安達眞弓のレビュー一覧

  • 壊れた世界で彼は

    Posted by ブクログ

    設定が強引すぎてついていけなかった。それでも、途中で引っ掛かった箇所が終末できちんと回収されたのを評価して☆を1プラスして☆3。

    0
    2022年06月25日
  • 壊れた世界で彼は

    Posted by ブクログ

     『死んだレモン』で衝撃的翻訳デビューを果たしたフィン・ベルは、作風もオリジナリティ豊か、発想も豊かだが、相当に毛色の変わった作家である。1978年アフリカ生まれ。ふうむ、若い! 法心理学者で受刑者のカウンセラー。ふうむ、やるな。ニュージーランドへ移住。思い切った人生転換。毛色の変わった作家だが、『死んだレモン』も電子書籍で自費出版したと言う。コロナの時代、作家になるのも新手の手法が出現しているとは驚愕の至り。それでもニュージーランド国内のミステリー文学賞を受賞しているのだ。強引だが個性的な作品が受けたのだろう。本業の知識経験ももちろん作品の材料になっているように思う。

     それは本作でもまさ

    0
    2022年06月15日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    なぜ最近のミステリの被害者は少女や幼女が多いのか…
    惨たらしい犯罪に胸が悪くなる。
    あと、幾つかのキーワードが陰謀論によく出てくるものなのも気になった。
    気のいい住民との交流や、「落伍者」からの回復の過程などの気持ちの良い部分もあるが、全体的にモヤモヤしてしまう小説だった。

    0
    2022年06月04日
  • 悪い夢さえ見なければ

    Posted by ブクログ

    常に視点が「わたし」ことロングビーチ市警殺人課刑事のダニエル・ベケット(ダニー)で固定されているので読み易い。相棒のジェンと共に猟奇殺人事件の犯人を追う。

    まず初めに、どうせ何度も行き来する事になるのに律儀に人物紹介を読み込む所から。そこで、一覧にグレンとダリルがいる事に海外ドラマ、主にデッドがウォーキングするアレが好きな同士達は過剰反応してくれるはずだ。

    表紙にある禍々しいククリナイフにて腹部を滅多刺し、更に子宮を串刺しにされた被害者 エリザベス・アン・ウィリアムズ。犯人は戦利品として彼女の左手首を持ち去っていた。結果的に連続殺人とはなるが一貫してこの事件と終始向き合う形なので内容は比較

    0
    2022年04月09日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    車椅子なのになんてタフなのでしょう。
    のっけから崖っぷちな状況からの展開。引き込まれました。ベティとのセラピーも心に響く。

    0
    2022年01月22日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニュージーランドが舞台のミステリー。事故で下半身の自由を失った主人公が、26年前の未解決事件を調べ始めると命を狙われることに…。現在パートと過去パートが交互に出てくる構成だった。面白かったが、思っていたより殺される場面が多かったのでその点についてはあまり好みではなかった。

    0
    2021年05月18日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    翻訳大賞HPの連載で複数の評者が今月のベスト(もしくは次点)に挙げたりしてたので期待高かったニュージーランドの新人作家。ネットで作品を発表しているらしいけど、プロの編集者がついていないことの自由さと残念さを感じた。いろんな葛藤を抱えて車椅子生活になった主人公フィンにとってセラピーは大切なんだろうけど、結構な分量を割いた割には事件解決や今後のフィンの人生とのつながりは見えなかった。このあたりプロの編集者が付いてればもっと刈り込んでシャープな作品になったのでは。
    最後に全ての謎が独白によって明かされる、という二時間ドラマ的なオチの付け方は、この前読んだ「作家の秘められた生活」と同様。続けて読まされ

    0
    2021年02月03日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    冒頭の場面から一気に引き込まれる。そこから物語は前後しながら進むのだけれど町に住む三兄弟の不気味さと主人公フィンに向ける悪意。その全てが伏線となっていて後半にいくにつれ謎解き小説のような趣も出てくる。事件の背後にあるものや関わった人物たち。そういったものが徐々に意外性をもってくる。今作の前日譚もあるらしいのでぜひ発売してほしい。

    0
    2020年12月23日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    事件を遡って描かれていく。最初が衝撃的だったからその後の展開がまどろっこく感じた。主人公の飄々とした性格や語られる街の歴史の描写も多すぎたように感じた。私がイラッチなのかな?

    0
    2020年10月06日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    面白いんだろうなあとは思う。
    最初からワクワクしながら読んだ。
    でも只今ストップ中。
    なんていうか、人を殺してもへえとしか思わないのに、生きた母クジラの脂肪を徐々に剥ぐ(隣に子クジラ付き)とか、子猫くぎ打ちとかのシーンが出てきてストップ中

    0
    2020年08月19日
  • 死んだレモン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ※ゲラ版先読み企画の感想を転記

    ミステリというよりスリラーに近い内容で、残虐なシーンも出てくるので、読む人を選ぶ小説かもしれません…。
    全体的に重苦しく、過去の事件の真相に迫っていくワクワク感は少ないです。主人公はネガティブな性格だし、最後まで読んでも爽快感はあまりありません。個人的には苦手な部類ですが、そういうのが好きな人にははまるのではないでしょうか。

    一章が非常に短くまとめられているため読み進めやすかったです。反面、リーダビリティはそれほど良いとも言えず、何度読んでも理解しづらい文章がいくつもありました。特にカウンセラーのベティとの会話は漠然として捉えどころがないので尚更でした。

    0
    2020年08月17日
  • 悪い夢さえ見なければ

    Posted by ブクログ

    淡々と進むのだけれどキャラが好きだった。突飛ななにかがあるわけではないのだけれど。男女刑事コンビいいなー。
    続きも楽しみ。読まなきゃ。

    0
    2019年03月17日
  • ペインスケール

    Posted by ブクログ

    事件の結末が、私的にはスッキリしない。
    アナログ的な刑事の情景と犯罪の手法とネットを駆使する情景がなぜかしっくりこない気がした。
    ペインスケールのレベルも最初から気にしながら読んだが、事件の経過か本人の痛みか若干釈然としなかった。
    いずれにしても、このタイプの小説はすきなので、シリーズが続けば読んでいきたい。

    0
    2019年01月06日
  • ペインスケール

    Posted by ブクログ

    ロングビーチ市の高級住宅街で、下院議員の息子ベントン三世の妻と子どもたちが殺害された。強盗から政治がらみの怨恨までさまざまな動機が考えられたが、刑事のダニーは壁に飾られた一家の写真コーナーを見て不自然さを感じる。子どもを中心にした写真ではなく、主であるベントン三世の写真ばかりだったのだ。調べれば調べるほど謎に包まれる被害者一家の秘密とは。刑事ダニーと相棒の女性刑事ジェンを予測不可能な事件が襲う!

    シリーズ第二作。荒っぽいところがまだまだあるが、刑事小説としては上出来だと思います。次作も期待しています。

    0
    2018年12月30日
  • 悪い夢さえ見なければ

    Posted by ブクログ

    全身をナイフで切り刻まれ、左手首のない女性教師の遺体が発見された。わたしは面識がないはずの被害者になぜか見覚えがあった。捜査が進むが、有益な物証や目撃情報がなく、手がかりを得るには己の記憶と向き合わなくてはならない。悪夢を見続けるほどの辛い記憶に―。家族を亡くした痛みを抱えるダニーと格闘技に秀でた相棒のジェン。支え合う男女刑事コンビを描く警察小説!

    シリーズ第一作。堂場瞬一の警察小説を読んだような印象が残る。これはこれで悪くない。

    0
    2018年12月27日
  • ペインスケール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1作目より中身が濃い。主人公や相棒、周囲に性格のよい人たちが多くて、細かな振舞いやセリフにほっとさせられた。ブリトーが食べたくなる。
    黒幕は意外ではなく、捜査方法もパットのハイテク技術頼みみたいなところが多くて好みではなかったが、この人たちの活躍を次も読みたいと思った。

    0
    2018年04月22日
  • 悪い夢さえ見なければ

    Posted by ブクログ

    2作目の「ペイン・スケール」がかなり面白いとおススメされたので、まずは1作目から。キャラクターがいいので期待出来そう。
    この作品自体は複雑でなく軽めで、イントロダクションのような感じを受けた。

    0
    2018年04月19日