イアン・フレミングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェームズ・ボンドの登場!
映画でおなじみの007シリーズの第一作がこれ。
フレミングはかのレイモンド・チャンドラーとも親交があり、チャンドラーは『カジノ・ロワイヤル』を高く評価するとともに、それ以後の作品を進歩がないとしている。でも、フレミングの目指したものは、大衆の欲求を満たすエンターテイメントであり、自分の作家性を優先させようとしていない。という意味では、フレミングの作品が、チャンドラーが期待する高級な作品に昇華されないのは当然のこと。
女好きで、イイ食事をして、しゃれたホテルにとまり、高級車を乗り回す・・・俗物根性丸出しのジェームズ・ボンド。
不覚にも、最終章、泣けてしまった。
VI -
Posted by ブクログ
【ブックテルメニュー】ボンドマティーニ
ご存知、ジェームズボンド愛飲のマティーニ。あらゆるモノにこだわりを持つボンドのマティーニは、”ウォッカを使ってシェイク”するマティーニだった。
ドライ・ジン
ウォッカ
キナリレ
シェイク
ソ連情報部は、このところの失策続きをなんとか挽回しようとしていた。そこで槍玉に挙げられたのが、英国秘密情報部の腕利きスパイ、007ことジェームズ・ボンドだった。陰謀の舞台は、トルコのイスタンブール。ソ連情報部の美女との、豪華なオリエント急行での逃避行。二重三重に仕かけられた罠に、さしものジェームズ・ボンドも次第に搦めとられていく。シリーズ最高峰の傑作。