イアン・フレミングのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
実は007の小説を読んだのは初めて。映画の「カジノ・ロワイヤル」(2006年)はお気に入りの作品であり、その原作を読んでみた。シリーズ最初の著作であり、ジェームズ・ボンドのキャラ付けが強烈である。そして、やはり007はカッコいい。今となっては女性差別と言われかねない女性の扱い、拷問に屈しない強靭な肉体と精神力、豪奢なホテルに高級車、当時の男の欲望を単純に満たすかのような内容はスカッとする。本作品では、ソ連のスパイであるシッフルが007のターゲットとなる。シッフルは大金を使い込み、それがばれる前にカジノで一儲けして穴埋めしようとするが、007は逆にシッフルをカジノで負けさせることで事を表沙汰にし
-
Posted by ブクログ
007の初仕事が画かれたこの作品。
英国諜報部、MI6の00のナンバーを持つ7番目の男
仕事の鬼
酒と煙草と女好きの紳士
スリルを楽しむ狂人
女王陛下の狗
我等がジェームス・ボンド
劇場版しか知らない方は
別物としてお読み下さい。
派手なアクションシーンはありません
奇妙な兵器もありませんし
毎回車が壊れる事もありません(大抵壊れますが)
カジノロワイヤルではありませんが
平穏無事にしっかりと諜報部員として活躍する事もあります。
そして、そうですね
彼のオリジナルカクテル「ヴェスパー」が生まれたのも
この作品です。
ただまぁ、ヴェルパーって適当なバーだと呑めないんで
呑んだ事無いん -
Posted by ブクログ
イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説集『007/薔薇と拳銃(原題:For Your Eyes Only)』を読みました。
「イアン・フレミング」作品は昨年の4月に読んだ『007/カジノ・ロワイヤル』依頼ですね、、、
「ディック・フランシス」、「コリン・デクスター」、「ボブ・ラングレー」、「ジャック・ヒギンズ」に続き、イギリス作家の作品です。
-----story-------------
【007映画最新作『007/クォンタム・オブ・ソラス』原作『ナッソーの夜』収録】
英国秘密情報部の腕利きエージェント、「007」こと「ジェームズ・ボンド」。
祖国の平和と安寧のため、世 -
Posted by ブクログ
イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説『007/カジノ・ロワイヤル(原題:Casino Royale/You Asked for It)』を読みました。
「チャールズ・カミング」作品に続きイギリス作家によるスパイ小説です。
-----story-------------
英国が誇る秘密情報部。
なかでもダブル零のコードをもつのはどんな状況でも冷静に切り抜ける腕利きばかり。
ソ連の工作員でフランス共産系労組の大物「ル・シッフル」が、党の資金を使い込み、カジノの勝負で一挙に挽回をはかるつもりらしい。
それを阻止すべくカジノ・ロワイヤルに送り込まれた「ジェームズ・ボンド」。
華麗な -
Posted by ブクログ
2009年の読み初めは、ボンドの原作!しかも大好きなボンドガールソリテアの登場するこの作品。
007の小説、初めて読みました。
映画とは違って、ボンドは意外と人間くさく、ストーリーは意外とハードボイルド。
そして、文章が美しい。さすがシェークスピアのお国、イギリス。
「まばらな木立ちの間で立ち止まると、ボンドは涼しい朝の空気を味わった。木立ちの間をすかして東の方を見ると、星影は色あせてゆき、地平線が夜明けの輝きを見せはじめている。こおろぎの鳴き声はほとんどやんでしまって、島のどこかで物真似鳥が夜明けの歌を歌いはじめた。」(ぱらっとめくってP273)
「ハイビスカスのまわりを飛びまわっていたエ