林總のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
飲食業経営者・勤務者はもちろんのこと、全てのビジネスマンにヒントやきっかけを与える一冊です。
まずこの本の良い点は、管理会計に集中した話ではなく、ドラッガーの要素を混ぜ、マーケティング的視点も織り交ぜながら話が進む所ではないでしょうか。
どうしても管理会計中心になると、抵抗が出てくる方も多いでしょうが、マーケティング的視点を加えることによって、どんな人にでも理解しやすくなっています。
管理会計の本ではあまり語られない「なんとしてでも売上を上げる!集客数を増やす!」というシチュエーションが、普段会計に携わっていないビジネスマンにも臨場感・親近感を与えています。
非常に面白く、一瞬で読んでしま -
Posted by ブクログ
【バリュー】
・会社の財務体質がわかる。
財務諸表が読めるようになる。損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の項目の意味を図と共に示してくれる。特にキャッシュフロー計算書については、表に表れる特徴から会社の財務体質の見方まで教えてくれる。
・CVP分析ができるようになる。
CVP(cost,volume,profit)分析によって売上、費用、利益の関係がつかめる。これにより売上の現状を掴んだり、予想を立てたりできるようになる。つけ麺屋の例をあげてくれていて、わかりやすい。つけ麺の値段(売上高)−材料費など(変動費)=つけ麺を売ることで店にはいるお金(限界利益)、限界利益−固定費= -
Posted by ブクログ
美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?というタイトルの本ですが、この本の内容はこんなことではありません。
あくまでも、人目に付くためのタイトルです。餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるのか?の続編になります。登場人物も同じ、5年後のストーリーです。
今回は、ERPパッケージソフトの導入と、本当に必要な管理会計データとはなにか?というのがテーマです。
本当に必要な会計データは何かというテーマは、経理や会計事務所で働いている人にとっては非常に重要であって、なかなか見えてこない問題です。この本は、この点がわかりやすく解説されています。さすが、管理会計本の第一人者といえるでしょう。
林さん -
Posted by ブクログ
■ 感想
- 「餃子屋と高級フレンチどちらが儲かるのか?」と同じ作者。"餃子屋"と同じで会計を専門にしてない人でも読み進めやすいような言葉でかかれており、ところどころに具体例もあるので、説明文だけじゃわかりにくかった内容も例を通して内容を理解できるようになっている。また、会社の会計において、どうすれば収益が上がるか、損益計算書などを見るときにどの数字に注目すべきなのか、会社の会計がどれほどにわかりにくくなっているかなども理解できた。
この本を通して、会社の会計の大枠をつかめ、細かい専門用語は分からないにせよ会社の決算書を理解するための”基礎”を作ることができたと思う。
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