藤沢数希のレビュー一覧

  • 外資系金融の終わり

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    世の中には二種類の人間がいる。

    金融業界の人間と、それ以外の人間だ。
    そう言っておかしくないほど、両者の考えは違う。

    そして、違うといえば、大事なことですが、報酬も。

    よくニュースで、平均賃金のことが話に出ますが、こういうのに金融業界の数字は含まれていないですよね。
    まあ、公務員もですが。

    なんでかなあ、と思うのですが、まあ、それは、平均からずれてしまうからなのではなかろうかな、と。
    あと、公務員の場合は、無税で色々な手当てがあるので、賃金として計算するのが難しい、というか。

    とまあ、そんな恵まれた状況にある金融業界ですが、藤沢氏が高給で買って満足したものが、Wiiとか言われると、高

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    2018年04月10日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    ネタバレ

    ブロガーである藤沢氏が現在のグローバル経済で何が起こっているかを解説している。

    中央銀行の役割や、なぜ世界中の通貨が連動して価値が上がったり下がったりするのか、がわかりやすく解説されている。そして、最後には藤沢氏なりの今後の日本がとるべき政策について論じられている。

    頑張った人が報われるための規制緩和(法人税の引き下げ、関税ゼロ)、と、稼いでいる人、稼いでいない人も含めた平等な税の徴収(消費税の増税)等をすることによって、市場に徹底的に競争の原理を持ち込もう、というもの。国力の源泉は教育なのだから、今のような一度取ったら首にならない教員免許制度はやめ、競争原理を学校教育に持ち込もう、という

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    2018年01月08日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    ストーリー
    政府か市場か、などという陳腐な議論は世界ではとっくの昔に終わっています!

    日本人が世界で生き残るために、何を学び、何をすべきか?
    外資系金融機関で活躍する著者が本当に役立つ経済学のエッセンスを教えます。

    ユーロ危機、中国のバブル、アメリカ国債問題、デフレ経済…
    すべてがつながり理解できる、これまでにない経済の入門書。

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    2017年05月12日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    外資系企業でトレーディングなどを行い、科学者としての顔もある著者が経済学の実践的な内容と提言を書いた一冊。

    2011年に出版された本書は現在でも変わることない様々な国の施策について提言がされており、非常に刺激的でした。
    ただ経済学の基本的な知識についても科学者の見地から数式なども用いて解説されており勉強になりました。

    最後の第5章での提言は解雇自由化や道州制や教育バウチャー制度など実現するには困難なものも含まれていますが、戦後約70年を経過した日本で著者の提言されていることは希望ある未来に向けてのひとつの考えだと本書を読んで感じました。

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    2017年01月23日
  • 「反原発」の不都合な真実

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    得られるエネルギーあたりの死者は原子力が最小。大気汚染やCO2による地球温暖化を考慮すると、原子力の方がベター。フクシマの失敗を貴重な教訓とすれば世界に日本の技術を示せるチャンスでもある。

    原子力と化石燃料、冷静に科学的経済的に見れば原子力に分があるのがわかる。感情的政治的不信感で、化石燃料は空気のごとし、になってるからでは。

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    2016年05月07日
  • 外資系金融の終わり

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    大きすぎてつぶせない、巨大金融コングロマリット。莫大な利益を得てきたのに、つぶれそうになると、利益とは無縁の国民の税金や中央銀行に救済されるのは間違っている。温存して社会主義的システムを構築するより、機能分割して民間企業としてつぶせるようにすべき。

    若干過激だけれど具体的にわかりやすい表現で、実態や実状を知れて良かったです。

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    2016年05月07日
  • 外資系金融の終わり

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    グリーンスパン議長のマクロ政策が成功し続けモラルハザードが起きた。リスクを過小に評価し過ぎた。
    大きすぎて潰せない金融コングロマリットは隠れた補助金で低い金利で原材料を仕入れている。

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    2015年11月28日
  • 「反原発」の不都合な真実

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    第一章
    原子力発電を廃止して火力発電に頼ると単純計算で大気汚染で死ぬ人が3000人増えますよ
    第二章
    メディアの報道に影響を受けすぎない。喫煙や交通事故による死にくらべたら放射線による死の発生率は圧倒的に低い。
    第三章
    自然エネルギーによる発電は全体の1%。太陽光に焦点をあてカドミウム系の公害への不安や設置面積等の問題を挙げて非現実性を述べる。
    脱原発反対の意見を固めた本なので参考になるが極論的なところが少し気になったかな。

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    2015年11月14日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    第一章
    法学徒として裁判所批判的な内容が多く興味深かった。整理解雇の4要件が判例であり、正社員を守ると同時に非正規社員を切ることをある意味推進しているとの見方。また村上ファンドの利益市場主義を否定した東京地裁は日本で資本主義が通用しないといっているようなもの。インサイダーに関して法的な取り組みの余地があるのかも。
    第二章
    政治学で学んだ市場の失敗が出てきて学問がつながったことに喜びを感じた。あとばぶるって要するにgreater fool theoryとのこと。
    特に関心を持てたのは日本の教育に関する記述。教育バウチャーを導入するべきとのこと。そして大学の民営化。私も日本の教育について思うところ

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    2015年11月13日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    時事ネタを理解するためのベースとして、経済学を理解するためにはちょうどよい本。そうした解説と合わせて「成功した人に報いる税制」と「徹底した規制緩和」が日本の経済成長に繋がると一貫して主張している。

    すんなり腹落ちしない内容はあるものの、総じて賛成。ただ、上記が成長に繋がることは頭では理解していても、バブル崩壊後に先送りの政策しか実施できていないのが現実。政治家や官僚が理解していない訳ではなく、分かっていてもやらないという状況と思われ、それをどう実現するかが肝のはずで、その点ではやっぱり評論家。

    以下、備忘録として残して置きたいポイント。

    ①経済学は国民を豊かにするための最適な資源配分を考

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    2015年11月07日
  • 外資系金融の終わり

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    週間金融日記などネット界隈の有名人である著者の本。やはりネットが主戦場の人の2年前の本は読んじゃいけないな。鮮度が無くなってる。フローでは面白いけど、ストックとして読むにはちと物足りない。でも、金融関係の本として初めて手に取ったならそれなりに面白かったのだとは思う。

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    2015年01月07日
  • 「反原発」の不都合な真実

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    反原発・脱原発に対する一通りの反論をした本。原発について楽観的で,やや論理の甘さを感じるけれど,論点整理には役に立つし,感情論的な反原発・脱原発を封じて議論の土鯛を作るには十分な一冊。

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    2015年01月04日
  • なぜ投資のプロはサルに負けるのか?

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    日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門と比べると、こっちは密度低い。
    まずは借金返済、相当な貯金があるならインデックス、という事実が長々と説明されてる。

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    2014年11月09日
  • 外資系金融の終わり

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    アゴラやBLOGOSでおなじみの藤沢数希氏のもう2年前の本、軽い語り口と時々品のない方へ脱線するキャラ設定は好き嫌いが別れるかもしれないがサブプライムローンやリーマンショックなどをさくっとおさらいするにはお手頃だとおもう。この分野では「マネー・ボール」のマイケル・ルイスの「ライアーズ・ポーカー(投資銀行に入ったマイケルの自伝)」「世紀の空売り(サブプライムローの破綻にかけて大儲けした数組)」「ブーメラン(ヨーロッパの金融危機)」がお勧めなのでこの本で興味を持った人はそちらを読むのが良いと思う。

    投資銀行のトレーダーの金銭感覚をよく表している文がいくつか出てくる。例えば「ジョン・ポールソンはア

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    2014年08月24日
  • 外資系金融の終わり

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    ブログ等で面白い考え方と表現をする方だと思っていたので、そっち方面で期待していたけど
    まじめな金融の話が多くて、結構飛ばし読みしてしまった。

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    2014年06月07日
  • 外資系金融の終わり

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     外資系投資銀行に勤めた(ている?)経験のある筆者が、高給だがすぐ馘首されることで知られる投資銀行の内幕やその仕事の金融経済へ与える影響を述べている本である。
     内幕といっても暴露ものではなく、業務内容の分類やそれぞれの実務の紹介である。リーマンショックやユーロ危機もどうして発生したかを説明し、世界経済に大きな影響を与える理由を解説する。そして、今後のこれらの大きすぎて潰せないといわれる投資銀行の今後について予想する。
     読みやすい語り口で綴られているが、その内容は金融危機について書かれた多くの解説書やドキュメンタリーから窺える内容と違いはない。日本の外資系投資銀行のサラリーの話が何度となく出

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    2014年05月04日
  • 外資系金融の終わり

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    なぜ外資系金融の給料が高いのかわかる。ユーロ危機やリーマンショックなども外資系金融の中に身を置いてあるからので生々しく語られている。

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    2014年04月22日
  • なぜ投資のプロはサルに負けるのか?

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    プロのアクティブ投資のパフォーマンスは、結局はインデックスには勝てない、というよくあるテーマの本。
    この手の本を読んだことがある人には、目新しくは無いが、文章がおもしろく、ついつい読んでしまう。

    インデックスが一番、とはいえ、全ての人がインデックス投資をすると、それはそれで市場が効率性が損なわれるので、そういう意味でもアクティブ投資も必要、というのは、なるほどと思った。

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    2012年07月24日
  • 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

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    国家が統制せず、ふつうの資本主義経済を。民間の力を信じて、オープンな市場でフェアな競争をすべし。自由主義以外の代案はない。

    学問の入門書のつもりで軽く読めるかと思ったら、結構骨太な主張があったりして。
    やっぱ理系よねって思いました。(最近ダメだって言われてるようだけど。)

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    2016年05月07日
  • ぼくは愛を証明しようと思う。(1)

    購入済み

    読んだときはなるほどと思えるが

     読んだときはなるほどと思えて理屈が通っているように思えるが、主人公が最初からそれなりの職業で見た目もいい、いや、これ普通にモテるだろと思ってしまった、非正規雇用の自分がやっても通用するのか?

    #ドキドキハラハラ

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    2022年09月26日