Posted by ブクログ
2012年12月09日
基本的にマンガ形式でドラッカーの会計理論についての話がされています。ストーリーとしては、店の売却を決めたレストラン経営者がとある大手企業の会長と出会うところから始まります。経営を会計の面から見ていくのですが、ドラッカー理論で見ていくと、会計をある程度学んでいる人間の経営が陥りやすいミスというものが具...続きを読む体的に浮上してきます。会計を主体とした経営にとって本当に重視すべき点は何かということが分かりやすく語られていますね。中でも「一律数%のコストカットは無意味」というところは大いに同意しました。細かい経費削減やケチケチとした社内規則が結果的に離職率の高さに結びつき、優秀な人材がどんどん流出していくということはどこの会社でも見受けられることですね。この辺にデキる経営者かどうかの判断基準が現れると言っても過言ではないのかと思います。マンガで読みやすいので気楽に手に取れる会計初心者用の書籍です。