中井拓志のレビュー一覧

  • アリス Alice in the right hemisphere

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    世界を笑顔ひとつで簡単に壊滅させてしまう能力を持った少女「アリス」(なんてやつだ!!)を巡って大人達が大慌て。

    科学用語やらが出てくるので読後はちょっと頭良くなったような気がする作品。

    全然ホラーっぽくない。

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    2009年10月04日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    久しぶりに中井さんのを読み直しました。彼の文章は、好き嫌いが分かれると思います。が、僕は大好きです。

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    2009年10月04日
  • レフトハンド

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    製薬会社・テルジャパンの埼玉総合研究所の三号棟でウィルスの漏洩事故が発生した。漏れだしたのは感染者の左腕を捕獲し脱皮する、致死率100%のレフトハンドウィルスと呼ばれる未知のウィルスだった…。

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    2011年07月16日
  • レフトハンド

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    左腕が、本体の人間を離れて独立“歩行”するという、まかり間違えば C級スプラッタ映画のようになりがちな設定であるが、後半、何故左手だけなのかという説明が巧みであり、感心してしまうほどである。ただ、そういった科学的な根拠がしっかりしている分、ホラー要因が消されてしまっている感があるが、著者の力量でその分はカバーしているように感じる。

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    2009年10月04日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    角川ホラー文庫から出てるけどこりゃホラーじゃないよなあ(笑)。
    でも話は面白いです。アリスという少女が開く全く異なる次元の世界。
    目の前に広がる『世界』は同じなのに、それを『認識』する手法が違うと全く別のものになってしまうという不思議さ。
    ちなみに電車の中で読んでいたらあまりにも疲れていてすごい睡魔に襲われ、読む側から文章が零れ落ちていくのに、思わず「ああっこれがアリスの異次元!?」とか思ったり(笑)。

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    2009年10月04日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    とにかく 何がなんだかわからない。
    読んでいる最中も 読み終えた後も どことも知れぬ空間に裸で放り出されたような頼りなさ 心細さ のようなものに捕らえられ続けている。
    それがすべて たった一人の生きているのかどうかさえも定かではない少女によって引き起こされたことなのだ。

    文庫の要約の一部を__

    ――95年8月、東晃大学医学部の研究棟、通称「瞭命館」で60名を超す人間が
    ――同時に意識障害を起こす惨事が起こった。
    ――しかし、懸命の調査にもかかわらず、事故原因はつかめないままとなった。
    ――それから7年――。

    比室アリス。それがその少女の名である。
    脳の左半球が萎縮した少

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    2009年10月07日
  • レフトハンド

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    なんというジャンルなのだろう。ホラーコメディ?くだらない笑いもありつつ全体的にはホラーという、あまり読んだことのないお話でした。と言っても安っぽいわけでもないし、ちゃんと読めました。

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    2022年01月31日
  • ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件

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    レーベルに珍しくちゃんとしたホラー。(^^;
    論理的な部分の一部が相当にトンデモ系なのに耐えられれば、かなり愉しめるんじゃないかな。
    推理小説としては流石に薦めづらいけど。(^^;

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    2019年01月14日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    夏の角川ホラーまつりはじめるよ。ということで、ハズレっぽいタイトルと表紙のを取り上げてみたら…あれ、結構まともだ。

    東晃大病院で、医師看護師など68名が死亡または意識混濁し、そのまま回復しなかった事件の中心にいた少女アリス。事件の原因とされ、周囲を危険に陥れるため、房総半島に隔離されていたが、7年の年月を経て覚醒し、それを目にした職員が次々に倒れていく…。

    ありがちなパニックSFではあるだけど、それなりに背景の積み上げを頑張って、原因不明で逃げたりしないのは評価できる。例えば以前の事件で効かなかった、または復活した人の脳の問題や、新たな犠牲者のうちで聞く人、効かない人の理由付けなどがされて

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    2018年06月20日
  • レフトハンド

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    ネタバレ

    けっして読みやすい物語ではない。
    難解な部分もかなり多く、登場人物たちの心理描写も独特の表現がされておりわかりにくい。
    研究者とはかくも自分勝手な存在なのかと思ってしまうほど、影山や津川の思考や行動は極端だ。
    研究はすべてのことに優先される。
    例えそれが人類の生存を脅かすウィルスだったとしてもだ。
    研究用に一株のウィルスでもいいから残したいと思う研究者。
    すべてを隠蔽するために、人間社会の未来を守るために、根こそぎ消し去ろうとする会社や国。
    もしもウィルスがどこかに保管されてしまったら、いつ何時、再び漏洩し社会を恐怖のどん底に突き落とすことになりかねない。
    危険性を十分に承知したうえで、それで

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    2017年04月24日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    ネタバレ

    中井拓志氏の作品の中で最もパッとしないもの、というのが個人的な評価なのだが、他の方々の評価が総じて高めで少々驚いている。

    サヴァン、フラクタル、てんかん、脳科学 (ただしこれには少々疑問符) といったトピックを混ぜ、幾何学的な世界観 (暗喩でもなんでもなく、本当に幾何学的!) を描いたという点で、極めてユニークな一作。虹色の光景、世界観を失った人々の描写などは妙にリアリティーがあった。

    また「子供は化物」(少々表現が乱暴だが…) というのが一つのテーマだったのだと思うが、これは前作「クォータームーン」と共通して著者が表現したかったことなのかもしれないと感じた。

    しかし物語の展開の起伏が少

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    2014年06月20日
  • レフトハンド

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    まさか、と思ったが読んでる最中は夜の暗闇がちょっとだけ怖かった。始めに正体バレてるのに、どうやって最後までひっぱるんやろう?って思っていたが、意外と最後は良かった。

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    2014年05月02日
  • レフトハンド

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    ネタバレ

    ちょうど映画のRECを見た後だったこともあり、情景がよくわかりなかなか楽しめた。

    ただもうちょっと長く読みたかったなというのが正直な感想。最後からさらに後半分くらい読みたいくらい。
    続きとかあればいいのにな。

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    2014年03月23日
  • ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件

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    読みやすいがホラー的要素は薄い。
    霊感少女と零感警察、脳科学で都市伝説を説明しようの二作目。
    地味に続いて欲しいかな。

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    2013年05月26日
  • ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件

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    都市伝説に科学的っぽくせまろう、というコンセプトはおもしろい。ただ今回は理詰めでせまる要素が大きくて、ホラーとしては少し弱いかな。

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    2013年01月14日
  • ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件

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    まだ続く!という余韻が面白かっただけに残念。
    もしかしたらシリーズ化するのかなぁと淡い期待を抱いている。

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    2012年10月17日
  • 獣の夢

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    「~です?」の言い回しの多用に不快感があるものの、割と集中して読めた。終盤のマスコミ報道の描写が長い。

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    2012年09月08日
  • アリス Alice in the right hemisphere

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    ネタバレ

    世界を崩壊に導く「サヴァン能力」を持ったアリス、彼女がかかわっていると思われる60人死亡の事件、そして彼女を隔離している厳重な装備の建物と研究組織。
    色々緊迫感あふれる設定が、現代にうまくマッチしています。

    なんだか難しい話かと思いましたが、意外とスラスラ読めました。
    思ってたより、怖くはなかったです。
    スケールは大きいのですが、少し現実味に欠けたからでしょうか。

    事件の日数的には短いのですが、結構分厚い文庫ですし、描写や事例が事細かに書かれていて、想像するのがすごく容易でした。
    文章もやや固めですが硬すぎず、場面転換もいいころあいであって、電車で読むのに困りませんでした。

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    2012年05月16日
  • レフトハンド

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    研究所でバイオハザードが起きて、感染すると左手が脱皮するお話。
    まさに左手だけバイオハザード。

    メインの主人公と思ってた人が端役だったり、何か好転するわけでもないお話。
    これを読んだ後は、カンブリア宮殿を見る度にこの作品を思い出すことうけあい

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    2012年03月18日
  • ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件

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    ネタバレ

    思ったのと違った。霊能事件ものということで読んでみたが、情念や想いに焦点を与えるのでなく、現象自体に焦点を当てて科学的に検証する警察視点からの話なので、事件の読み解きが事務的でフランク。文章も苦手な感じでした。

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    2011年12月05日