イアン・フレミングのレビュー一覧

  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    有名な007シリーズ原作
    この作品でかの有名なジェームズ・ボンドが世に出たのである。
    映画や音楽は見聞きしたことがあっても、原作を読んだことは無い人は多いのではないだろうか。
    読みやすく、映画とはまた違った味わいがある。
    是非読んでほしい

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    2023年03月13日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    実は007の小説を読んだのは初めて。映画の「カジノ・ロワイヤル」(2006年)はお気に入りの作品であり、その原作を読んでみた。シリーズ最初の著作であり、ジェームズ・ボンドのキャラ付けが強烈である。そして、やはり007はカッコいい。今となっては女性差別と言われかねない女性の扱い、拷問に屈しない強靭な肉体と精神力、豪奢なホテルに高級車、当時の男の欲望を単純に満たすかのような内容はスカッとする。本作品では、ソ連のスパイであるシッフルが007のターゲットとなる。シッフルは大金を使い込み、それがばれる前にカジノで一儲けして穴埋めしようとするが、007は逆にシッフルをカジノで負けさせることで事を表沙汰にし

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    2021年05月31日
  • 007/サンダーボール作戦

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    歩く不健康、MI6の00、殺しのライセンスを持つ男こと、コードネーム007「ジェーム・スボンド」。

    酒は呑むは煙草は呑むは女はまたぐはの不健全の塊が、どんどん健康になっていく様は圧巻。

    「フレッシュジュースって奴も、良いもんだぜ。」

    え、本編?
    いやいや、この本の見所は健康になったジェームスだよ。
    他のシリーズでは読めない健康なジェームスが楽しめます。

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    2013年04月22日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    007の初仕事が画かれたこの作品。
     
    英国諜報部、MI6の00のナンバーを持つ7番目の男
    仕事の鬼
    酒と煙草と女好きの紳士
    スリルを楽しむ狂人
    女王陛下の狗
    我等がジェームス・ボンド

    劇場版しか知らない方は
    別物としてお読み下さい。

    派手なアクションシーンはありません
    奇妙な兵器もありませんし
    毎回車が壊れる事もありません(大抵壊れますが)
    カジノロワイヤルではありませんが
    平穏無事にしっかりと諜報部員として活躍する事もあります。
     
    そして、そうですね
    彼のオリジナルカクテル「ヴェスパー」が生まれたのも
    この作品です。
    ただまぁ、ヴェルパーって適当なバーだと呑めないんで
    呑んだ事無いん

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    2011年09月25日
  • 007/薔薇と拳銃【井上一夫訳】

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    イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説集『007/薔薇と拳銃(原題:For Your Eyes Only)』を読みました。

    「イアン・フレミング」作品は昨年の4月に読んだ『007/カジノ・ロワイヤル』依頼ですね、、、

    「ディック・フランシス」、「コリン・デクスター」、「ボブ・ラングレー」、「ジャック・ヒギンズ」に続き、イギリス作家の作品です。

    -----story-------------
    【007映画最新作『007/クォンタム・オブ・ソラス』原作『ナッソーの夜』収録】

    英国秘密情報部の腕利きエージェント、「007」こと「ジェームズ・ボンド」。
    祖国の平和と安寧のため、世

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    2023年01月30日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説『007/カジノ・ロワイヤル(原題:Casino Royale/You Asked for It)』を読みました。

    「チャールズ・カミング」作品に続きイギリス作家によるスパイ小説です。

    -----story-------------
    英国が誇る秘密情報部。
    なかでもダブル零のコードをもつのはどんな状況でも冷静に切り抜ける腕利きばかり。
    ソ連の工作員でフランス共産系労組の大物「ル・シッフル」が、党の資金を使い込み、カジノの勝負で一挙に挽回をはかるつもりらしい。
    それを阻止すべくカジノ・ロワイヤルに送り込まれた「ジェームズ・ボンド」。
    華麗な

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    2022年10月24日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    サクッと解決するかとおもいきやのこの展開。びっくりはしたけど、これはこれで、心地がよい。フレミングに触れたことがこれまでなかった友人に紹介しようかな。

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    2022年10月15日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    映画シリーズの基であるイアン・フレミングの60年前の小説。カジノ・ロワイヤルが本家で映画化されたのはつい数年前だが、本当は此れが007の最初の物語。
    素晴らしい。映画を観た後では結果論になるが、冷徹な諜報員になるまでの布石であり、その過程の物語。とても哀しく切ない。本家が出直しの1作にするには、間違いないクオリティ。現代版に時代背景を変換した映画の脚本も褒めるべき。
    やはり何にしても映画より先に小説を読むべきだ。

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    2013年05月21日
  • 007/薔薇と拳銃【井上一夫訳】

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    ネタバレ

    007、ジェームズ・ボンドの普段のお仕事が短編として取り上げられ、手軽に楽しむことができます。短編といえども、その展開には凝った仕掛けのものもあります。私としては、それぞれのお話の締め方がお気に入りです。若干、アクションが読んでいてわかり辛いのだけが難点でしょう。

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    2015年01月10日
  • 007/死ぬのは奴らだ

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    2009年の読み初めは、ボンドの原作!しかも大好きなボンドガールソリテアの登場するこの作品。
    007の小説、初めて読みました。
    映画とは違って、ボンドは意外と人間くさく、ストーリーは意外とハードボイルド。
    そして、文章が美しい。さすがシェークスピアのお国、イギリス。

    「まばらな木立ちの間で立ち止まると、ボンドは涼しい朝の空気を味わった。木立ちの間をすかして東の方を見ると、星影は色あせてゆき、地平線が夜明けの輝きを見せはじめている。こおろぎの鳴き声はほとんどやんでしまって、島のどこかで物真似鳥が夜明けの歌を歌いはじめた。」(ぱらっとめくってP273)
    「ハイビスカスのまわりを飛びまわっていたエ

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    2009年10月07日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    映画見たし、原作も読んでおくか、という軽いノリで読んでみた。
    ハードボイルド系を想像していたけれど、少し毛色が違うようなイメージ。硬派な雰囲気の主人公ボンドを置きつつ、現実路線というよりも華やかな舞台とスリリングな展開は時に荒唐無稽なところもあり、娯楽小説感がより強いかも。
    とはいえ、スパイ小説、ひいてはスパイ映画のステレオタイプ的な基礎を作った作品であることは間違いない。
    あと、映画を観た時も思ったのだが、割とイアン・フレミングってサディストなんだろうか…?

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    2025年05月07日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    タイトルを見ただけで、クリス・コーネル"You Know My Name"(映画『007カジノロワイヤル』の主題歌)が頭の中で再生される。筋立て自体は、原作の方が圧倒的にシンプルだけどね。

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    2023年09月03日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    007って原作小説があったのだね。
    そして、ダニエル版本作での「あの」拷問シーンは、原作どおりであったのでした。

    訳は新しいけれど、さすがに古い時代の小説ということもあり、ヴェスパーさんがあまりにも古典的な「女」であり過ぎました。

    全体としては、ダニエル版映画作品のほうがヴェスパーさんも魅力的で面白かったです。
    でも、中編小説としては十分楽しめる内容でした。

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    2022年11月20日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    007処女作。カジノでの緊張感溢れる、勝負シーンが読みどころだが、その後の展開は何とやら。次回作へ続ける感じを出したかったのか、ストーリー展開としては、ちょっとだれている感じもする。

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    2022年02月07日
  • 007/ゴールドフィンガー

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    映画とはストーリーがだいぶ異なることは承知の上だが、小説版のジェームズボンドは決して超人ではなく、かなり人間的な人物として描かれており、その点でも映画とは違った印象がある。前半はカナスタとゴルフでのギャンブル対決がスリリングに展開していく一方、後半の金塊強奪の場面は、どうしても一昔前の感じが拭えず、どうにもまどろっこしさが否めない。

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    2020年10月14日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    初フレミング。一番問題の訳は新訳ということで悪くなかった。世界一有名なスパイ、ジェームズ・ボンド初登場作。まるで洋画を観てるように、いろんな場面(カジノでのバカラと“ある”出来事、カーチェイスに○○…等)が眼前に現れました。大変スリリングで面白く読めました(^^ 星三つ半。

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    2020年04月19日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    すっきりしてるなー! あのころ、世界は単純だったのだな。男はマッチョで女はセクシー、敵はソ連で、ごちそうはシャンパンとキャビア。んで…なんとも魅力的だわ。

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    2019年10月21日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    ボンド君も登場当初は地に足の着いた人間で、スーパーヒーローではなかった、と。
    Qも出てこないし、アストンマーチンにも乗らないし、拳銃もワルサーPPKではないし。
    第2次大戦の従軍歴ありで50年代前半の物語、「史上最大の作戦」のショーン・コネリーより「ナバロンの要塞」のグレゴリー・ペックの方が似合っているような気が。

    しかし、最後のメロドラマはどうにもテンポが悪くて、アクション映画向きではありませんわな。

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    2019年09月10日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    映画版007のファンで原作を手に取ってみることに。
    まあまあだったかな。ストーリー自体に特筆すべきところはないんだけれど、ディテールにこだわりが感じられる描写には臨場感があり読み応えがあった。

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    2017年04月29日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    2006年の映画は、この原作に割と忠実だったんだな。 翻訳のおかげで文章スッキリ読みやすくさくさく進みました。情事の描写も爽やかさすら感じる様で。w 昭和のハードボイルド。

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    2016年01月11日