【感想・ネタバレ】007/薔薇と拳銃【井上一夫訳】のレビュー

あらすじ

英国秘密情報部の腕利きエージェント、007ことジェームズ・ボンド。祖国の平和と安寧のため、世界を股にかけて危険な任務を遂行する。パリ郊外の静かな森に隠れ潜むソ連の情報機関を破壊する「薔薇と拳銃」、ジャマイカで荘園主夫妻を殺害した、凶悪なナチの残党の男を暗殺する「読後焼却すべし(フオー・ユア・アイズ・オンリー)」、ローマからベニスに通じる麻薬密輸ルートを追跡する「危険」、セーシェル諸島のサンゴ礁を舞台に、アメリカ人の富豪の死を描いた「珍魚ヒルデブランド」、植民地総督がボンドに語る、一組のカップルの数奇な運命「ナッソーの夜」の全5編を収録。

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Posted by ブクログ

イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説集『007/薔薇と拳銃(原題:For Your Eyes Only)』を読みました。

「イアン・フレミング」作品は昨年の4月に読んだ『007/カジノ・ロワイヤル』依頼ですね、、、

「ディック・フランシス」、「コリン・デクスター」、「ボブ・ラングレー」、「ジャック・ヒギンズ」に続き、イギリス作家の作品です。

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【007映画最新作『007/クォンタム・オブ・ソラス』原作『ナッソーの夜』収録】

英国秘密情報部の腕利きエージェント、「007」こと「ジェームズ・ボンド」。
祖国の平和と安寧のため、世界を股にかけ危険な任務を遂行する。
パリ郊外の静かな森に隠れ潜むソ連の情報機関を破壊する『薔薇と拳銃』、ジャマイカで荘園主夫妻を殺害した、凶悪なナチの残党の男を暗殺する『読後焼却すべし』、ローマからベニスに通じる麻薬密輸ルートを追跡する『危険』、セーシェル諸島のサンゴ礁を舞台に、アメリカ人の富豪の死を描いた『珍魚ヒルデブランド』、植民地総督が「ボンド」に語る、一組のカップルの数奇な運命『ナッソーの夜』の全5編を収録。
解説=「石上三登志」
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1960年(昭和35年)発表の冒険スパイ小説「007」シリーズの第1短編集で、以下の5篇が収録されています、、、

ちなみに、本作品は1964年(昭39年)に翻訳された際のタイトルは『007号の冒険―秘密情報部007号』だったそうです。

 ■薇と拳銃(原題:From a View To A KIll)
 ■読後焼却すべし(原題:For Your Eyes Only)
 ■危険(原題:Risico)
 ■珍魚ヒルデブランド(原題:The Hildebrand Rarity)
 ■ナッソーの夜(原題:Quantum of Solace)
 ■解説 マゾヒストに愛をこめて―私のフレミング伝 石上三登志

フランス、サンジェルマンの森を舞台に、「ボンド」が殺し屋(ソ連の情報機関)とバイクで対決する『薔薇と拳銃』、

ジャマイカで荘園主で「M」の知人でもあった「ハヴロック夫妻」が殺害される… カナダの森を舞台に、凶悪なナチの残党「ハマーシュタイン」等を「ボンド」が暗殺する『読後焼却すべし』、

「クリスタトス」と「コロンボ」という対立する密輸業者が絡むローマからベニスに通じる麻薬密輸ルート… ヴェネチアなどイタリア沿岸部を舞台に「ボンド」が密輸ルートを追跡する『危険』、

セーシェル諸島で休暇を過ごしていた「ボンド」は、鼻持ちならないアメリカの富豪「ミルトン・クレスト」の豪華ヨットで珍魚ヒルデブランドの捕獲に向かう… 無事にヒルデブランドを捕獲した帰りの航路で「クレスト」が死体となって発見されるというミステリ調の『珍魚ヒルデブランド』、

バハマの首都ナッソーでの調査を終えた「ボンド」がマイアミへ発つ前の前日に出席したディナー・パーティー… そこに同席した植民地総督が、ある一組のカップルの数奇な運命について語るヒューマンドラマっぽい『ナッソーの夜』、

という5篇でしたが、イチバン面白くて、印象に残ったのは『読後焼却すべし』でしたね… 『007 ユア・アイズ・オンリー』のタイトルで映画化された作品の原作で、「ボンド」が、復讐を果たすために弓を武器に「ハマーシュタイン」等に近付いていた「ハヴロック夫妻」の娘「ジュディ・ハヴロック」と協力して暗殺を果たす展開が「007」シリーズらしくて良かったですね。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

007、ジェームズ・ボンドの普段のお仕事が短編として取り上げられ、手軽に楽しむことができます。短編といえども、その展開には凝った仕掛けのものもあります。私としては、それぞれのお話の締め方がお気に入りです。若干、アクションが読んでいてわかり辛いのだけが難点でしょう。

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2015年01月10日

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