冨士原良のレビュー一覧
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ネタバレ新刊コーナーで表紙とタイトルに惹かれて購入。
主人公は表紙の男性ではなく、タレントを支えるマネージャー。役者側ではなく、彼らを売り込む側の人間の話なのでまた違った視点が楽しめた。
「芸能界は事件がいっぱい!」と帯に書かれていたが、コミカルな短編集というわけではなく、主人公のマネージャーとマコトが二人三脚で仕事をしていく様子を主軸に、それぞれの都合や思惑が交差する話となっている。
マネジメントレポートとあるので、役者の仕事や芸能界の裏側の話を挟みつつ、主人公とマコトを中心とした、仕事を通してのヒューマンドラマといった内容だった。
主人公は序盤から、誰かを照らす人になりたかったと彼女の -
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Posted by ブクログ
かわいいwwww
こーんなかわいい本をまた何かの機会に手にする時が来るだろうなどとこれまでの私は思ったであろうかいや、あるまい。
カッコイイ幼馴染の男の子が妖怪の種である雷獣ていうモノで、天女やら狐やらも人間に交じって登場しメアド交換したり一緒に下校したから女の子たちに嫉妬の眼むけられたりなどなど・・・・
ずっと昔を思い出してキュンキュンし通し。
表紙からしてラノベ。
どうして寸暇を惜しむように、呼吸するように本を読み続けるこの私がいつ何の気まぐれを起こしてこの本を手にしたかは、誰かしっているひとはいるであろうか、いや、いるまい。
当の本人でさえ理由など見つけられないのだから。
ただ、手掛かり -
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Posted by ブクログ
ネタバレご近所系あやかし青春物語第二弾。
本人たちは幼なじみ全開だけど端から見ればラブい熟年夫婦にしか見えない主人公たちではありますが、今回はそれはさておき野生(笑)の妖怪がやってきてすったもんだするという話。女狐ちゃんがメインに近い場所にいますが、やっぱり今回も恋愛云々より辰巳の葛藤と成長(というか決心?)がメインかなと思いました。
恋愛ネタに萌えさせつつも別の部分にメインを持って行くのが前作も今作も上手いなぁと思います。というか、レガロシリーズのこの絶妙のバランス感覚はホント好き。最近の少女小説レーベルにはない良い意味での古くささ。
今回も淡々とした萩子ちゃんは驚くよりも考えることを優先するある -
Posted by ブクログ
ネタバレ「闇の皇太子」以外はすべて本編を読んでいたので、買ってみました。
「死神姫の再婚」と「瑠璃龍守護録」は、なんか本編のオールスター登場って感じ。「双界幻幽伝」「おこぼれ姫と円卓の騎士」が面白かったです。
「双界幻幽伝」は設定が日本になってて、竹取物語っぽくなってたけど、朧月の兄静心の出した難問を蒼刻があえなくクリアしてきたり、月の使者が来る前にさっさと朧月を嫁にしてたり、本編ではまだ嫁にできていない蒼刻の一人勝ちっぷりが気持ちよかったです。
「おこぼれ姫と円卓の騎士」は、いつもはレティの夢の中に出てくる、過去の王様たちが表に出て来ていて、なによりうれしいのは、本編では互いに好意を持っている? -
Posted by ブクログ
ネタバレ森崎さんなので恋愛モノかなーと思いつつ、その一歩手前のお話。
妖怪が出てくるあたりが私好みでした。でも恐ろしいものじゃなくて、人々に混じって穏やかに平穏に暮らしたいと願うやさしい人々。その中で実は妖怪でしたという幼馴染と主人公萩子の長い長い仲直りのお話。
始まりは確かに驚きの実は、ですけども中身はいたって普通の思春期のお悩み相談でした。でも丁寧な筆致で描かれていてかわいらしい。あと色々と悶えた。
小さい頃のトラウマとまでは行かないけどそういう出来事で距離をとってしまった幼馴染。彼との忘れてしまった距離感を取り戻していく過程がなんというかもうもだもだした。あと幼馴染が機嫌を損ねる部分がわかりやす -
Posted by ブクログ
ネタバレ真面目で堅物(本人は内心で否定)な委員長の女の子が、今は疎遠になってしまった幼なじみの男の子(人気者系)の重大な秘密に直面してしまい、真摯に、そりゃもう真摯に滑稽なほど真面目に向き合う話。
そう書くと割と単純なんだけどね。
なんていうか、久々に読んだ、私好みの少女小説でした。恋愛方面は主人公はあまり頑張らずヒーローが頑張ってくれています。
主人公の女の子は、特別な力は持っていません。だけど、主人公の幼なじみや、ご近所さんや、先輩や後輩は、いわゆる『あやかし』。彼らが町内会とか老人会とか偽って互助制度を敷いていることが妙に現実的でカワイイです。
この話のメインは、主人公の幼なじみが雷獣化し -