中島輝賢のレビュー一覧

  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    最近私の中で日本文化や日本人の心とは何だろうということが気になっていて、その流れで万葉集にも触れてみるかと一番易しそうなのを購入。解説には初歩的だけど一般の人は知らないことがきちんと書いてあって、初心者には嬉しい。適切な挿絵やコラムからも読者への配慮を感じた。

    一読してみた全体の印象としては「素朴...続きを読む
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    そのうち源氏物語などの古典を読めたらと思っているのだが、その前知識として平安時代の文化や貴族の生活様式を軽く学べたらと思って読んだ。訳や解説が易しく丁寧だし、絵やコラムなどもあって当時の雰囲気を知るのにちょうどよかった。内容そのものも面白かったので満足。和歌で想いをやりとりするとはなかなか粋な文化だ...続きを読む
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    春は、曙。
    夏は、夜。
    秋は、夕暮れ。
    冬は、早朝(つとめて)。

    『枕草子』は約300の章段からなり、おおよそ次の3つに分けられる。
    ①類聚(るいじゅ)的章段:連想による羅列。「鳥は…」「すさまじきもの」
    ②随想的章段:類聚的章段に感想を交えたもの。
    ③日記的章段

    清少納言によるあとがきがあった...続きを読む
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    読書録「古事記」3

    編 角川書店
    出版 角川文庫

    p35より引用
    “ 最初の子に失敗するというのは、東南ア
    ジアの神話にも共通する発想で、試練を耐え
    抜かなければ成功しないという経験上の知恵
    が神話に反映したものという。”

    目次から抜粋引用
    “天地創造よりこのかた
     アマテラスとスサノオの対決...続きを読む
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    こういった…昭和以前の文芸作品みたいなのには苦手意識があったんですけれども、読んでみると割かし現代に通ずる部分もあり…なかなか楽しめましたね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    早い頃から世捨て人になってしまった兼好さんですけれども…独身のまま生涯を終えられたんでしょうか? 解説を読む限り、そのように感ず...続きを読む
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    おとこらしい姫は男として、おんならしい若は女として、それぞれ成長し結婚までするが、途中で入れ替わりもとの性別どおりに。

    C0093
  • 良寛 旅と人生 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    合唱で良寛相聞を歌うので、良寛という人がどういう人物か詳しく知りたくなり手に取った本。
    短歌、詩の説明がほとんど人物説明はあっさり。
  • うつほ物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ボリューミーで、巻同士の前後関係に問題があるとかで、あまり一般に読まれない古典作品と聞いている。
    実際、私も学生時代、文学史の試験のために、作品名くらいは見たなあ、くらいの関わりしか持ってこなかった。
    一度、現代語訳で読んでみようと思ったのが昨年。
    でも、源氏のような読書環境は、このマイナーな作品に...続きを読む
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    1000年前に書かれたこのお話は、今でも充分楽しめるし、今だからこそ考えさせられるジェンダーの問題。
    生まれ持った性質より生まれた性別で役割や振る舞いが制限される時代。男女の役割を入れ替えたきょうだいの運命やいかに?

    面白いのは、男性の魅力として、優美さやたおやかさが描かれていて、平安時代の平和さ...続きを読む
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    日本が作られる話から、いろんな物語のもとになってるお話が詰まってます。日本昔話とかで聞いたことがあるというものから知らない話まで訳文だけで読んじゃいましたが、なかなか面白かったです。
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    好きなものや嫌いなもの綺麗なものなど羅列している文や、日常で起きた日記だったり、この時代のひとが考える定義などがわかり、今と考え方はそんなに変わらないと読んで知りました。
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    聞いたことがある話から、ちょっと治安の悪い話まで幅広いです。今読んでも、笑うポイントは同じなので、十分楽しめます。
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    下鴨神社の御曹司は跡目相続のごたごたや中央政権の公家から武家への交代,大きな災害を経験して人生に無常を感じて庵を立てて隠棲しているが,結構世事に詳しく達観できてはいないのか。

    行く河の流れは絶えずして,しかも,元の水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは,かつ消え,かつ結びて,久しくとどまりたる例なし。...続きを読む
  • 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    14代にわたる王朝を軸に、藤原氏の繁栄と権力の話をまとめた話。
    主に藤原道長の繁栄の話。
    大寺院の法会で、190歳と180歳の老人が若侍たちに昔話をする方式で語られている。
    筆者は恐らく乳母レベルの女房ではないかと言われている。
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色〜から始まる有名な軍記物語。今思うとリズムを刻んで美しく聞こえるね。
    有名な那須の与一の1節がありました。この時は、戦場がスタジアムに変わったようでした。この中で義経は結構短気だったみたいですね。
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    祇園精舎の鐘の声?の現代語版です。古文じゃないので読みやすいです。【訳文】と【原文】を対比させて掲載。原文から説話を選び出し縮約させ最後まで掲載。これを読んで気になれば原文を読んでみることをお勧め。
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    なんとなく購入。千年も昔の人が「小さい子がハイハイをして小さなゴミをみつけてこちらに見せたりするのってかわいい」など言っていて、私と同じ感覚を持っていることが妙にうれしかったなと。この本を手放すことにしましたが、それは共感できないところも多いから。1000年前だからね。なんというか、「枕草子」という...続きを読む
  • 南総里見八犬伝 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    一部原文もあるが、大部分が要点をまとめたもの。
    とっても長い話なので一冊にまとめてくれるのはありがたい。
    どんな雰囲気の話なのかを知りたい方に。
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    通釈と原文を合わせ読めるのが良い。「つれづれなるままに」は「今日はこれといった用事もない」となる。兼好が見てきた物事には全て意味がある。そんな考えを分かりやすく知る事が出来る。
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    イケメンで全て持っている光源氏の物語。登場する女性達がとても魅力的で
    相対的に男性が子供に見えました。