林總のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2015年36冊目
タイトルと著者名から会計を物語を通じて、解説してくれる本かと思うと、そうではない。
本書では、赤字続きのレストランをBSC(バランスドスコアカード)の手法を使い、立て直す物語
自分の仕事でもそうだが、ともすれば売上拡大を目指そうとすると売り手側の視点で考えてしまう。本書ではBSCを活用しお客様の視点業務プロセスの視点でどうビジネスを変えていくかということを教えてくれる。
自分の仕事でもBSCは使っているが、なるほどこういう風に使うのかと改めて気づかされた。
また、最後にも書かれているが、本書の根底はドラッカー理論の顧客創造でもある。
たいへんわかりやすいストーリーで -
Posted by ブクログ
著者のプライベートな部分まで含め、この人の著作でここまで書いた本は今までなかったように思います。会計に関する本がほとんどですから当たり前といえば当たり前かもしれませんが。
冒頭で著者曰くマネープレッシャーのないことが生活の満足度をあげる絶対条件とのことで、この点はハゲシク同意。以降もそのためにすべきことを子育てのポイントとして示されているのだけれども、ところどころ「これは単なる自慢では」と思える内容も混ざっており、ちょっと複雑な気分に・・・。
とはいえ、生きていくためにはある程度のお金が必要であることは間違いではないし、その目安が1000万であること、そのために子育てのなかでできることを著した -
Posted by ブクログ
公認会計士である著者が会社四季報を使って会計で使う損益計算書や貸借対照表などの読み方を解説した一冊。
四季報の数字の見方と会計の数字の見方の両方を習得することができ、投資やビジネスにおいて大事な会計の基本を本書で学ぶことが出来ました。
実際の四季報も掲載されていたり、数字や企業も実在されているものを使って解説されていたりと実践的な内容で非常に理解もはかどりました。
わかりやすく丁寧に書かれているのでサクサク読み進めることができるだけでなく、かつ章末には理解度を図る復習問題もあり、会計の入門書として、また基本を復習するうえで重用する一冊だと感じました。