みずかねりょうのレビュー一覧
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リーマンものでイラストはみずかねりょうセンセ。思わず即買いしました。イラストがものすごくよかった!!きれいだしエロいしでガン見です。
もちろん、ストーリーもよかったですよ。化粧品会社が舞台です。デパートや一般小売店に商品を卸していない、直営加盟店だけで販売しているような化粧品を扱う会社です。お仕事ものとしても楽しかったです。
これと似たような会社が舞台の、海野幸センセ著「40男と美貌の幹部」と比べ合わせて読むのも一興かと思います。
26歳にして営業部のエリートである草介は、実はゲイで“タチ”。そんな彼がひと目惚れしたのは、研究開発部のクールビューティなイケメン樫原。
鑑賞しているだけで幸せだ -
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ネタバレ身を切られるような思いをして別れた元恋人との思わぬ再会から始まる、八年越しの不倫愛をベースにした三角関係もの。
千島さん2作目となるこの作品は、ご自身があとがきで”普遍的な迷いに挑戦した”と書かれた通り、BLではあまり歓迎されないテーマに正面切って立ち向かった意欲的な作品だと思います。
周りが見えなくなる程の恋の熱だったり、相手を傷つけ、全てを壊しても自分の思いを遂げたいという業の深さだったりをリアルに描いている感じ。
傲慢×健気というわかりやすい構図でないのも新鮮だったし、妻を巻き込んだ修羅場展開に持ち込まずに決着するのも良かった。
キャラクターに魅力があるとか、泣けるとかでは無いし、 -
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ネタバレ「年下の男は好みじゃない――」
という帯の煽り文句で購入。
ただし、あまりこの煽りは正解ではないような……?
確かに主人公は年上の男性とばかり関係を持っていますが、弟が年下だからという理由で拒んでいたわけではないように思えました。
多分弟に対する台詞の一部を使ったのでしょうが、ちょっと騙された感…!
異父兄弟の近親相姦ものなので、苦手な方は苦手かもしれません。
良い家の息子たちという設定だったので、近親相姦にするならもう少し家をまじえてのごたごたがあっても良いかなと思いました。
全体的に、葛藤はあれどあっさりまとまってしまった印象です。
あまり内容に関係はありませんが、ところどころ出てくる -
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外見はヨーロッパの貴族で日本生まれの日本育ちのウイルとハイスクールまで海外にいて日本語の上手くない日本人形のように綺麗な一郎のお話。
ウイルは一郎の会社でのお世話係なのだが、何故か一郎はよそよそしくて中々心を開かない。それはハイスクール時代に受けた仕打ちがトラウマになっての事だったのだけれど。
ウイルも人好きのする気遣い屋さんなのだが、育ちに辛いものを抱えていて。
皆、重いものを抱えていても前向きに今を生きている姿勢がよかったです。
なにより、みずかねりょうさんの絵が本当に綺麗~
この方、ヨーロッパの貴族を書いたら凄いのではないでしょうか☆
2005年に書かれた作品の文庫化のようです、一気に読 -
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古典文学っぽいファンタジー
まるでシェイクスピアでも読んでいるかのような作品でした。
間違いなくBL作品なのですが、シュリの台詞が大仰でクラシカルな感じなので、どうしても雰囲気が古典文学っぽく感じます。学生時代の苦手意識が邪魔をして、読了まで時間を要しました...。
独特すぎるシュリとピュアすぎるミカの恋物語はなかなかテンポが上がらず盛り上がりに欠けたため、むしろミカと一緒になってボリスさんとソニアさんを応援しておりました。
ハッピーエンドで良かったです。 -
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私の忍耐を試されました。
この話に登場する人物ってアホしかいないのかな?
半分も読まない内に物凄く疲れてしまいました。
およそ論理的な思考のできない人たちの群れ。竜達の思考の方がよほど理解できます。
ミカの事を本当に守りたいなら、物事の分別がつく年頃になった時点で素性とそれに伴う身の危険を教え込まなければいけないでしょう。そして、危険意識と自己防衛をさせなければならないのです。それが《大切な者を守る》という事に繋がります。
何も知らないから、人の気も知らずに勝手をしようとするし、母と元竜騎士をくっつけようなんてお節介を考えるのです。理由を知らないのですから、叱られるのも道理ではありません。ただの不条理です。
なので、素 -
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主人公に行動力を
この作者様の別作品が好きで、試し読みの印象も悪くなかったので期待したのですが、残念ながらあまり好みではなかったです。
伸明がレイフィールドに見た幼馴染みの面影を振り切るまでの経緯もレイフィールドがアンジュ(伸明)に惹かれていく過程もあっさりしすぎていて共感しづらく、伸明が目指した『アンジュの立場改善』も不発なまま。
そして何よりもアンジュ(本人)も兄の立場を慮って自ら悪役を演じることができ、実母から差しのべられた手に安易にすがることのない芯の強さを持っているのなら、そもそも『嫌われ王子(というよりも虐げられ王子ですが)』に甘んじることもなかったのではないかと思えてしまい、設定と物語に違和感があ -
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中途半端
物語の前半は良かったけど後半がいまいちでした。さえない男に見えた『花婿』が実はかなり出来る男だった...という物語なわけですが、後半になるとその『出来る男』な部分が表現しきれていない感じなのが残念。
どうせならシリルと和真の子供が生まれるあたりまで読みたかったかな。 -
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好きな作風の作者さん買いです。
予定調和大好きだけど今回⭐︎2.5。
主人公は自分がやっていたBLゲームの世界に転生したってことが直ぐにわかるんだけど。
主人公のゲーム内での逼迫する立場を読者に伝えるためか、このまま進むと…こう行動すると…ってごちゃごちゃ(ごめんなさい)としばらく説明くさく進んでいくのが面倒で飛ばし読み。
ルート?がゲームとは違ってきたって部分からは読み易くなったけれど、何も主人公を悪役令息という立場にしなくても、異世界転生で十分済んだお話なのではと思ってしまった。
前半の煩わしい進みがなければ、主人公の心情や攻めに対する気持ちの部分とかがもっと丁寧に描かれたんじゃないか -
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卑屈な主人公でした
世界観はしっかりしています。
でも、表紙イラストから受ける印象とは程遠く、原始的な生活で、きらびやかな世界じゃない。
状況を思い描くのにけっこう頭を使ってつかれました。
黒獅子は、獣の状態が通常で、人型になるのは少ないです。
もふもふ好きにはオススメですが、人外大好きじゃないと感情移入が難しいです。
主人公の卑屈な考えも、受け入れづらかったです。 -
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妖怪ファンタジーとオメガバースのクロスストーリー
妖怪ファンタジー物としては面白かったのですが、オメガバース要素がイマイチ…
前半も殆どオメガバース設定どこいった?という内容でしたが、後継問題に必要だったのか?と理解しました。
攻めの受けへの想いもあまりインパクトがなくちょっと物足りなかったです。彼の視える世界から考えると恋してしまうんでしょうが…うーん。