山田五郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
印象派に影響を与えたターナーから、写実主義、印象派の中核をなす画家たち、新印象主義、ポスト印象派までの作家と作品をアシスタントに解説するカタチをとり、五郎さんの軽妙なトークで解説してくれています。
原田マハさんの小説ほどフィクションの余地は広くなく、学芸員の説明よりは自分の見解を入れ込める余白がある。一つの解釈としてこうだったんじゃないか?というかなり説得力のある説を使って作家自体やその作品を深掘りしていて、お話が印象に残る。
この本を読んで、美術館に行ったら、「おー、これかー。」と思えて、これまで以上に楽しめた。
美術史や、印象派の前後も含めた美術のことが知りたい方にはうってつけの一冊。 -
Posted by ブクログ
YouTube「山田五郎オトナの教養講座」の内容をコンパクトにまとめた第2弾本。QRコードがついていて、気になる項は該当の動画に飛んで、より楽しむことができる。すごい時代になったな。本と動画が楽しめるなんて。
この本は目次と年表が好き。私はアート初心者なので目次から楽しい。そして内容も面白い。先駆者?先輩?の絵を並べて提示してある事も多く、私にもそのモチーフがよく分かった。難しい美術用語が優しく説明してあるのも嬉しい。
ごちゃごちゃした絵だなと思っていた絵のその理由がこの本を読んで、「ああ。他視点で描かれているから、ごちゃごちゃ感があるのか」と納得。用語がわからなくて「ごちゃごちゃした絵」だったものが、「他視点で描かれた絵」になりました。自分の頭の中が整理させるのも嬉しい。 -
Posted by ブクログ
山田五郎さん。
なんでも知っていて、好きですが、西洋美術を勉強されていたかたとは知りませんで。
「世界の有名美術を1冊でめぐる旅」を読んで以来、美術の解説本にハマってまして。
五郎さんが解説してくれるこちらも面白かったです。
西洋美術って、天使とか飛んでて、キレイだなぁと漠然とした感想しかなかったのですが、ところがどっこいですよ!
集団肖像画、妙にオモロい!
フラゴナールのあざとロココ女子、オモロい!
ルノワールの名画が死斑とかハゲとか、オモロい!
ルソーが…ゴメンほんとうにオモシロすぎる!
時代の流行りや背景がわかると、見えてくるものが違って、断然美術鑑賞が楽しくなりました♪
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ヘンタイ美術館」というタイトルから、変態的な作品を集めて解説する本かと想像していたけれど違った。
●ルネサンス(ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ)
●バロック(ルーベンス、カラバッジョ、レンブラント)
●新古典主義・ロマン主義・写実主義
(アングル、ドラクロア、クールベ)
●印象派(マネ、モネ、ドガ)
上記カテゴリーでそれぞれ3人の代表アーティストを決めて、彼らについて作品を見ながら解説していき、誰が一番ヘンタイ的か決める。
という内容のものだった。
(ちなみに全12名の中で1番の変態はドガ。というまとめだった)
イベントとして開催したトーク会(山田五郎さんと小山淳子さん)をそのまま本にしているので、文章が二人の会話文になっている。
解説自体面白いし、美術史の順に沿って説明してくれているので、読めば大雑把ながら美術世界の流行を知ることができる。白黒だけれど作品もたくさん画像として載っていているので、「有名絵画へ興味あるけどどこから調べれば、何を見ればいいのか分からない」という人にはすごくおすすめだと思う。
だからこそ、ヘンタイ要素は必要だったんじゃないかな?という気がする。
美術に疎い人でも、わかりやすく、とっかかりやすいように入口を広げるためのアイデアだったんだろうけれど。
あとがきで山田五郎さんが「変態をテーマにするのは反対だった」と記載しているので、各所の思惑など色々あったんだろうなとは、思う。
それにしても山田五郎さんは本当に博学。
「知っている」ということよりも「覚えている」ことに感心してしまう。