山田五郎のレビュー一覧
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購入済み
楽しく学ぶ
YouTubeで見るのも良いが、書籍のほうが場所や時間を選ばないので、便利。
とてもわかりやすく、面白く書かれているので、美術初心者でも楽しく学べる。 -
Posted by ブクログ
2025年9月、何故か急に西洋美術に興味がでた。
本当に何故か分からないから不思議。
いつも通り暇つぶしにTiktok見てたら、国立西洋美術館で印象派の展示が始まるよ〜って流れてきた。
へぇーくらいにしか思わなかった。
そんな私は幼少からファイナルファンタジーが好きで、天野喜孝さんの絵に夢中になり真似して描いていた。
なんだかその頃の気持ちがふつふつと、、、
で、特に何も考えずにいろんな絵を見てみたいなってだけで国立西洋美術館へ!
地獄の門とか彫刻があって綺麗な入口〜いざ入館!
、、、わからん。なにも、、、分からん。。。
なんの知識もないから絵作者の意図も読めず、写実的な絵画は綺麗だな -
Posted by ブクログ
ネタバレ古典主義→ロマン主義→写実主義→印象主義
歴史・宗教→同時代の現実→見たまま→感じたまま
同じ風景でも、写実主義のクールベは崖のディテールを、ブーダンは筆跡を活かして空を描き、モネは海面に映った夕焼けの光を描いている。
【印象派前】
・ターナー…イギリスで30年前に印象派を先取りした色彩の画家。
・ミレー…農民画家ではなく歴史(宗教)画家になりたかった。落穂拾いはキリスト教のルツ記が元。
2月革命で労働者が力を持ち、農民の絵を描かざるを得ない状況があり、評価もされた。
・クールベ…超破天荒。サロンに歯向かって初の個展を開く。
・マネ…オランピアの作者。印象派ではないが、攻める画家。面倒見が -
Posted by ブクログ
やばいというより無茶苦茶面白いなあ。それぞれの画家の絵に対する分析も的確で唸ることが多いし、絵にまつわるいろいろ話も豊富。コラムでも、贋作者・贋作斡旋者(メーヘレン、オットー・ヴァッカー、フェルナン・ルグロ、滝川太郎)を取り上げ、ナポレオン、魔女、中世の動物絵画(ボドリー写本764)など、興味ぶかくて転げまわるぐらいだ。解説の文章は、ユーモアたっぷりで、まあ結構こちらを煽るような大げさなところもあるんだけどね。このへんは好みの分かれるところかな。
・ジョット「東方の三博士の礼拝」に1301年のハレー彗星大接近が描かれている。1066年の大接近も「バイユーのタペストリー」に描かれている。
・ウッ -
Posted by ブクログ
山田五郎がyoutubeにアップした最近のものをまとめたもの。面白い観点からのものやちょっとマイナーな画家などを結構取り上げているのがなかなか興味深い。
・神や聖人にリアルな肉体を授けたルネサンス
・ボスの16世紀の偽医師の脳手術の絵
・さまざまなバベルの塔の絵
・やりすぎて逆に不自然なところがいいのがマニエリスム
・レンブラントの人生の明暗を映し出す自画像
・有名なザビエルの絵は日本人の作で、ザビエルをレイノーゾ、プッサン、ヴァン・ダイク、」ゴヤ、グエルチーノ、ルーベンスなどたくさんの画家が描いている。
・ダヴィッドのレカミエ夫人の薄着は古代ギリシャ風。寒かったろう。
・降霊させてその人物を -
Posted by ブクログ
ヘンタイと銘打って、ルネサンス(ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ)、バロック(カラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラント)、印象派前夜(アングル、ドラクロア、クールベ)、印象派(マネ、モネ、ドガ)を取り上げて、非常にくだけた口調で縦横無尽に論じている。天才的な芸術家たちなんだから、いろいろこだわるところがあるだろうし、聖人君主じゃあるまいし、変なところはあるさ。まあ、それぞれあるわけだよね。本当の変態はドガだけだな。ヘンタイと言いながらも、きちっとそれぞれの画家の歴史的な位置づけや優れたところを的確に論じているところが優れものの本。まとめるには内容がありすぎて無理。読んでいて無茶苦茶面白
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Posted by ブクログ
題名に偽りなし。本当にめちゃくちゃ印象派のポイントが明確にわかるし、それぞれの画家の業績や人柄までも分かってしまう。語り口もユーモアを交え、適当に素人のアシスタントの合いの手も絶妙。裏事情的なこともいっぱいあって、これまた面白い。というかあきれることも多い。
印象派の礎となった、ターナー、ミレー、クールベ、ブーダン、ヨハン・ヨンキントンなどのことが詳しく述べられていて、なるほどと思うことがたくさんあった。オランダ人のヨンキントンがフランスに空を大きく描く風景画と外の光で描くことを初めて持ち込んだとは初めて知った。オランダは山がなく、空が大きく見える土地だからね。
金持で、印象派の画家たちと親し -
Posted by ブクログ
星の如くあるYouTubeチャンネルの中でも楽しく芸術が学べるという稀有な山田五郎先生の教養講座の書籍版。年表、人間関係から始まり本編が述べられる。文章で読んでもやっぱり楽しい。
読んでいて認識が変わった人は多いが特に3人。レオナルド・ダヴィンチは大チャンスの初仕事でも初の技術を試すアーティスト気質。セザンヌは絵が下手。だからこそ現代絵画に繋がったという事。そして3人目がルソー。ピカソも憧れる(ルソーの絵も買った)天才でなく天然。上手く言語化できないけどルソーの生き様と絵を見ていると元気がもらえる。あとジャングルの絵(複数ある)は本人の適性が活かされた事もあるがやはり傑作だと思うを