿いのフィヨルド地域の「最果ての密猟小屋」と呼ばれる古いコテージを手に入れ新生活を始める主人公
    訳あり感満載
    彼の名前はフィン・ベル
    著者と同姓同名だ
    その意味深な理由は、実はトホホな内容だが、お陰で著者の名前をバッチリ覚えることが出来た
    この作品は著者フィン・ベルの初出版との

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    2020年09月22日
  • 死んだレモン

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    面白かった。ネタバレしたら意味ないからなにも言えないけど、面白かった。

    ただ、Dead Lemons は落伍者ってことなんだし、タイトルを直訳してつけるのは、????という感じ。
    まぁ『死んだレモン』なら、言葉のインパクトはあるし、なにそれどういうこと?って手にとりやすいから敢えての直訳なのかな。

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    2020年09月13日
  • 死んだレモン

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    車いす生活者のフィンが越してきたニュージーランド最南端の町。そこでは26年前に少女失踪事件が起きていた。事件から6週間後、隣家のゾイル家の土地から彼女の骨の一部が発見された。住人たちは逮捕されたが、遺体が見つからず釈放され未解決となった。事件とゾイル家の関わりは明らかなのに証拠がない場合、どうすればいいのか? ゾイル家の不気味な三兄弟を調べ始めるフィン。だが彼らに命を狙われ……。

    つかみはOK。カウンセリングの内容が、物語以上に興味深い。

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    2020年09月06日
  • 死んだレモン

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    ネタバレ

    人口より羊が多いということをまず思い浮かべてしまうニュージーランドの意外な一面を知ることになった。ダークニュージーランド。。

    脇役のセラピストと元刑事の神父が面白い、と思ったら、2作目は若かりし日のこの神父が主人公だそう。読んでみたい。

    ネコチャンが酷い目に合うことや、鯨の話しなど、残酷さの許容範囲が広いお国柄なのかな、と。

    『ペインスケール』の続きも読みたいのですが。

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    2020年08月22日
  • 悪い夢さえ見なければ

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    よくある警察ものであるが、主人公とバディに魅力を感じた。
    犯人に関しては伏線から早い段階で分かった感じがしたが、進め方にそんなに違和感は感じなかった。

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    2018年11月02日
  • 宮廷医女の推理譚

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    韓国版『薬屋…』だー(*´∀`*)
    ミステリ要素と、恋バナ要素の具合が
    ちょうどよく私好み。

    18歳のベクヒョンは庶子の出から猛勉強して
    王族の診察もできる「医女」になる。
    ある日、医術を学んだ場所で殺人事件が起き
    彼女の恩師が容疑者として拘束される。
    事件の裏には王族の関わる
    政治的な陰謀も感じられる中
    ベクヒョンは事件現場で出会った
    若き官吏オジンに請われて
    ふたりで秘密裏に捜査をはじめるのだが。

    高名な父に認めてもらおうと頑張るベクヒョン。
    実父なのに敬称で呼ばなければならない身分。
    対してオジンは気さくだけど、お貴族様。
    オジンの従妹でベクヒョンの同僚のジウンは
    身分違いの恋『春香

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    2026年04月12日
  • 死んだレモン

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    車椅子の主人公とはまた珍しい。
    予想できたところも多かったけど、読みやすいので海外ミステリを読んだあとの疲労?があまりなかった。

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    2026年03月26日
  • 宮廷医女の推理譚

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    なかなか名前と用語が頭に入らなかったけど中盤くらいから覚えて楽しめてきた。
    当時の雰囲気とか階級制度とかも知ることができてよかった。
    オジンいい人

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    2026年01月05日
  • 異性愛という悲劇

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    読んだ。うん。内容は至極まっとうで、正しい。ただ、これは結局、誰に向けて書かれたものなのだろうか、と考えてしまった。おそらく異性愛者の女性、そして男性に向けての本なのだろうけど、語り口があまりにも「異性愛はいかに愚かなものか」「異性愛者の女性はいかに被害者で、いかにかわいそうか」という点を強調しすぎているように感じた。はたして、これを最後まで読み通す異性愛者の女性はどれだけいるのだろう。

    「あなたはかわいそう! あなたは被害者! それはあなたが愚かだから!」という語り口は、いくら内容が正しくとも、それを自分のこととして受け止めることに壁を作ってしまうのではないか。異性愛者であることがかわいそ

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    2025年04月15日
  • 僕は僕のままで

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    ネタバレ

    【大スターの素顔】
    クィア・アイのファッションコーディネーター担当のタン・フランスさん。
    イギリス生まれイギリス育ちのパキスタン人移民3世のイギリス人は、どうやってアメリカの人気番組のスターになるにいたったのか?

    ・・・

    肌の色のコンプレックスは幼いころに植え付けられたまま、ずっとあって、性的志向に関連する経験以上に一貫して綴られていたように思う。エミー賞を受賞するまでの有名人になったタンさんしか見えてなかった自分にとって、とても深みあるお話でした。

    クィア・アイの舞台裏も少しあったけど、
    出演前は、ユタ州でアパレル会社の起業されていたなんて、
    しかも出演者選抜のオファーのタイミング。

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    2024年06月12日
  • 死んだレモン

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    初フィン。タイトルに惹かれ、手に取った本作。ミステリィよりサスペンス要素強め…かな。もう考えてもゾイル兄弟としか思えないのに、なかなか尻尾を掴ませない。読んでいてとてももどかしい——。が、頑固もののフィンとリヴァトンに住む周りのキャラクタたち(厳しいセラピストのベティ、強引だが友達想いのタイ、そのいとこのパトリシア…など)がそれを補って余りあるくらい魅力的だ。作者が心理カウンセラーだからか、人生に示唆を与えてくれる言葉がいくつもあったように感じる。期待値は上回らなかったが、決してつまらなくはない。星三つ半。

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    2024年04月22日
  • 殺人は太陽の下で フロリダ・シニア探偵クラブ

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    元ロンドン市警刑事で、過去の潜入捜査のせいでパニック障害に悩む58歳のモイラは穏やかな生活を送ろうとフロリダの高齢者向け高級住宅に家を購入するが、ある早朝、敷地内で若い女性の遺体を発見する。警察に通報したものの、発作のせいでふらふらしていると警官に続いてやってきたのはフィリップという隣人だった。元刑事で71歳のフィリップは殺人事件と聞いていても立ってもいられず現場に押しかけてきたのだが、元麻薬捜査官リックと元科学捜査官の妻リジーも巻き込んで、4人は高齢者の話には耳も貸してくれない警察を尻目に独自の調査を開始する…。

    コージー・ミステリはあまり読んだことがない。主人公4人は捜査官をリタイアした

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    2023年11月09日